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2008年01月07日 イイね!

交通事故の法律問題メモ その1

交通事故に遭った場合。
被害者及び加害者は、相手方に対して何らかの対応をしないといけません。
どちらにせよ、保険会社に任せることになると思いますが、自分の知識としてあっては損はないと思いますので、自分の経験を基にちょこちょこと述べられればと思います。


たくさんの交通事故に関する本が出ていますので、それらを読まれている人、
交通事故を経験された人には、もう当たり前のことかもしれませんが、実務的なところで参考になれれば。
法律事務所勤務の経験から、相談を受けるときにお願いすること、これがあれば、これをしてくれていればスムーズに話が進むなぁと思っていたことなどを中心に記述できればなぁと思っています。


僕も勢いで書いています。もし間違ったことを言っていたときは、遠慮なくクレームをつけてください。
ただちに修正しますので(・∀・)




まぁ。
保険会社間でうまく話がまとまって、トラブルなく処理できればいいわけなんですが、そううまくいかないケースもあります。
その場合、最悪は法廷で争うことになってしまいます。でも、一般的に裁判の仕方とか準備とかわからないと思います。
こういうと語弊があるのかもしれませんが、常に「最悪のケース」を想定してトラブルに対処すべきであると僕は思いますので、どんな事故であっても裁判を想定して準備すべきかと思います。





まず、交通事故に遭ったら、絶対に警察を呼びましょう。
当たり前のことですが、意外に警察を呼ばない人がいます。
交通事故の程度の問題だと思いますが(かなりひどい事故であれば当然警察は呼びますでしょうけど)、たとえ軽傷であっても、怪我が無くとも警察を呼ぶべきです。
これは被害者であろうと加害者であろうと、です。
特に加害者のときは絶対的に必要です。
あとで難癖つけられたり、変なやつらが介入したときに対応できなくなりますから。

それと、事故が発生した直後、変な約束はしないことです。
加害者の立場であり自分が完全に悪い、というときはちゃんと謝罪すべきであるところではありますが、被害者に対して何らかの約束をしてはなりません。いずれ保険会社に任せるのですから、約束事は保険会社に任せましょう。
後々問題になるケースがあるからです。
被害者の立場のときは、当然加害者に対して許せない気持ちでいっぱいでしょうけれども、その場、もしくはその後に変な約束(特に高額な請求)を求めてもいけません。
あまりに過度に何らかの約束を求めてしまったときは、被害者であるにもかかわらず加害者になってしまうこともあるからです。


事故証明書は必ずとっておきましょう。
事故証明の取り方は簡単です。警察署に取り寄せの書類一式がおいていますから、それを記入して郵便局へ。
怪我が少しでもあったりしたときは、必ず人身に。あとで変更するのは面倒ではありませんが時間の無駄ですし。


怪我があるときですが。
病院に行ったら診断書を貰います。診断書は警察に提出すると思いますが、必ずコピーをとっておいてください。
弁護士などに相談するとき、あらためて取ると時間が掛かってしまいますので。

あと。
病院なんですが。必ずいわれるでしょう。

「交通事故のときは健康保険はつかえません」と。

交通事故であろうと健康保険は使えます

保険会社が治療費を全部出してくれるのであれば関係ありませんが、出すのが遅れるときや、事故そのものについて争いがあるときに、被害者が自腹で治療費を出さないといけないときがあると思います。
そのとき、保険がつかえなければ、えっらく高額な治療費を自己負担しなければならなくなります。
自腹で病院代を支払わなければならないときは、必ず健康保険を使いましょう(第三者傷害の話ですが、詳しくは役所に聞くとわかります)。
それでも病院側が、「いやいや使えませんよ」というかもしれません。

そのときは根拠を問いただしてください。
健康保険がつかえないという法的根拠を病院側にださせてみてください。
ちなみに僕が事故に遭ったときも、同様に病院から健康保険はつかえないといわれたので、医事課の課長まで呼んで説明させたことがあります(客観的に考えればいやな患者だなぁ)。
当然、説明できませんでしたけどね。
ヽ(`Д´)ノナメルナ!

なお、自分が支払ったものについては、すべて領収書を取っておくことです。
自分から自賠責請求をする場合とかで保険会社に全て領収書を渡してしまうと思いますが、この場合も、領収書をちゃんとコピーしておいてください。
後々、万が一訴訟になったときとかでわからなくなってしまいます。
できれば時系列にまとめておいてもらって、この領収書が何の領収書なのか、メモをしておくといいかもしれません。

このように、何についてもコピーをとっておく、というのが大事なことです。
後々に説明するとは思いますが、被害者のとき、保険会社から損害賠償金が支払われますが、支払う保険会社によっては、その明細を明らかにしていないケースがあります。
50万円入金あったけど、これは何の損害賠償金なんだ?ということがあるのです。休業補償なのか、慰謝料の一部なのか、交通費なのか、ということがわからないことがよくあるのです。
後々、自分が本来請求できるはずの金額を算定するときに、相手方の支払った金額との差異がでることもありますので、自分の保険会社(自賠責とか)や、相手の保険会社に提出する書類はすべてコピーをとっておいて、自分で控えておくことが大事です。

あと、事故が起きたら、直後に事故状況などを詳細にメモしておくことが大事だと思います。
記憶というのは、必ず薄れます。
どんな大変な事故であっても、そのときの状況を、数年後にちゃんと説明できるかという問題があります。
警察・検察から事情を聴取されることがあるでしょう。でも、それでも事故からしばらく時間が経過します。その間で記憶が薄れることはよくあることです。
だからこそ、事故直後にメモを作っておくべきです。
自分の走行状況(速度とか走行レーンとか)、相手方の走行状況、当時の天候とかどうしてこのような事故になったのか、など。
忘れないうちにメモを取っておくと、後々それが利用できます。
(・・・・・貰い事故で全く事故状況がわからないまま被害者になるケースもあるので、一概にメモが作れるとはいえませんけど・・・・)

最後に、簡単に時効について述べます。

不法行為の損害賠償請求権の時効は3年です。
したがって、事故が発生したときから、3年間なんにも請求をしていなかったりしていると、損害賠償請求権を失います。
これは絶対に忘れないことです。
通常はありえませんが、まったく保険会社が1円も支払わず、相手方も支払わない状況が続き、被害者である当方が電話・内容証明とかで損害を賠償するよう請求していたとして、3年が経過してしまったときは、その損害賠償請求ができないおそれがあるのです。
時効中断事由は訴訟とかしかありませんので、3年近く経っても交通事故が解決していないときは、必ず弁護士に相談して、訴えてもらうべきです。
(厳密にいえば、相手が少しでも支払っていれば時効中断しますし、信義則上加害者が時効を援用することができないケースもありますけど)

ちなみに内容証明郵便で請求すれば、6ヶ月間は時効中断します。でも、その間に訴えをしなければ遡って時効の期限が到来してしまいますので注意が必要です。


以上、事故後の対処について簡単に述べました。
これだけしてくれていると、弁護士事務所としてはとても相談を受け付けやすいです。事故の状況によってはこのようなことができないケースもありますが、そうでないときはちゃんとやっておくことが大事だと思います。

次回は、できれば損害賠償の内訳を説明できればなぁと思います。
Posted at 2008/01/07 17:34:15 | コメント(5) | トラックバック(0) | 仕事 | 日記
2007年12月05日 イイね!

交通事故の相談

仕事柄、交通事故の相談は結構きます。
だいたいは被害者ですが、たまに加害者の相談もあります。
ひどいときには、任意保険に加入せずに運転して、事故を起こして相談に来たケース。「自分は事故なんか起こさないと思っていたから」という理由で任意保険に入っていなかったとのこと。

自動車は凶器だとなぜ思わないのでしょうかね。
依頼者とはいえ本気で怒りましたけど。

今日もまた、交通事故の相談が・・・・・。


交通事故なんて誰も起こしたくないし、起こそうなんて思ってもいません。
でも、発生してしまうものです。気をつけていても貰い事故もあるし、ほんの気の緩みから起こしてしまう事故もある。

一般的には、本当に加害者も被害者も辛いはずでありますが・・・・・。

最近、妙に開き直り系が多くてむかつきます。

特に保険会社!ヽ(`Д´)ノ

保険会社はできる限り払いたくないから交渉するんでしょうけど、保険会社の担当の対応が、どれほど被害者の精神的損害を拡大していると思うのか。

こちらは専門なのに、平然と和解案として自賠責基準のみで話をしてくるケースが多すぎます。

そりゃそういうことから始めるのが任意保険の会社からしてみれば常識なんだろうけど、てめーら1円もはらわねぇってことじゃないかよ。
加害者はなんのために任意保険入っているんだよ。自賠責で十分じゃないか。
みんな任意保険に加入しているのは、事故を起こしてしまったときにはちゃんと示談金を支払い、円満に解決してもらう為であって、それで保険会社に毎年高い金払っているんじゃないですか。
保険会社が自発的に裁判とか紛争を招いてどうする。

加害者の人は、ほとんど早く解決して欲しいと思っていると思うんですけど、大体のケースで被害者との示談に時間が掛かるのは、保険会社が可能な限りケチるからなんです。保険に加入していた加害者の方は存じているんでしょうかね。

ちなみにこちらは不当な請求などしないですよ。タマニスルカモシレナイケド

損保に務めている個人個人の方々は何も悪くないと思うけど、保険会社の方針はやはり納得できない。
こちとら東京三弁護士会発行の赤い本やら判例は読みまくっているわい。

ああ、最近は保険会社との電話での交渉がストレスたまりまくりです。
話すのも面倒だから、さっさと訴状作ったほうが楽です。
というわけで、最近の交通事故の相談は話し合いでは終わらず裁判になるケースが多いです。

保険会社も経営というのがあるから頑張るのは分かるんですが・・・・・。
もう少し、モラルというのを大事にしてもらいたいものです。
Posted at 2007/12/05 16:53:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 仕事 | 日記

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