プジョー・シトロエン・ジャポンは、同社の主力モデル『C4』をマイナーチェンジし、全国のシトロエン正規ディーラを通じて販売を開始した。
今回のマイナーチェンジは、現行の5モデルから『C4 1.6』、『C4 1.6T Exclusive』、『C4 1.6 VTR』の3モデルにラインアップが変更された。
トップモデルの『C4 1.6T Exclusive』は、1.6リッターダイレクトインジェクション・ツインスクロールターボ付きDOHC16Vエンジンと4速オートマチックトランスミッションを採用。自然吸気の2.0リッターエンジンを超えるパワーとトルクを始め、優れた燃費性や小型軽量化を実現した。
『C4 1.6』と『C4 1.6 VTR』は、自然吸気1.6リッターDOHC16Vエンジンと4速オートマチックトランスミッションを搭載。最新技術を駆使し軽量化と低燃費性を両立させ、スポーティで運転しやすいトルク特性を目指している。
インテリアは、マルチファンクションディスプレイ周りのデコレーションパネル素材を変更し『C4 1.6』にチタンシルバー、『C4 1.6T Exclusive』にウッディブラウン、『C4 1.6 VTR』にメッシュグレーを採用した。
また、タコメーターの位置をダッシュボード中央部に設置された透過式デジタルディスプレイ内に移動したほか、ハンドルから手を離さずにクルーズコントロールやオーディオなどの操作ができるセンターフィックスステアリングを装備している。
エクステリアでは、フロントマスクを中心としたデザインを変更したことで全長がそれぞれ拡大し、『C4 1.6』と『C4 1.6T Exclusive』は4295mm、『C4 1.6 VTR』では4305mmとしたほか、ボディカラーには新色ブラスクなどを含む計7色が設定された。
■価格
C4 1.6:269万円
C4 1.6T Exclusive:324万円
C4 1.6 VTR:275万円
登場して早いもので実に四年目に入り、今回のマイチェン情報は楽しみにしていた
のですが、中身の変更具合からいって実質的なビッグマイナーといってよいのでは
ないでしょうか。
フォルクスワーゲンを筆頭に欧州市場で流行っている直噴小排気量+過給器+多段
式デュアルクラッチミッション(ただし今回のC4は今だ4速AT)による低燃費
とCO2低排出、高出力と高トルクの両天秤を狙ったパワートレインにシフトして
きました。
今回の1.6ツインスクロール直噴ターボチャージャーエンジンはBM
W主導でPSAとの共同開発でBMWミニやもちろんプジョーにも採用されていま
す。
いわゆるダウンサイジングというやつです。
このタイプのパワートレインは高コストがデメリットですが本来欧州メーカーが得
意なクリーンディーゼルが普及していない点と価格では太刀打ちできないライバル
車がひしめく日本市場においてはアドバンテージを活かす点においてもこの組み合
わせがベストな路線だと個人的には思います。今回中身は大変進化したのですが表
層デザインに関しては今のシトロエンのトレンドをフィードバックしたのでしょう
が、若干コンサバティブになったというかお顔が眠たげな表情になったかなという
のが個人的感想です。
それだけ前期型のフロントマスクのインパクトが強かったの
だと思います。
ただ今回の変更でナンバープレート位置がグリルのすぐ下に変更に
なり、従来までのバンパー下部のふちぎりぎり位置でしかも日本規格のナンバープ
レートだと場合によっては擦ってしまう心配があったのでそれが解消されたのは朗
報だと思います。
そういえば同じようなナンバー位置のプジョー・206はナンバー下部が内側に曲
がった個体をよく見かけます。
自分的にはデザインや視認性からいってもヨーロッパ式(横長)のナンバープレー
トのほうが好みなのですが・・・
ちなみに蛇足ですが昔自動車雑誌でナンバープレートがユーロ規格のサイズに変更
する検討を始めたような記事を読んだ覚えがあるのですがそれ以後ぱったりです。
話は逸脱しましたが個人的にC4は5drも素敵ですがクーペの方が好みです。
後はここに同じくフランスのCセグであるルノー・メガーヌⅢが日本に投入されれ
ばプジョー・308と三つ巴の戦いになりますね。
Posted at 2009/03/01 02:43:43 | |
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