
こんにちは👋😃
おじゃぶです。
みんカラにて、スタッドレスタイヤや交換作業に関する投稿が散見されます。
これまたSNSニュースを見ていると、雪上走行においてスリップ事故多発とのこと。特に今年のように、突発的にどか雪となると、件数は多くなる傾向にあります。
ニュースでは、突発雪に関する対策について、ドライバーへインタビューされていました。
気になったのはとあるドライバー発言でした。
→タイヤにこれ(結束バンドにヒゲが生えたようなもの)を巻き付ける(各タイヤに3~5本)だけで、スリップ知らず! と。
そんな馬鹿な。。。怖すぎる。。。
そりゃ事故なくならんわな、と率直に思いました。個人的には、「雪道でのノーマルタイヤは、運転ではなく物理への挑発」と考えています。
ドライバーの言うそのアイテムが、百歩譲って摩擦力向上に寄与しているとしても、タイヤの摩擦云々以前に、それを巻いていないトレッド面が地面と設置するタイミングでロックしたらどうするの??
少なくとも滑り知らず、、、とは思いきった発言をしたものです。本人にその自覚はないと思われますが。
最近では、教習所内に特設の雪道コースを設置し、教習する自動車学校もあるようです。
特別なことはありませんが、こういう教習で危険体験をしておくだけでも、雪道では速度を落とそうとか、むやみに外出しないでおこう、といったバイアス的な思考になり、結果として事故要因を摘むことができると思います。
そう言えば、学生時代に、身の回りの事象について、工学的に述べよ、というレポート課題があり、雪上走行について記載したことを思い出しました。
レポートこそ手元には残っていませんが、いま改めて考えてみました。
以下、個人的な考えです。正解不正解ではありません。
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【止まれないのではない。止まる権利を捨てている。】
雪道を「この程度なら大丈夫」と判断し、スタッドレスタイヤを履かずに走る行為は、運転技術の問題ではなく、物理法則への無理解である。
雪や氷で覆われた路面では、タイヤと路面の摩擦係数は乾燥路の 1/5〜1/10 程度まで低下することが知られている。これはアクセル・ブレーキ・操舵という、車両運動の三要素すべてが同時に性能低下することを意味する。どれか一つでも余力を超えれば、車両は即座に制御限界を超える。
★スタッドレスタイヤは「滑らない魔法の道具」ではない。
低温下でも柔軟性を保つゴム配合、細密なサイプによるエッジ効果、雪を噛み込むトレッド空隙率によって、摩擦係数の絶対値をわずかに引き上げているにすぎない。しかしその「わずか」が、制動距離・旋回限界・発進可否を決定的に分ける差になり、ひいては事故の有無そのものに直結する。
ノーマルタイヤで雪道を走るという選択は、
★「止まれない」のではなく、「止まるという選択肢を最初から捨てている」状態に等しい、と考えている。
さらに厄介なのは、雪道では限界挙動が段階的ではなく突発的に現れる点にある。乾燥路のような予兆はなく、摩擦円を超えた瞬間に、車両は一切の指示を受け付けなくなる。ここに運転経験や度胸の介在余地はない。
「毎年大丈夫だった」
「今日は凍っていないように見える」
その判断基準は、路面状態を視覚で評価できないという事実を無視している。ブラックアイスバーンは、見えないから危険なのではなく、摩擦係数が急落しても、警告を一切出さないから危険なのだと感じる。
結論は単純で。
スタッドレスタイヤを履かない雪道走行は、過信でも慢心でもない。★工学的に成立していない運用である。
恐れるべきは雪ではない。摩擦を失った車両に、なお制御できると思い込む人間の判断である。
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災害は、時、人を選ばずに襲いかかってくるものです。上記の雪上走行について声を大にして言いたいことは、
【物理(現象)は忖度しない】
ということです。
楽しい外出を、そのままのかたちで残せるよう、安全運転に努めたいと思います。
そろそろ安全衛生強化月間ですね!
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2026/01/14 15:16:53