五輪報道一色に苦言「うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない」 というニュース記事を読みました。
ご発言なさったのは高齢な女性社会学者さんですが、なぜ今回このようなご発言をなさったのか、いままでのオリンピックについていつも今回と同じようなご発言をし続けていらしたのでしょうか。
スポーツの祭典だけでなく何かの事件や大きな出来事があれば報道はそれ一色になるのは普通のことで、各種媒体でさまざまな報道がなされているのですから、その中からご自分の得たい報道を探せばいいだけではないかと思ってしまいます。
「うんざりする。アスリートに国家など背負ってほしくない」というご発言は私が思うにご自身で競技的なスポーツをなさったことが無い高齢者の方の偏見ではないかと思います。
今回のオリンピックに派遣されているアスリートたちは参加標準記録をクリアして日本代表を勝ち取って来た方々で、オリンピックに出場して良い成績をあげたいと日々努力してきた方々だと思っています。
自分の目標に向かって努力してきた結果オリンピックという舞台に立てたわけで、国家を背負って競技するためにオリンピック出場していると考えているアスリートはいるのでしょうか。
強化選手に選ばれて国の補助金を得てトレーニングや競技に参加できているのでしょうが、日本代表という自負を持ってプレッシャーも感じながら競技に参加していて、戦時中のようなお国のためとか国家を背負っているなどと思って競技をしてはいないのではないかと思います。
八村塁選手がチームから離脱したのはこれからもプロバスケットボーラーとして活動するために無理はしない、早田ひな選手が「自分はどうなってもいいと思っているので、一致団結して金メダルを目指す」と言っているのも自分達女子卓球チームの悲願を叶えたいと思っているからで国家を背負っているから出た発言ではないと思います。
一流のアスリートにはある意味エゴイスト的な面はあるかもしれませんが、自分の目標に向かって努力していく中でのエゴで、この批判なさっておられる方がおっしゃっているエゴイストとはまったく別の意味のエゴイストだと思います。
今回、このようなご発言をなさったということはパリオリンピックの日本選手団の報道で何か気に障ったことがあったのかもしれません。
私には高齢な(マスメディアでよく言われている)上級国民のエゴや偏見から出た言葉のように感じてしまいます。
Posted at 2024/08/06 14:53:07 | |
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