
ローターの思ひで・・・
友人の家業はプラスチック部品の射出成型でした。
主に自動車のプラスチック部品の製造をしていたのですが、自動車製造業の状況は年々厳しくなるばかり。
ある時彼は、他業種部品の製造を模索する事にしました。
早速、彼はあるブツの製造を請負っている工場に見学に行ったそうです。
彼が見学先に選んだのはピンクローターの製造工場。
結局、彼はそのブツの製造には手を出さなかったのですが、僕はその話を聞いて日々生産される数千個のローターの事、それが消費されるファンタジーを想像して胸と股間を熱くしたものです(´Д` )
あれ?何の想ひで話しでしたっけ(゚o゚;;
思ひで話しはこの辺にして、本題のブレーキチューニング。
春先に挫折していたブレーキマスターバックの交換をしてみました。
まぁー、スペースが狭くてめんどくさい作業でしたが何とか交換できましたよ。
遮熱材が貼ってある方が元々付いていた倍力装置、もう1つがGRBから外したもの。外見上の違いはありません。
交換にあたり、マスターシリンダーから周りのパイプ迄、みんなバラしてしまったので、内部に噛んだエア抜き作業は実に5時間も掛かってしまいました。
しかしコツがつかめたので次回はもっと要領よく作業できるでしょう。(こんな作業、もうやる事無いか?)
一応ここで、コヒデが何をやってるのかよく分からんと云う方の為に説明しておきます。
コヒデ号のブレーキはフロントにエンドレスのチビ6キャリパー+φ336mmの2ピースピンクローター。
リヤはGR純正ブレンボキャリパーにGR用FCRスリットローター。
パッドは前後MX72。
仕様的にはGR/GVブレンボ+α程度になっています。
ノーマルGHに比べて、軽く踏むだけでかなり効きます。
が、街乗りではかなり効く印象が得られるものの、頑張って走ってる時にはいとも簡単にABS領域に突入してしまい、コントロール性と云う処で???な感じになってしまいました。
元フォーミュラーな運転手さんに相談した処、マスターシリンダー(ブレーキ汁リザーブタンクの下に付いてるピストン)の径が小さくてブレーキストロークが多く軽くなってるんじゃない?(キャリパー側のピストン数が増えた事に依って、押す側のピストンの容量が相対的に小さくなってしまった)
と云う事で、元々ブレンボが着いているGRB用マスターシリンダーを入手してみました。
コヒデ号はメーカーオプションだったVDC装着車なので、ブレーキ配管レイアウトがGRBと一緒なのでそのまま移植出来るだろうと。
入手してみて判明したのですが、実は配管が同じなだけで無くマスターシリンダーも同じ物でした。
色々調べてみるとGRF/GVFの非ブレンボ車がコヒデ号と同じ仕様のようで、マスターバック(
ブレーキ倍力装置)がブレンボ装着車より強い物が着いています。
どうやらブレーキのサーボがキャリパー&ローター側の性能に対して強すぎる為に、気合入れて踏み込むと効きすぎてしまうようです。
で、前回購入して無駄になってしまったマスターシリンダーにおまけで着いてきたGRB用マスターバックがここに来て役にたつ事になりました。
さて、装着後に走り出しての第一印象。
( ;´Д`)
き、効かない!
軽いタッチで効くブレーキに半年乗って慣れてしまったので、驚きのスペックダウン感!
踏めばちゃんと効くんですけどね( ;´Д`)
早速夜の某所へ出かけて、ハードブレーキングのテストをしてきました。
しばらく感覚的に違和感はありましたが、軽い脚力で容易に踏み込んでしまわない為、ABS領域迄のコントロール性はかなり良くなりました。
何処か弄ると別の箇所に問題が出てきたりして、ブレーキって本当にバランスの上に仕上がってるんだなぁ〜と再認識させられました。
Posted at 2012/08/26 15:23:16 | |
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