樹脂部品を補修する話題が続きますが、今回の対象は食洗器です。
車の部品、主にアンダーカバーのねじ穴周辺の欠損を
補修する時によくやる方法を応用して直しました。
壊れた食洗器 クリナップ ZWPP45M08BDSです。
Panasonic製だとE62EW1?。
電源は入るのですが、スタートボタンを押してもピッというだけで動きません。
蓋を開けた状態でも同じ症状なので、蓋の開閉を感知する部分が壊れたと
考えて表面のパネルを外してみました。
予想通り、スイッチ周辺に問題がありました。
真ん中の小さい黒い樹脂部品が落ちていました。
ただし、思っていたよりは複雑で、レバーの動きに応じて
樹脂部品が2つのスイッチをON/OFFする構造でした。
先ずは折れた部品をガムテープの上に貼り付けて仮組みします。
次に半田ごてを使って樹脂を溶かして付けます。
ただし、組上げた後の全体の構造をよく見ると
横方向からも力がかかりそうなので、
導線を一緒に練りこんで補強します。
表面を均して、元通り組み込んで完成です。
今回は小さい部品なので、導線を使いましたが、車のアンダーカバーのような
大きな部品は、網状のシールド線のほうがやり易いです。グラスマットの方が
耐久性はありそうですが、熱が通りにくく練りこむのが難しいので、
作業性を優先して導線を使うことが多いです。
この食洗器は、過去に排水ホースからの水漏れで
動かなくなったこともあります。
構造上、開け閉めする時に排水ホースも動くため
長年の変形の繰り返しと劣化から亀裂が入り、
そこから水が漏れてエラーになるようです。
この時はユニットごと引き出して、
亀裂部分を切り離して負担がかからないように
取り回し方を変更してから付け直して修理してます。
車いじりの知識は色々役立つので便利ですね。
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Posted at
2023/05/14 12:23:39