





地道にいい車をリリースするマツダの話です。
以前公開された新型アクセラとは別のフォトショットと詳細データが公開されました。
これでもかと言うぐらいに大きく口を開けたフロントノーズは凶暴なホオジロザメの
ような顔をしています。
シャークノーズと言えばいいでしょうか。
今回のアクセラはグリルレスを採用しましたが、過去グリルレス車は表情に乏しく
失敗するうんぬんのジンクスがあったような気がしますが、もはやそれも過去の話に
なった感じがします。
と言うのも非常にアグレッシブで尚且つフレッシュな雰囲気を出す事に成功している
と思います。
今までマツダは五角形グリルを全車に推し進めてきましたが、自社、他社とも比較し
て今後のデザインの発展性や差別化においてだいぶ限界が来ていた感があるのであえ
てグリルレスに挑戦した事は評価に値する事だと思います。
バンパー内にはちゃんと五角形グリルは受け継がれていますが。
プジョー207,308やルノー・トゥインゴⅡ、メガーヌⅢのフランス勢もグリルレスに
チャレンジしているのですが、アクセラの場合はボンネットの膨らみを抑えつつ
RX-8から始まったフロントフェンダーの張り出しを外側に大きくとる事により
塊感がうまく分散されノーズの重さが緩和されているように思います。
これはサイドや斜め前から見るとその効果がよくわかります。
あと現行デミオもそうですがフロントサイドからドアハンドルを貫きテールランプに
かけてに一気に斜め上に切れ上がるように入ったキャラクターラインがとてもかっこ
いいと思います。
停まっていても今にも動き出しそうな躍動感を感じます。
ちなみにサイドウィンドの形状やリアウィンドから始まり、
ハイデッキ形状のトランクリッドからリアバンパーに架かるラインは先代のイメージ
をほぼ踏襲している辺りに先代アクセラで築いたマツダのデザインに対する自信の表
れと今流行のキープコンセプトが垣間見れます。
全体的には張りのある曲面と鋭いエッジの効いたラインで構成されたボディは、
親会社でもありプラットフォームを共有するヨーロッパ・フォードが採用している
フォード・キネティックデザインにも通ずるものがある様な気がして面白いです。
フォードで言えば最近のマツダ車が採用する純正アルミホイールのデザインを
見るたびに欧州フォードの車に採用されているみたいな形状に思えるのは
自分だけでしょうか?
個人的には最近のマツダ純正アルミホイールは非常にシャープで躍動感があり好きな
デザインなのですが。
内装に関しては外観とは打って変わってオーソドックスなデザインだと思います。
触りが柔らかそうなソフトパッドを前面に多用しつつ正常進化させた感じです。
あとデータを見て思ったのですが、エンジンがアテンザと同じ直4のL5-VE型2500ccに
なっているのに驚きます。
2500ccと言ったら一昔前はミドルクラスの車が積んでいたエンジンなので
当時で例えるならばファミリアがセンティアの2500ccエンジン(V6ですが)を積むよ
うなもので当然信じられないような話だったでしょうね。
それだけ車業界にとってシビアな現在は、一台の車に占める戦略性や用途性の役割が
増えたという証拠でしょうか。
ちなみにデータ上では1500ccエンジン車が省かれているのですが国内向けには
用意されるのか動向が気がかりです。
というのもアクセラは車格の割りに下のグレードは車両本体価格が安くBセグメントの
車を購入する際の比較対象に充分入ってくるぐらいにお買い得感が強いからです。
下が2000ccからになると車両本体価格の上昇は免れないので気になるところです。
自分的にはアクセラはハッチバックタイプの方が好みなのでそちらの新型を早くお目
にかかりたいものです。
Posted at 2008/11/20 10:51:30 | |
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自動車 | 日記