基本は使用用途次第。
トランス電源の平滑用か、スイッチング電源の平滑用か、DCカットすんのか
制御回路のバラストなのか・・・ete
で、まるっきり使用可能品種が違う。
トランス電源の平滑に低z品は大概意味が無い。
理由は簡単、低z品は100kHz帯域でインピーダンスが低くなり、吸収リプルが最大になる。
(大体のピークは50k~200kHzあたり)
トランス電源では50~120Hz時の耐リプル特性が重要。
低z品はこの帯域の特性は標準品種よりも劣ることが多い。
また、低い周波数に置いてはインピーダンスが高い。
つーことで意味が無いわけだ。
低z品でもランクが複数有るが、100kHz特性が過大なヤツほどこの傾向がある。
インピーダンス周波数の関係
大体こんな感じ
耐リプルについてはこの図をひっくり返した状態になる。
んで、寿命に関しては2の次の話、長寿命を詠う物は使用時の発熱や耐リプル値を
メーカーの基準にそって使った場合の目安。
低z系に多い長寿命品をトランス電源の平滑にいれたらもたねぇよ。
120Hz時の耐リプル標準品よりも低いんだから。
*きちんとリプル計算して冷却してれば大丈夫だが
根本的にこの辺理解出来ない知能障害者ほど、一部の触れ込みだけで特性も
理解出来ずに使ったりするから壊れるんだ。
つーことで、基本アナログ世代のBEAT辺りのECUでは必要特性は耐リプルが
大きいことに超したことは無いが、耐熱性が重要。
んで、元々使われてるnichiconのVTの特性はニッケミのKMEが同等。
現在KMEは廃版品種であるため、KMGになるが、KMGは耐リプル値がKMEに劣る
よーするに使えない。
で、昔は低zでも最下級であんまり標準品と変わらないnichicon PSを耐リプル
が満たせる電圧に上げてつかってた。
これが熊谷から戻ってきた13年物。
まーよく50℃の地域から105℃品が生きて帰ってきたよ・・・
BXにして送り返したけど。
んでBXもリプル特性確認した上で、元々の回路上怪しい部分には対策をして
使っていて、元々の場所にECUをつけ書類箱外したいがいなんもせず
11年異常が出ないことを確認している。
*ECU自体の改修は電解だけじゃねーけどな
ま、こんなの基本だ。
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Posted at
2018/04/24 17:18:42