
少し話が反れますが、前回のブログのカムイが腎不全で獣医に通った時のことです。
「動物飼いさんあるある」ですが獣医と意見や金銭感覚、愛情がすれ違うことがあります。
当時のカムイの獣医もそうでした。
尿道からカテーテルを通そうにも細すぎて入らず
急に奥に連れていかれカムイの悲痛な鳴き声が。
イライラして戻ってきた獣医は「カテーテル入らなくて検査できません!」と。
カムイの尿道からは鮮血が滴っていました。
悲しみとショックとカムイへの申し訳なさで頭がぐるぐるになり、近くのホームセンターに駐車して泣きました。カムイを待たせてペットコーナーに猫餌を買いに行ったのです(現在は別な県内トップに優しく優秀で格安獣医様と出会って通ってます)
何気にケースを見ると成猫のアメショが「里親募集」とありました。
ショップの方に聞くと「転勤される方が飼えなくなるので。抱っこします?」と押し切られるように抱っこしました。
軽くて大人しくて。

ちょっと受け口で「美人」では無いけれど…。
「里親って見つかるものですか?」の問に
「成猫はなかなか。普段はおもちゃで遊んで元気ですよー」
「この子は何歳でなんて名前ですか?」と聞くと
「6歳でゆめちゃんです。」

私がこの手を離したら…貰い手はあるのかな
血統書つきって言うし大丈夫かな…(後から血統書は渡せないし見せることも出来ないと言われました)
抱っこしていても「ボーッ」としてる「ゆめ」を見ていてなんか違和感を感じました。
全てに無関心のような…。
「お迎えしたいです」
そう言うとショップの方は饒舌になり「良かったねー幸せにね!誕生日は7/4です。あ、箱にお入れしますね」
果物じゃないんだから、箱に入れる前にもう少し何か…あ!元の飼い主さんに幸せな写真とか送りたい。
「あの、写真とか前の飼い主さんに…」すると慌てたように「お教えできないんです、すみません」
「では里親の私の連絡先を…譲渡売買の時も書きますよね?」
「それも要りません。ありがとうございました」
「は?」でした。
何処の馬の骨かわからない私に大切な命を5分で渡すの?今後はノータッチ?
理由は引き取ってすぐの避妊手術でわかりました
子宮がボロボロで、最初の術後が悪く再手術。
「大人しい」ではなく「声帯を切られて鳴けない」「オスの歯に傷つけるので首輪をしたことがない」「ケージの中で壁に頭をつけていないと不安」
繁殖リタイアでケージしか知らずに育ち、子猫はすぐに取り上げられ体調を崩して見棄てられた猫でした。
うちに来ても鳴けないから他の猫とのコミュニケーションもしづらく、頭を隅っこに押し付けてケージから出ない。抱っこも怖い。
「愛されたことがないからわからない」
愛を知って欲しくて、縁を結びたくて
「結愛・ゆめ」と名付けました。
6年かかって抱っこを覚え、人間ですら子猫のように扱う結愛は、「もう子供が取り上げられない」ことが幸せなようでした。
十姉妹のヒナにも「ゴロゴロ」と優しく見守ってくれ、人間が体調を崩すと顔に乗り授乳の体勢になります(苦しいんですが💦)
うちに来て10年、16歳で静かに穏やかに 虹の橋を渡りました。
鳴くことも愛されることも子育ても自由も取り上げられた「ゆめ」の6年間。
残りの10年は「結愛」にとってたくさんの愛と子供たちがいて幸せだったでしょうか…
邪推ですが…前の飼い主さんは本当は居なくて
ペットショップの繁殖猫だったのではと思っています。
可愛い仔猫の後ろには必ず「母猫」が居ることを
考えさせられました

腕の中で最期の鼓動と息を看取れて良かったです。
結愛には大切なことをたくさん教えてもらいましたᕱ⑅ᕱ
Posted at 2022/01/06 20:07:48 | |
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