今回のDC-DCなどの場合、保護素子の選定は単純に電流値選定できない。
テスターで計った値は、ACは実効値、DCは平均値だからだ。
DC-DCはスイッチングによる電流はON-OFF間で最大値と最低値の間を
行き来しているので、テスターは単位時間内の平均を表す。
ことデジタルテスターは。
アナログの場合は、コイルの応答速度次第。
で、今回の物は13.6V入力時0.49A、使用ICはデューティ50%で数百KHz発信の
ものなので、最大テスターの表示値の倍は流れていると思って良い。
ICのスイッチング用FETの最大電流が1.4Aなので、すでに約1Aながれているので
余裕は30%ていどしかないが。
んでFUSEを付けるとすれば、1回路当たり1~1.25A程度の物になる。
よってFUSEBOXのフォグ用FUSEに3Aを挿しておけば良い。
FUSE~負荷までの間の距離があるばあい、負荷の定格動作時に飛ばないだけ無く
配線が長いとそれだけ電圧降下と、起動時に初期充電電流が流れるためその時点で
飛ばないように余裕が要る。
よって3A程度が妥当と。
ついで、今回昇圧コンバーター故、故障時問題があるのは・・・
負荷のLEDモジュールのショート、コンバーターFETのショート、CCRモジュール
のショート位。
解放時は何も問題にならん。
コンバーター不動時、入力電圧がそのまま出力に出るだけで、24V以上ないと
動かないので問題にならん。
ついでに過電圧は25V超えない限り問題ない。
単に一次側に入れた個体の耐圧が25Vで、コンバーター自体は30Vまで大丈夫だったり。
んで、LEDモジュールのショートは電源モジュール自体に電源制御回路があるため240mA以上は流れない。
熱保護機構が働き出力電流は抑制される仕様なので問題は無い。
コンバーターのFETのショート時とCCRモジュールのショート時のみ問題になるが、
元々15AFUSEがあるような回路にこいつら付けて3Aにしておけば、十分問題なく
保護が効く。
大体オレが作る物はその方面での基準を含め、保護もすべて含んだ物だ。
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自家設計開発 Electronics | 日記
Posted at
2016/12/08 19:53:23