何かと話題性の高いトヨタiQの陰に隠れてしまてった感がある登場でしたが、
ここ最近リリースされた車の中で、特にお気に入りの一台です。
なんといってもスズキは共同開発が上手ですよね。
SX4のフィアットの時もですが今回のオペルとの共同開発も
スズキ主導で自社のプラットフォームやエンジンを使いつつ、
欧州大手メーカーとの交流により内外装デザインやシートの出来、走りにおいての
煮詰め等の向上が多々見られたんじゃないでしょうか。
前回はオペルにとっては、ワゴンR+の間に合わせ的なOEMでしたが、
安価で多用途性が高く結構なニーズがあったようで、今回スイフトベースの専用車
開発に至ったようです。
何よりもデザインがいいですね。
塊感が強く、まとまりのあるフロントセクションから始まって、
リアに向かってなだらかに収束していくという、ここまでは三菱・コルトを
代表するようなワンモーションデザインなのですが、リアテール上部が
反るように跳ねている点が、非常に開放感があって素敵だと思います。
実はこの実車をモーターショーに参考展示している時、時間をかけじっくり
眺めていたのですが、公表値のスリーサイズ以上にダイナミックに見えました。
その時にメーカー関係者の方に日本市場の投入について伺ったのですが、
正直どうなるかわからないですねーと仰られていたのが印象的でした。
そう考えると月販500台の逆輸入とはいえ、スズキはよくぞ販売決定したなと
関心致します。
あと安全に関して、欧州基準のままで売られる事もいい事ですね。
サイド&カーテンエアバッグ、全席3点式ベルト、後席中央ヘッドレスト、
エンジンイモビライザー、カーアラームとあって然るべき装備がきちんと
付いてくるのは高評価です。
ただこれはスズキを含め日本の全乗用車メーカーに言える事ですが、
ダブルスタンダードはいいかげんにもう辞めましょうよ!
世界に名だたる素晴らしいメーカー揃いの日本車が本国では法の未整備と
ユーザーの無知を突き、一部安全装備が省かれ売られている現状は決してメーカー
にとっても誇れる事ではないと思います。
自分の愛車も欧州ではサイド&カーテンエアバッグ、全席3点式ベルト、後席中央
ヘッドレスト等が装備され販売されている事に空しさを感じます。
安全装備に関してはメーカー主導の抱き合わせ販売でいいと思うのは
自分だけではないと思うのですが皆様はどうでしょうか?
車両本体価格の上昇は免れませんが、その結果、我々ユーザー側には損よりも
いざという時の安全と安心と言う多大なる恩恵を受けれると思うのですが。
自分としては国産車が大好きなので改善されることを切に願います。
スプラッシュの話に戻りますが、内装写真を見る限り、リアシートベルトバックル
が自立式では無さそうなのでその改善と、物凄く贅沢な話で申し訳ないですが、
欧州仕様の5速MTがあれば即買いです。
ちなみに自分のお気に入りのボディカラーは写真のスプラッシュ・グリーンです。
現行デミオの設定色のような明るく綺麗なグリーンです。
あと下の写真ですが、欧州ではスプラッシュ GTなるグレードが追加
されたようです。
今回のスプラッシュ、スイフトの時のようにじわじわとコンスタントに売れて欲し
いです。




Posted at 2008/10/24 23:54:11 | |
自動車 | 日記