
続けて乗ったゲレンデ、最後の G500 を手放した後は相方の希望もあって維持費のかからない国産車から選ぶことになった。そして、当時発表まもないSJG型スバルフォレスターXTに乗り換えることになった。
このクルマ、1,590kgの車体を 最高出力 280PS 最大トルク 35.7kgm のエンジン(FA20型DIT)で引っ張るため、G500(車重 2,340kg 最高出力 295PS 最大トルク 46.5kgm)に負けず劣らず豪快に走ってくれる。しかも最低地上高は220mmもある。ランクル・プラドと同じだ。(ちなみにGクラスは235mm)悪路も行ける。
燃費はハイオクであまり褒められたものではなかったが、G500に比べれば倍以上の改善だった。
キャンプにドライブにと、長距離、高速道路を自在に走る遊びクルマとして8年間 70,000kmを優に超える距離を乗ってきたが、その間、車検等の法定点検を除けばほぼメンテナンスフリーと国産車の優秀さを享受した。現行フォレスターには無いハイパワーで愛着も湧くクルマだった。
だがそれでも、退職を機に再び趣味のクルマに目が向き始め、そしてまたこのお店のオーナーと雑談を重ねるうちにとうとう車種の選択まで行ってしまったのである。
輸入車となればやっぱりトラブルがもっとも少ないと言われているドイツ車。当初は、最後のベンツと言われたW124のステーションワゴンを狙っていたのである。ミディアムクラス、300TEもしくはE320あたり。
ところがである、このところオールドメルセデスに人気が集まってきているらしくこれもそのうちのひとつだった。程度の良さそうなW124のオークションでの落札価格はこれまた驚くほどに高くなっていた。
このクルマ、ネットで中古車価格を見ても確かに高い。さらにこのクルマの維持メンテの記事も色々調べてみたが、どうも購入価格と同額の維持費は見ておいた方がいいとの内容が多い。年金生活者にはちょっと無理かも、との思いが次第に強くなっていった。
あれこれ迷い始めていた時に親身になって相談に乗ってくれたのが前出のお店のオーナーだった。
こちらのクルマの使い方を踏まえ提案してくれたのは、やはりGクラスだったのだ。だが、コロナ禍も影響してかゲレンデの中古車価格もうなぎのぼり。ネットで調べてもちょっと高嶺の花か、加えてG500は維持費が掛かり過ぎる、でも300GEでは非力過ぎ。これは既に体験済みだ、全く悩ましい。
その悩んでいる姿を見ていたオーナーが勧めてくれたのは G320だった。既に販売を終了して15年経つ。ネオクラシック?エンジンは直列6気筒ではなく、SOHC V型6気筒。車重 2,290kg 最高出力 215PS 最大トルク 30.6kg 。フォレスターXTとは比ぶべくもないかなり低いパワー&トルクだが、3.2リッターである、300GEよりは走ってくれるようだ。
たまたまこのお店に整備で入っていたG320ショートのオーナーのご好意で助手席に乗せてもらえる機会を得た。一般道を少し走ってくれたが明らかに300GEとは違う力強い走りだった。高速道路、坂道は走ってないがこれならいいかも。それに税金も抑えられる。
それをこれからオークションで探してくれるという。人気の色、ショートボディを外せばまだ探し易いらしい。ブラック、ホワイトカラーのボディ、タマ数の少ないショートボディは高くなってしまうようだった。全てを任せ、G320ロングを探してもらうことと相成った。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2021/12/29 21:36:35