



日産・ティーダの世界販売(アジア、中近東、北米等)が好調なようで、メーカー自
身も世界で一番売れている日産車や3年6ヶ月で世界累計販売100万台突破など宣伝して
いました。
2004年9月30日の発売から実質、3年6ヶ月で100万台を突破したようです。
当初はアジア戦略車としての位置付けだったみたいですが、
2006年からメキシコで生産を開始し、市場規模の大きい北米市場にも投入し好調を博
すに至ったようです。
そこへきて今回クライスラーとのOEM契約により、ダッジブランドから
北米名:(日産・ヴァーサ・セダン)をダッジ・トラーゾとして販売するとの事で
す。
販売地域はブラジルとアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイの4カ国となるようで、
国柄の燃料事情を考慮しバイオエタノール燃料対応の1.8リッターエンジンを搭載し
トランスミッションはAT/MTを設定したみたいです。
写真を見る限りではバッジが違うのはもちろんですが、 フロントグリルが
ブラックアウトされていて、内装がグレー一色で簡素化されている以外はほぼ
一緒に見えます。
アメリカ主要自動車メーカーはこの十年で欧州、日本を含めた自動車企業を傘下
に収めたり、業務提携をし、苦手分野のコンパクト/サブコンパクト車の
OEM車を出してきましたが、ここ最近のサブプライム問題による景気後退、
原油高騰、環境問題重視などで大型車の販売が鈍化し、コンパクト/サブコンパクト車
が以前に比べ売り上げが伸びているようで、本来なら好転のチャンスと旨みの出てきた
ニーズにクライスラー・ネオンの時みたいに自ら開発に乗り出してもいいのではと思
ってしまうんですが、
今の企業基礎体力を考えると今後も他社製品のバッジ替えで乗り切るんでしょう
ね。
やはりいくら原油高とはいえ、ガソリン価格は日本よりも安く、人、公共インフラの
大きさ、日本人よりも強い合理的主義により大型ピックアップ、大型ミニバン、大型
セダンからの完全以降はあり得ないと思うので、あえて開発車種を絞るのはこれはこ
れで妥当な判断なのでしょうね。
そう考えると、日本の大手自動車会社は各国地域のニーズに対応すべき
小型車から大型ピックアップ、ハイブリッド車まで揃えてきている事に改めて関心し
ます。
これには攻守から言えば攻めにあたる日本企業特有のファイティングスピリッツが
成せたのでしょうが、いろんな国の車が好きな自分にとってアメリカ発の革新的な車
を見てみたいと思うのは自分だけではないと思うのですがどうでしょうか?
Posted at 2008/11/03 13:06:53 | |
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自動車 | 日記