
第4回は緑川酒造の「北穣 吟醸」です。
緑川酒造の社長は、現在新潟県酒造組合の組合長を務めています。
緑川酒造は、信濃川の支流に当たる魚野川沿いに位置し、良質で豊富な水をふんだんに使える羨ましい酒蔵です。
この日本酒は、「北陸12号」という酒米を100%使っているのが特徴です。
「北陸12号」を使った日本酒は恐らく緑川酒造だけだと思います。
→「プライドの会」という農家集団が米を生産しています。
100%との記載ですので、麹米、掛米とも「北陸12号」です。精米歩合は50%です。大吟醸並の精米歩合ですが、吟醸酒で売っています。アルコール度数は16.5度です。
冷やしてもぬるめの燗でも良いと記載していますが、吟醸酒なので「冷や」で飲んでいます。
新潟清酒産地呼称協会のシンボルマークが付いています。
私が新潟県産の日本酒を買うときの目安です。
基本、このマークが無いと買いませんが、久保田の百寿と千寿にこのマークが無いのが不思議です。
【総評】
緑川は貰って飲むことが多く、実はこの「北穣 吟醸」も貰い物です (^^;)
吟醸と謳っていながら、本醸造っぽく香りは強くない感じです。なので「燗」でもいけます。
香りはともかく、味は昔ながらの日本酒的で、「吟醸」っぽくないのが特徴です。
私的にはグイグイいける(^^;)銘酒です。
酒米が特殊なので、通の酒飲みへの贈答用に最適です。
ただ、最大の問題点は、販売店が限られ、ネット販売もしていない点です。社長の方針なので、勿体ないと思いつつ、応援しています。
Posted at 2022/04/19 22:54:44 | |
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