
結局ゼロトヨタを貫徹した'23年のニューモデル速報。発売された本たちに”過去作のすべて参照”がちりばめられているのはマイナー範囲をギリギリ超えた程度のFMC車ばかりゆえ仕方なしか。完全マイナーであるデリカミニのメカ解説が書くこと無さすぎて走行インプレのような写真集になっていたのにはその正直さに変な笑いが出そうになった。XスペースのMCでしかないのだから至極当然。個人的に他のメディアや記事の賑やかしぶりには違和感しかないので。
そんな寒々しい年が終わろうとしているところに発売された新型スイフトのすべて。新エンジンやMTmhvなどトヨタ以外の今年発売車の中では比較的見所が多そうで期待していたが、なんとCX-60、RZ34に続くボッタクリのレクサス価格880円。車種自体がZやレクサスのような高額スペシャリティではないしCX-60本のCX-5比較記事のようなエクストラに見合う内容も無し。大体60だって本の内容以前に実車が5より高価で大型でFRと相対的にスペシャリティ。一応他車本であまり見ない旧型との実車比較があるものの、福野礼一郎氏の実測比較のような惹かれる内容には程遠く上乗せに全く見合わず。実車の商品性に見合わない、完全に紙と綴じ方だけのクソボッタ。なめとんのか。
ニューモデル速報のボッタ乱発はCX-60とZで危惧していたが、そのラインは車両価格300万前後/Dセグ級以上の車種を想像していたのでいきなり200万を割るBセグの素イフトをスポーツも無しに跳ね上げてきたのは正直予想外だった。中綴じ基本価格も年の初めのZR-Vで跳ね上げたばかりだし。しかしまあこれで現在のニューモデル速報の姿勢は明確になったと言えるだろう。本が売れそうな車種は実車の価格や位置付け、さらに紙面の充実すら問わずボッタクリ。目線は常にフォグランプ。客の足元見ています。
そういえば足元見るどころか足をすくって誤購入させる気満々な表紙デザインのアルヴェル購入ガイドという、商品広告だらけの詐欺みたいな本も出してたな…。

Posted at 2023/12/15 14:41:21 | |
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