あまり上京することもなくなっていましたが、10月下旬に用事があって上京した折、翌日が「ジャパンモビリティショー」の一般公開初日ということもあって、東京ビッグサイトを覗いてみました。
オープン50分ほど前に到着しましたが、入場口前はすでに開場を待つ人で溢れかえっていました。
今回、久しぶりのモーターショーで、どんな内容なのかと興味津々。
10時開場と同時にまずは、メーカー各社の展示を見ようと東館1F奥まで行きます。
どのブースもEV花盛りといった様相、相当力を入れているのがわかります。
各メーカーともカーボンニュートラルの方向に舵を切っているのを肌で感じました。
また当然ですが、コンセプトモデルも並びます。
流麗なボディデザインのクルマが中央に据え置かれています。
若い頃は、その斬新なデザインに惚れ惚れしたものでしたが、年齢のせいかそうしたものにはあまり興味も持てず、どれも似たようなデザインに見えていました。
東館を回って気がついたのは、海外メーカーが少ないこと。
あのドイツからは、メルセデスとBMWのみ。
VWもポルシェもアウディも出店していません。ボルボもない、フランスからはルノーが小さく出ていただけ、何とも寂しい気がしました。
入場者はクルマはもちろんですが、やはりコンパニオンにカメラを向ける人が沢山います。相変わらずの光景ですが、若く美しい女性がそこかしこに居並ぶ訳だからレンズを向けたくなるのも宜なるかな・・・。
反して、自分はとなるとそれもあまり写す気にもなれず数枚撮っただけかな。
トヨタは、かなり力が入っていた感じでした。ステージ上ではショー形式の案内が展開され、華麗です。
ホンダは、実物大のジェット機の機体が置かれ圧巻のスケール。
中を見学できるというので行列が並ぶ。時間も掛かりそうだったのでそれはパスして、機体の外から写真を撮ってよしにしました。
代わりに、ジェットエンジンのことを聞こうと側にいた担当の方に聞くと、航空機専門の担当を呼んでくるからとその場を離れてどこかへ行ったようでした。
しばらくしても来ないので、その場を離れてブース内の他の車を見ていると、担当者を連れて探しに来てくれました。米国の会社に勤めているというスタッフともう一人。
まずは、単純にクルマのメーカーがなぜジェット機なのか?宗一郎時代からジェット機を手がける動きはあったのかと質問しました。
ジェット機ではなかったが、空は既に視野に入れていたと・・・。
また、翼の上にエンジンを載せるという発想はなぜ生まれたのか?と聞くと
これまでの常識ではあり得ないことですがエンジニア(確かフジノさんと言っていた)がピンポイントで上に載せると上手くいくとの発想を得たらしいのです。
他のメーカーはまずやらないということらしい。
さらに突っ込んで、三菱は失敗したがホンダが成功した原因は何か?と聞いたら、初めの段階から米国で研究を進めてきたことが成功に繋がったのではないかと・・・。
もっと多くの人を載せるジェット機の開発も進んでいるようで、素直に素晴らしいと感じました。
クルマの方は、昔の斬新なデザインや機能を持った車種を出してきたメーカーがどうも普通のメーカーになってしまったような感じがしていたので、これからのホンダに期待しています、とジェット機の説明のお礼に加えつつホンダのブースを後にしました。
メルセデスも覗きましたが、ここもEVメイン。GクラスもEQGとしてキラキラ光るようなコンセプトモデルが展示されていました。
全体的に一台一台じっくりと見たいというような気持ちも起こらず、流れに乗って歩いていましたが、キャンピングカーコーナーには思わず足が止まり見入ってしまいました。
家族連れや年齢の高い夫婦が説明を聞きながら覗き込んでいる姿があちこちにあって先ほどまでのメーカーブースの雰囲気とはちょっと違っていましたね。
これもキャンプブームの影響でしょうか・・・。
10時に入って昼飯も食べずにグルグルと周り、一周してみれば、時刻は早くも14時半を過ぎ。
流石に疲れました。ただ、浜松にいたのではなかなか触れることの出来ない時代の最先端の世界をちょっとだけ見ることができたような感じがして、それはそれで刺激を受け、ああ無理して入って良かったと思わずにはいられませんでした。
次に来るのはいつになるかは分かりませんが、クルマを運転できているうちはまた来たいと思いつつ会場を出ました。
Posted at 2023/11/01 13:17:01 | |
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