
ヒュンダイの最上級サルーン、堂々のデビュー
ヒュンダイは17日、新型『EQUUS』(エクウス)を韓国で発表した。『ジェネシス』の上に位置する最上級サルーンで、レクサス『LS』やメルセデスベンツ『Sクラス』をライバルに想定している。
2008年に発表されたジェネシスは、レクサス『GS』やメルセデスベンツ『Eクラス』の競合モデルとして開発。北米カーオブザイヤーを韓国車として初めて受賞するなど、高い評価を受けている。その勢いに乗ってヒュンダイは、最上級サルーン市場へ参入する。
エクウスといっても、これまでの存在感は極めて希薄だった。というのも、ドライバーズセダンではなく、公用車としての需要が中心だったからだ。初代は1998年に登場。三菱自動車と共同開発され、三菱版は『プラウディア』を名乗っていた。2003年にはマイナーチェンジを受けるが、デビューから10年以上、細々と生産を続けてきたのが現状だ。販売市場も韓国がメインで、少量が中国や中東に輸出されていたに過ぎない。
そこで、ヒュンダイは2代目エクウスを、グローバルな高級ドライバーズサルーンとして開発。エクウスのネーミングは韓国だけにとどめ、北米や欧州など主要市場向けには、『ジェネシスプレステージ』の車名で投入するという。
新型のボディサイズは全長5160×全幅1900×全高1495mm。レクサス『LS460L』(5150×1875×1475mm)を上回り、メルセデスベンツ『S550ロング』(5205×1870×1485mm)に迫る堂々の大きさだ。フロントグリルは大型のメッキ仕上げで押し出し感を強調。ヘッドランプやテールランプにはLEDが使用された。
エンジンはジェネシスと共通で、3.8リットルV6(290ps)と4.6リットルV8(368ps)。遅れて専用の5.0リットルV8(420ps)が追加される。シャシーはジェネシスと基本的に共通。第2世代のVSM(ビークルスタビリティマネジメント)、カメラを使用したレーンディパーチャーウォーニング、衝突前にシートベルトを引き込むプレセーフティなどの安全装備が導入される。
新型エクウスは、3月3日のジュネーブモーターショーでワールドデビュー。韓国では同日、販売がスタートする。韓国での価格は1億3000万ウォン(約815万円)からと、ライバルに対して競争力のある設定だ。17日に韓国で行われた発表会には、レクサスLSやメルセデスベンツSクラスが用意され、ジャーナリストに比較の機会が設けられた。
最上級サルーンセグメントは、メルセデスやBMWなど、欧州メーカーが圧倒的に強い分野。新型エクウス(ジェネシスプレステージ)がどう評価されるか、注目される。
世界的経済不況真っ只中のこの時期にタイミング悪く登場した今回のヒュンダイの
フラッグシップカーですが、別に韓国メーカーがうんぬんでは無く、お前も
90年前半に確立したベンツ・Sクラスの築いた黄金配置の呪縛から抜け出れなか
ったかと言いたくなるぐらいの見事なボンネット独立型逆台形デカグリル&台形デ
カライトの高級セダン定番のもはや公門様の印籠よろしくの必殺顔です。
レクサス・LS 旧セルシオ(初代から)、アキュラ・RL レジェンド(三代目
から顕著に)とお顔を拝見するとどうしても他国のフラッグシップカーは基本的に
ベンツ・Sクラスの引いたレールにうまく繋がると思うのですが、
やはりアジア人から観るドイツ車信奉、しいて言うならベンツ崇拝というのは絶対
的なのでしょうか? もちろん選りすぐりのエリート達が他車の動向やら
鑑みた上で世に送り出しているのですから、それならば同じドイツでベンツと同じ
く高級車作りに歴史あるBMWやアウディ更には他国のロールスロイスやジャガー
やキャデラックからのインスピレーションはと思うのですが、
後発のフラッグシップカー辺りの顔つきに関してはやはりどうしてもベンツSク
ラスが確立した顔ぽくなってしまいますね。
そう考えるとロールスロイス(パルテノン神殿グリル)やBMW(キドニーグリ
ル)やキャデラック(格子型グリル)はあまりにアイデンティティがあり過
ぎて他社がおいそれと意識できないところはあるのでしょうか?
それとも逆台形のデカグリル&デカ台形ライトはアジア人ならず世界中の人種の
消費者がしっくりとくる高級車に対し安心感のあるデザインなのでしょうか?
まあ結局現在に至るまでSクラスやLSが世界でいっぱい売れてるんですからずば
りそうなのでしょうね。
そう考えるとベンツで長きに渡り活躍したデザイナーブルーノ・サッコが創造した
今も市場が面影を引きずるW140の顔というのはまさに神がかった物だったと言
えるかも知れません。
(注)御本人は人生において失敗作だとおっしゃていますが(*_*;・・・
まあ顔では無くプロポーションが気に入らないとの事ですが。
以前からブログでも言うように工業製品はデザイン、性能共に持ちつ持たれつだと
思うので互いにインスピレーションを得て切磋琢磨し、良い製品がどんどん誕生す
ればいいと思うタチなので少々似るぐらいは別に気にはしないのですが(コピー製
品は反対)あまりにその本流が強固なものとなりその支流が市場に増えると(言わ
ば勝ち組デザイン)それはそれでおもしろくなくなるな~と思う今日この頃です。
そろそろ90年前半に確立された顔をどこかのメーカーが一新し、その顔が定着
するのが楽しみではありますが。
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自動車 | 日記
Posted at
2009/02/18 20:14:27