
ガソリン給油1/2回の割合でタイヤの空気をチェックしているコヒデでございます。
いつも使ってるスタンドが空気入れマシーンを新たにしまして、設定圧になるよう自動で加減圧するタイプになりました。
新しい機械なんで当然正確なものだろうと思っておりましたが、どうもいつもと感じが違う。
出先で給油した際にフルサービスのお店を利用しましたので、タイヤのエア圧チェック&調整を頼むと、コヒデが指定した圧より全般に高かったとの事です。
その翌日、Dラーで点検を受けたのですが、またまたエア高過ぎですよ!と言われてしまいました。
何処のゲージが正しいのか全く分からないので、自分のゲージでチェックしないとダメだなぁ~と。
これまで千円程度で買ったエーモンのゲージを使っていたのですが、グローブボックスに入れていたはずが見つかりません。(サーキットでも隊長のをお借りして調整するしかなかったし)
新調する機会かな。
ということで調べることにします。
まず、計器ですから気になるのは精度について。
JIS(≒ISO)では圧力計の精度について調べると、圧力計は精度毎にクラス分けされているようです。
0.6級、1.0級、1.6級、2.5級、4.0級とあって数字が小さい程誤差が少ないメーターになります。
中途半端な数字のようにも見えますがkg/cm2からkpaへSI単位となった事で数字がズレたのでしょう。
(0.5、 0.75、 1.0 と書いてあるのは旧規格らしい)
この数字の意味はゲージ表示値に対する誤差範囲を百分率%で表してるそうです。
前に使っていたエーモンのゲージを当てはめてみると
メモリ最大値350kpa、誤差範囲±10kpa
10/350=0.0286= 2.9% CL4.0になるようです。
では、もう少し高価な自動車用ゲージではどの程度の精度になるんでしょう?
エアゲージで検索するとブリジストンブランド(旭産業製)
RCG-20(-10)に人気があるようです。
この旭産業は自動車用エアゲージの国内トップブランドらしいです。
ブリジストンモーターサイクル(株)で販売しているようですが、HPが見当たらないので販売店の情報を読んでいたら
■測定誤差/±0.06%以内
と書いてありました。
凄過ぎでない?
旭産業のHPにてASAHIブランドの物と比較してみます。
精度表示されている
高精度タイプをみると500kpaゲージで
測定精度(kPa) 50~450kPaの範囲:±3 上記以外:±4.5
3/450=0.0067 4.5/500 = 0.009
1,500kpa ゲージで
測定精度(kPa) 150~1350kPaの範囲:±9 上記以外:±13.5
9/1350= 0.0067 13.5/1500= 0.009
規格的にはCL1.0、実用上CL0.6ってところでしょう。
これの価格は89,690円~119,600円、先のブリジストンブランドが13,000円。
精度誤差0.06%という数字はマスターゲージクラスより10倍高精度となりますが、価格帯が違いすぎて信じられません。恐らく誤植でしょう。(
Amazonでは±0.06kg/の表示)
メーカーで公式に書いていないので推測するしかないのですが、よく見かけるのが最小メモリ10kpaの文字。
恐らく誤差もこの程度なのかも?
10/400= 0.025
CL 1.6 だとしても
400×0.016=6.4kpa
高精度と謳っていても10kpa近くの誤差はありえるようですね。
結局、精度に関してはエーモンのでもそうそう大差は無いのかもしれません。
だいたいみなさんメーカー指定圧±で自分の拘り圧をもっていらっしゃるでしょうから、いつも同じゲージ(壊れていない)で管理してればイイということですね。
そう考えると、あとは使い勝手の問題ですか。
減圧弁付きは調整が容易で便利ですよね。
もう一歩欲張るとサーキット等エアタンクが使える処で重宝な減圧・加圧弁付き。
SIGNETあたりのも実売価格からすると魅力的に見えてきます。
急ぐものでもないので、もうちょっと吟味してみようかと思います。
※後日の追記
安いゲージでなんとかしようというつもりで書いた記事ですが、結果的にはアサヒのゲージボタル・ストレートチャックを買いました。
ネットで1万近くしますが、ゲージが大きく見やすいうえに、エア抜きも細かく~大胆に調整可能なので使いやすいです。目盛りの無いゲージを読める技量があれば2kpa程度の微調整も可能です(もちろん、それほどの細かい調整をしても違いは体感できませんが)。
「俺のゲージが一番正しい数字を示している」
という信頼感は抜群です。
デメリットとしては大きいのでかさばるところが、、、
Posted at 2012/09/02 12:56:51 | |
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