最終日。
帰りの新幹線は15時、あまり余裕は無い。
今日の日程は「萩」「秋芳洞(台)」という山口の2大観光地だ。
此処数日の各地の混雑っぷりを見る限り、かなりの強行軍になることが予想される。
気合を入れて廻るぞ!
といいつつもしっかり朝飯を食い(飯は喰えるときに食う!)、
食後の珈琲をしっかり飲んで、0800、何時も通りゆるゆるな感じでホテル出発。
まだ渋滞も無く、小一時間程走ると、萩の町が見えてきた。
高台から市内を見渡せる。
高いビルや看板が見えず、昔何かで見た江戸、幕末時代の写真に似た雰囲気だ。

萩博物館に到着。
開館直後だがもうすでに駐車場は一杯だ。(大河ドラマ恐るべし・・・)

中に入り展示物を見る。
やはり幕末関連、それも長州ファイブ、高杉晋作、伊藤博文らがメイン。
それなりに知ってるつもり?!だったが改めて勉強になった。

博物館を出て城下町、武家屋敷へ向かう。
区割りもそのまま、屋敷も残っており当時の雰囲気が色濃い。

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高杉晋作や伊藤博文らがここら辺を歩いていたということを想像すると、
何とも不思議な気分である。
その後萩城址、吉田松陰記念館と廻り、
秋芳洞へ。
秋芳洞(のお土産屋街)に到着。
腹が減っていたので昼食を取ることにした。
観光地であるゆえ大きくハズレることは無いだろう、
という迂闊な考えで、時間も無いため駐車場から直ぐのお土産兼食堂に入る。

「かっぱそば」というのが名物らしい。
他にめぼしいものもないので注文する。
待つ間お土産を見て回る。
自然石や萩焼・・・どうやら表札も彫ってくれるらしい。
頼む人はいるんだろうか、とか思ってるうちにかっぱそばが運ばれてきた。

胡瓜のうえに山葵が乗っているという、申し訳程度のカッパ分である。
が、「空腹は最高の調味料」だ。お握り×2も綺麗に平らげる。
食った後、参道のようなお土産街を歩いて秋芳洞の入り口に向かう。
途中、レストランのショーウインドーに「ぜんじかっぱそば」というものがあった。
参考画像
・・・
見なかったことにして、秋芳洞へ入る。

中はひんやりとして肌寒いくらい、どころではなくTシャツ1枚だと凍える寒さだ。
いろいろ奇岩があったようだが、兎に角時間が押しているので早足で見て回る。

写真は撮ったが殆どボケていた。(写真を撮りに行くなら三脚を絶対持っていくべき。)
途中のエレベーターで「秋吉台」に上がる。
歩いてさらに登る。外はやはり暑い。汗が浮いてくる。

展望台からは広がるカルスト地形が見渡せる。
草原の至る所から白い岩が突き出ている様はある種の不気味な美しさ、
とでも言おうか、兎に角不思議な光景だ。
(もし飛行機から緊急脱出した時、着地点が此処だったら嫌だなあ・・・)
というアホな想像をしつつ、タクシーで駐車場に戻る。
運転手に聞いてみると、シルバーウィーク間の人出は普段の10倍だそうだ。
萩もそうだが、もっと空いているときにゆっくり見て廻りたいものである。
現在時1400
かなりいい時間になってきた。
新幹線の時間まで約90分、渋滞していないことを願いつつ新山口駅に向かう。
車内の会話は少ない。3人とも疲れ果ててしまった。
ラジオから聞いたことも無い歌が流れるのを黙って聞いている。
ステアリングを握っているのは自分だ。
2日間で約200Km程(殆ど全部だよ!)走ったが、
以前山形で試乗した際に出来なかった走りを試せた。
登坂車線での全開加速では、野郎3人でも十二分な加速力だし、
ワインディングでは+20でも安定して楽しめるスタビリティで、
ステアリングフィールも違和感無く、なかなか良い感じだった。
良くないのは、
前回も気になった、「ごく丁寧に発進しようとするともたつく」のと、
後部座席は突き上げが強く、長距離どころか短距離でもRubbishな乗り心地と感じたところだ。
(コンパクトカー全般に言えることだが。)
Aピラーの角度による視認性の悪さもRubbishである。
(最近の燃費・空力重視の車全般にいえることだが。)
渋滞にはまることも無く、ネズミ捕りにひっかることも無く、新山口駅到着。
レンタカー返却
燃費は約23km/Lだった。(・∀・)イイネ!
時間まで駅内でお土産を買い、食堂でビールを飲むことにした。
「地ビールで晩酌セット」という絶対不可避なPOPに釣られ店に入る。
注文後直ぐにビールとツマミが運ばれてくる。
自分はペールエール。

ビターホップの苦みと、酵母過程の途中で加えられるアロマホップの香りがフルーティーに調和する淡い色のビールです。 (アルコール分 約5%)
という
ホームページの説明文だが、呑めばワカル!(・∀・)ウマイ!
ツマミに箸をつけると、これまた(・∀・)オイシイ!
はっきりいって期待してなかったが、
イカ刺しは透明で濁ってないし、
砂肝炒めは冷めてても柔らかく、
メンチカツはほんのりカレー風味でビールに合う、
とり皮ポン酢は絶妙の酢加減である。
よくよく見ると盛り付けも丁寧だった。

友人YとKも同意見だった。
すっかり気分が良くなってビールを追加してしまった。
正直山口では食い物運が悪かったが、
最後の最後で逆転サヨナラツーベース!といった感じである。
時間が来たのでホームに上がる。

新幹線は時刻通りにやってきた。
さらば山口、西日本!
・・・
2006品川駅到着、
都内某所にて反省会
旅の思い出というよりは、ああすれば良かったとか、そもそもシルバーウィークに・・・
とかいう話で盛り上がるのが我らの常である。
一頻り話した後、話題は「次の行き先は?」に移る。
北海道、北陸、京都、はたまた海外・・・etc
3人とも好き勝手に話しているが、日付が変わるころ次の行き先が決定、
今回の旅も無事終了ということで、
再開を祈って乾杯!でお開きとなった。
今回も天候に恵まれ(過ぎ)、大いに見聞が広まった良い旅行になった。
友人Y・K有難う!
西日本SPL~了
・・・
次回行先
九州長崎、軍艦島