
Day5「レガシィでレガシー巡り」
当初の予定では帰るつもりだった。
が、折角来たのだから車でしか行けないところに行ってみよう、
ということでレンタカーを借りることにした。
駅前の店で「スバル・レガシィ(BP5)」を借りた。

冬道のドライブを楽しむにはうってつけだ。
さて、行き先はというと「江差町」にした。
鰊そばに惹かれたのと、途中の道がなかなか面白そうだったからだ。
出発して車を西に走らせると直ぐに海岸沿いに出た。
頗る快晴、道の脇にも雪は無く快適なドライブ。
気分は最高だったが物足りなくも無い!?
木古内駅で小休止

新幹線駅になるだけあって外観は綺麗になっていたが、中は昔のままだった。
更に走って道道5号に入る。
この道は2014年5月に廃線になった「JR江差線」に沿っている。
道路沿いに見える駅舎や線路を横目に走っているとワインディングに入った。
意外に道幅も広く、路面も綺麗だ。時折濡れている箇所はあるくらいでほぼドライ。
前にも後ろにも車は見えない。
スポーツATモードに切り替えちょいと楽しむことにした。
アップダウンが結構大きく、タイトコーナーもあれば高速コーナーもある、なかなか楽しい道だ。
正直言ってレガシィに乗ったのは初めてだったが、
低重心レイアウトならではの安定性、特にステアリングの素直さ(鼻先の入りが良い)を感じることができた。
タービンはややお疲れ気味のようだったが、
アクセルを踏み込めば良い音とともに十分な加速を見せてくれた。
本皮(風!?)シートは座り心地抜群、オーディオも(ラジオとはいえ)良い音だった。
ツーリングには最高の車だと思う。
が、純正ブレーキはタッチも効きもいまひとつに感じた。
4Podキャリパーに換える人が多い理由が解ったような気がする。
休憩がてら「神明駅」に立ち寄ることにした。

駅の周りには数件の家、商店が一軒。

廃線になる前はそれなりに人が乗り降りしていたのではないかと思う。
埋められた踏切と途切れたレールがなんとも言えない雰囲気。
峠を下り、上ノ国町を抜けると、あっというまに海が見え、直ぐに江差町に入った。
とりあえず「江差駅跡」へ。

「ありがとう江差駅」のモニュメントが泣ける(´;ω;`)
北前船交易で栄えた横山家へ。

シーズンオフということで鰊そばは食べれなかったが、
主人の解説は興味深く面白かった。
(因みに12月末に来る観光客は滅多に居ない、とのこと。お陰でゆっくり見れたけど・・・)
近くの資料館併設のレストランで鰊そばを食う。
鰊が上品な味付けで旨い。酒が欲しいところだがノンアルで我慢!
目的は果たしたので!?函館に戻ることにした。
国道227号を東へ。
「函館新北斗駅」を見学

12月末時点ではまだ「津島大野駅」というか、内装工事の真っ最中だった。
函館新道で函館市内へ。
看板を見て「トラピスチヌ修道院」に思いつきで立ち寄る。

小学校の修学旅行依頼である。
昔もたいして面白くも無い場所だという感想だったが、おっさんになった今でもそれは変わらなかった。
一巡りし敷地から出て写真を撮っていると、
爆音マフラーのミニバンが脇のゲートにやってきて、ホーンを鳴らして係員にゲートを明けさせ中に入っていった。神は寛大であらせられる。
返却時間までまだまだ時間があるので、湯の川温泉の喫茶店「コーヒールームきくち」へ。

ミックスソフトを頂く。
「例の場所の写真を撮りたいので駐車場に車止めてて良いですか?」とバイトのお姉さんに聞くと、
「どうぞどうぞご自由に!」とファンに優しいのだった。
まだ時間があるので銭湯のような温泉で時間を潰し、
ガソリンを詰めて時間丁度に車を返却。
・・・
「はまなす」出発まで約9時間
お目当ての居酒屋は臨時休業だったので「魚一新」へ。
大音量の演歌が流れる、カウンター内には威勢の良い板さん数人。
給仕のおばちゃんは愛想よく、遊び人風の謎のマスター。
皆テキパキと働くいい感じの店だった。
刺盛、ナマコ、ババガレイ、鱈汁
どれも旨かった。特にババガレイは脂が乗りに乗っていて、北海道の魚の旨さそのものだった。
2時間ばかり飲んで店を出る。
あと7時間。
散歩(酔い覚まし)がてら金森倉庫方面へ。北海道ビールの飲み収めでもしようかと思ったが、
流石に同じ店というのもなんなので「
はこだてビール」へ。
ビール三杯と生ハム。(写真はない。)
あと5時間。
ラッキィピエロ函館駅前店でチャイニーズチキンカレーを食う。
ビールは缶ビール。(これまた写真なし)
函館駅に戻る。
あと4時間。
構内を一回り見回した後はベンチでうっつらうっつらと・・・
はまなす入線のアナウンスで目覚める。
カレーが効いたのか、すっかり寝てしまった。

写真を撮った後、
はまなすに乗り込む。既に席は進行方向を向いていた。
リクライニングを倒し、目を瞑る。
発車のアナウンスが流れる。
やっぱり「ガコン!」という大きな衝撃と音とともに列車は走り出した。
さらば北海道!
Day6に続く
Posted at 2016/02/14 15:06:36 | |
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