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44RSのブログ一覧

2009年02月25日 イイね!

ホンダ車イッキ乗り!(長文注意)

無意味にM3の走行距離を伸ばしたくないのでセカンドカー探しをしております。
まぁ、本当はGT3をメインカーにしてM3をセカンドカーにするのが目標なんですが、夢は将来の目標として楽しみに取っておきます。

セカンドカーとは言え、せっかく買うんですから乗っていて楽しい車じゃないと買う意味がありませんからね。
燃費や維持費が気になるならセカンドカーなど買わずにバスやタクシーに乗ればいいと思いますので、ハイブリッドカーは足車として最適かと思ったんですが、やはりエコカーは私の選択肢にはなり得ませんでした。
セカンドカーですからそれほど速い必要もないし、見栄を張る必要もない。居住性や実用性もそこそこでいい。
ただ昔の恋人に交差点で偶然出会って「ふーん~この車に乗ってるんだ?」なんて世間話になった時に、

その車がミニカトッポだったりしたら、私は死ぬ気で言い訳せねばならなくなるのでそれはイヤです。
つまり昔の恋人に言い訳する必要がない程度で、乗ってて楽しいそこそこの車を探してるわけです。

セカンドカーですから新車で買う気ないんですが、いまどきの普通の国産車のスタンダードレベルがどの程度が知りたいのと、国産車Dら~営業マンの質がどんなものかを知りたくて新車Dら~さん回りをしようと思い立ちました。

インサイトを乗りに行ったついでにホンダの主力車種を試乗してみました。
で、試乗したのはオデッセイとアコードツアラーとインスパイアとシビックハイブリッドです。



まず乗ってみたのは12月にデビューしたばかりの最新型アコードツアラーです。
日本でのセールスは決して芳しくありませんが北米では大人気の車種です。
昭和の時代は日本でも結構人気あったんですけどね。
特にエアロデッキなんて車種は時代が追いつけなくて販売不振ですぐに廃止されましたが、廃止になってから大人気になった珍しい車でした。
逆輸入のクーペなんか左ハンドルでバカ売れしたこともありましたね。
おっと懐かしい話はこの辺にしてインプレしましょう。

ところで何でアコードはこんなにデカくなったんだ?
L4750mm×W1845mm×H1470mm×WB2705mm×1590Kg×206hpというスペック。
横幅1845mmって何よ?これってレジェンドあたりのフルサイズじゃないの?
そう、驚いたことにインスパイアとレジェンドとアコードの横幅寸法は共通なんです。

ちなみにステーションワゴンの草分けとなった85年アコードエアロデッキ2.0SiはL4335mm×W1695mm×H1335mm×WB2600mm×1200Kg×160psでした。
全長41.5cm、幅15cm、高さ13.5cm、ホイールベース10.5cm、重さ390Kg、馬力46psとサイズアップしたわけです。
ボディサイズがでかくなって重くなった割には、24年前からエンジン性能は進歩してないのがよくわかります。



しかし1845mmという横幅は最新型の標準型タワーパーキングにギリギリ収まるか収まらないか微妙なサイズ。
都心部の時間貸し駐車場にはタワーパーキングや機械式駐車場も多く、入庫できない駐車場も結構ある。
ちなみに私のマンションの駐車場は1850mmが限度なんですが1800mmのM3でも超ギリギリです。
ボケーッと車庫入れしてしまうとタイヤがパレットのガイドに当たってホイールが傷ついてしまいます。
それがギリギリのサイズになるともはや曲芸師に近い車庫入れ技術を要求されます。
そんな住宅事情の日本市場で受け入れ難いボディサイズにしてしまった理由は、北米向け車種だからです。

そう、つまり日本市場なんて眼中にないんです。日本でたくさん売れることを前提に開発した車ではないのです。
北米ではボディサイズが大きな車であればあるほど安全で先進的であるといった歪んだ価値観が横行しており、その北米市場向けに多くの車種が開発されているため、全世界の自動車メーカーが開発する車のボディサイズはどんどん拡大傾向にあります。

マセラティ・クアトロポルテ 1895mm、ジャガー・XJ 1900mm、Audi・A8 1895mmなどを見てると今後のトレンドは1900mmオーバーになりそうな勢いです。
実際にポルシェのパナメーラは1931mmになりますし、次期7シリーズは1902mmになります。

と、話が脱線してしまいましたが結局このアコードどうなんでしょ?
2400ccの直4ツインカムのV-TECエンジンですが走った感じはそこそこ。
官能的なスポーツエンジンV-TECは名前だけである。
決して速くはないし官能的な音でも軽快な音でもなく無味無臭。
10・15モードで11.8Km/L走るらしいが、2400CCであれば特段に燃費がいいとも言えない。
オデッセイにも搭載されている量販エンジンらしく可もなく不可もない。
インテリアに高級感もなく、目新しさもなく、質感の高さなど微塵も感じさせない仕上がり。
試乗車は本革張り仕様であったが、終始ファブリックだと思い込んでいて車を降りた後で革だと気付いた。
革独特の上質な香りも質の高い触感もなく、どうなってんだこりゃ?
おまけに価格が異常に高い!!具全部乗せにすると乗り出し価格で450万円になる?!
何考えてるんだ?有り得ないわ!
光麺具全部乗せで1000円超えるのと同じぐらい有り得ないわ!!



ACURAブランドの高級車”TSX”としてデビューを目論んでいたらしいがACURA出店計画は止めて大正解!
レクサスを遥かに凌ぎ、アンフィニやサターンと肩を並べるほどの大失敗プロジェクトになっていたと思う。

エクステリアも無難にまとめているが振り返るような美しさも幾何学的な造形美も迫力も質感も何も褒められるところがない。
この程度の車でBMWやメルセデスと肩を並べて競合できると思っていたのかとただ呆れるばかりだった。


気を取り直して次にインスパイアに乗ってみた。
お、インスパイアは革張りにすぐ気付いた。
なかなか香りも質感もいい。3500CCV6SOHCながら280hpと高出力エンジンを搭載している。
レギュラーガソリンでOKなのも良心的じゃないか!
10・15モードで9.8Km/hの燃費は立派なもんだ。さっきのアコードと比べてみても全然インスパイアのほうがいい。
価格も大して変わらない。何で?こりゃインスパイアがお得と言うよりアコードが大損だと際立って悪印象となった。
ちょっと加速してみたが、なかなか速い!0-100Km/hは6.5秒ぐらいか?これだけ速けりゃ充分だ。




価格は390万円とややお高いが、そこそこお値引きも期待できる。
スタイリングは可もなく不可もなくだが、オーソドックスなセダンでボディラインが流麗ゆえ高品質な雰囲気に見える。
こりゃ穴車だわ。それほど中古車人気もないので価格が落ちるのが早く、不人気色の個体を中古車オークションで買うのがいい。
業者間中古車オークションの事例を見ると1年落ちの色悪(赤)だと1万キロ未満で206万円!色がよくても250万円以下か。安い!!





オデッセイも乗ってみた。
うわっ、こんなに室内が広い車は要らないや。
インパネとか室内の小物入れとかドル箱車種なだけに気合いが感じられますね。
ムダにでかいし、エンジンのフィーリングも好きじゃないから残念ながら興味なし。
それにこの車は中古車になると人気あるからあまりお得ではないね。



シビックハイブリッドも乗ってみた。
やっぱHV車は内装が安っぽいからダメだ。
それに昔の恋人への言い訳考えるのが面倒くさい。

ホンダはNSX開発を止めてしまって、F1も撤退し、S2000も生産中止、シビック欧州仕様タイプRの導入も見送ってしまいました。
おまけにアキュラの出店計画も中止となり、何も明るいニュースがなく、ファンに期待されたアコードもあんな車になってしまった。

かつて高性能車メーカーとして認知されていた頃のホンダは面影もなくなってしまった感じがします。
高性能や高品質である必要がない小型車とミニバンばかりがセールス好調という皮肉な状況に置かれているホンダとしては無理もない選択だったかもしれません。
コストを抑えて価格設定を安くしている小型車とミニバンは、利益率とリピート代替率が低く、整備でお金を落としてくれる期待も薄いため、メーカーにとって毒饅頭的な車種です。

この苦しい状況でコストカットと厳しいリストラを敢行して何とか生き延びようとしても、明るい未来は期待できないのではないでしょうか?
高性能車メーカーであったホンダの原点を思い出し、顧客に愛される夢のあるメーカーへと1日も早く復帰してくれることを祈ります。

【本日の成果:インスパイアは穴車だった!】




Posted at 2009/02/25 19:00:30 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2009年02月23日 イイね!

インサイト&プリウス

すごいですね、グリーン税制!
自動車取得税と重量税がタダになっちゃうんですね。
おまけに自動車税が50%OFFになるとか。
これはお得です!さらに任意保険もかなり割引になるらしい。




こりゃ、いかん!よ~し!お父さんもハイブリッド車にしよう!

我が家の13年落ちのマークⅡは自動車税が10%重課(割増)になることだし、思い切って買い換えるか!!

といった会話が日本全国のご家庭で繰り広げられ、
プリウスとインサイトがバカ売れしているらしいです。
私は出張時に何度もレンタカーで借りたことありますので、プリウスをよく知っています。
ってことで今回インサイトを試乗してきたので両車を比較してみました。




走りはプリウスに軍配が上がりますね。加速も力強さもトルクもプリウスが上です。
インサイトは1300ccクラス、プリウスは1800ccクラス、そんな歴然とした違いです。
インテリア質感も、プリウスの勝ち。
インサイトはやはりベーシック過ぎで安っぽさを感じさせますが、プリウスは普通の乗用車である印象です。
シートの布生地、樹脂の質感、メーターパネルの質感、この辺の質感作りはホンダの得意分野のはずなんですが。
後部座席の広さ、天井の高さ、これもプリウスの勝ちです。



さて、では何がプリウスを上回っているのか?

それは足廻りです。フワフワと雲の上を走ってるように接地感がなくロールするのがプリウスの特徴ですが、
インサイトは硬めのスプリングに収束の優秀なサスを採用していますのでゴツゴツせず乗り心地もいいし、重心が低くて接地感があります。
またインサイトはトランクスペースが広いのが実用的です。
プリウスはリアシートを倒さないと荷物スペースがありませんがインサイトは5人乗車時でもトランクが広く使えます。



色が変わるスピードメーターがエコドライブのコツを教え、運転が終わると葉のアイコンの数で採点してくれる機能が面白い。
オプションのインターナビでは、自分の燃費が全国で何位なのかまでチェックできるらしく、なかなか面白い演出。
プリウスはモーターとエンジンが完全に切り替わりますが、インサイトはエンジンは基本的にかかりっ放し。
プリウスみたいに歩行者に全く気付かれない弊害もないのでインサイトのほうが自然で取っ付き易い。
ブレーキを踏んで停車するとエンジンが切れて、ブレーキを放すとエンジンがかかるインサイト独特のエコストップ機能は面白いが、個人的にはバスみたいで嫌。



あとエクステリアは断然インサイトのほうがいいですね。
エクステリアデザインに関しては何か冴えなくてコメントが浮かんでこないプリウスですが、インサイトはなかなかカッコイイです。
燃費は10・15モードでプリウス33Km/L、インサイト30Km/L、JC08モードでプリウス29.6Km/L、インサイト26Km/Lとスペック的にはプリウスの勝ちですが誤差の範囲か。
車両価格はプリウス233万円に対してプリウスは189万円ですが、プリウスはインサイト対策として20万円ほど値引きしているので実質的には24万円ぐらいの価格差です。

結局どっちがいいのか考えてみたところ、
エクステリアがかっこいいインサイトのほうが、価格も安くエコ性能も互角なのでインサイトに軍配でしょう。
ただしプリウスが現行型を40万円値引きしてくれるのであれば、プリウスも有りという結論です。

地球温暖化防止と排ガスを抑え、燃費と税制で家計に優しいハイブリッドカー。
これからもどんどん技術革新により発展していって欲しい車です。
私は全然ハイブリッドカーが好きではありませんが、エコ好きな大人の方には乗って頂きたいと思います。



最後に、ハイブリッド車にお乗りの方にお願いがあります。
マナーが悪いのは本当に一部の方だけと分かっていますが、お心当たりの方は是非よろしくお願いします。

●意味もなく右車線キープ走行するのは止めましょう。
●追越が終わったら、速やかに左車線に戻ってください。
●右車線を走行中に後続車が迫って来た場合は、速やかに左車線に移動してください!
●後続車に追い抜かれた時、睨みつけたりクラクションを鳴らしたりハイビームで照らすのは止めてくださいね。
●左から追い抜かれたり、後ろから煽られた時は、必ずしも相手が悪いわけではありません。
●法定速度を守っていても、右車線を占有するのは社会の迷惑です。自覚してください。

高速道路でマナーの悪いハイブリッド車が多くて大変困っています。
急激に燃費が悪化する110Km/h以下で走りたい気持ちは分かりますが、
右車線で110Km/h以下巡航は顰蹙・大迷惑です!
燃費が気になるなら左車線で流れに乗ってゆっくり走ってください。
右車線を走るなら速やかに追い越しを完了させて、後続車が迫ってくる前に自主的に車線を空けてください。

ゆっくり走っても構いません。もちろん追い越ししても構いません。
ただ遅い車が右車線を占有するのは迷惑行為であることを、是非自覚してください。
あとルームミラーとサイドミラーをいつも気にしていてください。

法定速度を守ることが絶対的な正義ではありません。

そこんとこを、よろしくご理解くださいますようお願い致します。
Posted at 2009/02/23 20:39:29 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2009年02月22日 イイね!

ランエボⅩ★試乗採点

試乗採点シリーズはネタ切れと思ってたら、試乗採点しやすい車を忘れていましたので
急遽、試乗採点シリーズ追加します。
はい、みなさんご存知の三菱ランサーエボリューションⅩ GSR-Premiumです。

ちょっとそこのあなた!ダメですよ、そんなデカイ羽根がついた子供騙しの車に乗れるかなんて言っちゃ!
先入観はいけません!柔軟な頭でどこかに楽しい車があるかもしれないとポジティブに考えて試乗しなくちゃいけません。
そうでないと試乗なんてアホらしくてやってられまへんわ。




さて、このランエボⅩは2000ccの直列4気筒ツインカム16バルブインタークーラーターボ(おぉ懐かしい響き!)を搭載した4WDランサー定番の第10代目エボリューションモデルです。

わずか2000ccで300馬力 43.0Kgmの超弩級出力を誇っています。
リッター150馬力という有り得ないほどの高出力です。
おまけに車重は1190Kgと軽くPWR4Kgを切る実力は半端じゃありません。
↑大間違い!1600Kgでした!ども、すんつれいしました。



三菱独自のツインクラッチ「SST」が搭載された唯一のスポーツカーです。
試乗してみて驚きました。こりゃ画期的なツインクラッチです!
「Sスポーツモード」を選択すると減速時のギア毎にブリッピングするんです。
それも40Km/h以下の低速でもシフトダウン毎にブリッピングします。

へぇ~~~~~~~!
おもしれ~~~~~~~!!!

うんうん、これぞツインクラッチ、2ペダルMTだよな!
2ペダルMTってこんな感じじゃないかと頭に描く通りのミッションでした。

いや、乗ってみるもんですね。こんな面白いシフトプログラムだとは正直意外でした。
M3のM-DCTはとことん切り詰めた爆速トランスミッションを目指し過ぎて遊びや面白さは二の次で開発されてしまった感がありますが、このSSTは遊び心と味付けでシフトダウン毎のブリッピング機能を採用したんだなと推し量ることができます。



そう、この遊び心や演出が国産車に失われている最も重要なポイントだと思います。
いや運転していて楽しくて笑っちゃうのはいいですね。
M3も911も運転していて楽しくてニヤけてしまうのですがこのランエボⅩも同じです。
GT-Rはあまりに凄くてぽかーんと空いた口が塞がりませんでしたが、そのGT-Rより楽しいと思います。

15年ほど前、ランエボに初めて乗った時、サスはガチガチでシートはペラペラ、排気音やエンジン音はガサツで不快。
内装はおもちゃみたいに安っぽく乗り心地最悪でやかましい。速いには速いが特に感動もなくブーストかけて速いだけみたいな感じ。
その時はこんな子供騙しの車乗れるか!って思いましたが、その頃から比べるとものすごく洗練されましたね~。

乗り心地は硬くゴツゴツながらビルシュタインの効果か、重心が低くしなやかで落ち着いた収束を感じます。
さすがに女性受けは難しそうですが、ファミリーユースにも問題なさそう。
最新電子制御4WDの安定した走りはどんな場面でも不安がなさそうです。
標準装備レカロシートのホールドが良いことも手伝ってか、乗り心地や振動を不快に感じることはありませんでした。
動力性能は、う~ん、正直ちょっと物足りない気がしました。
きっと4G63のほうが速かったと思いますが街乗りピックアップはⅩのほうが心地よいです。
ブレーキもさすがブレンボです。不満は感じられませんでした。




さて、採点結果です。

スタイリング(20点)・・・12点 大きく口を開いたフロントグリルと大きなリアウィングが特徴です。
                エアスクープとエアアウトレットを配したアルミ製ボンネットにブレンボ製赤バナナ。
                迫力があって只者ではない雰囲気を漂わせています。
                歴代のランエボより遥かに都会的になりましたが、、、、
                でもごめんなさい、褒めておいて何ですがスタイリングは個人的に好きになれません。
                どーもすんません。
動力性能  (20点)・・・16点 ターボの効きが素晴らしくドラマを感じさせる走り。
                でもちょっと低速はスカスカ気味か。0-100Km/hは5.5秒くらいでは?
                高速試乗してないので断言できませんが、動力性能はちょっと物足りない。
ミッション (10点)・・・9点  荒削りな感は大いにありますがブリッピングが気に入ってしまったので。。
足廻り   (10点)・・・8点  硬くてゴツゴツしますが収束はしなやか。シャーシの出来は相当いいでしょう。
ブレーキ  (10点)・・・9点 ブレンボ製F4P/R2Pディスクブレーキは効きもさることながらファッション性も高い。
インテリア (5点)・・・ 1点  レザー内装なら辛うじてこの点数ですが、布だと0点かな。
燃費    (5点)・・・ 5点  街乗り7Km/L以上は確実だそうです。 
排気音   (5点)・・・ 3点  直4ターボの割にはサウンドチューニングされてます。
実用性   (5点)・・  5点  後部座席は想像以上に広いのですが、トランクはちっちゃいです。
                ただスポーツカーとしては十分なので5点あげましょう。
色艶度   (5点)・・・ 5点  好き嫌いは別にして色気と艶をメーカーが一生懸命に演出しようとしています。
                その努力は大いに買ってあげたい。
高揚感   (5点)・・・ 5点  この車は大変楽しいです!国産嫌いの人でも純粋に楽しめる車です。
                電子制御4WDと軽い車重の恩恵で峠に行ったらさぞ気持ちよく走れると思います。
                街乗りのピックアップもいいし180Km/hまでなら高速で無敵になれまっせ。

合計78点です。
スタイリングさえ受け入れられる方であれば、最高にコストパフォーマンスが高い車です。
動力性能はGT-Rを20点とすればやはり16点ぐらいが妥当だと思います。
ターボ車なのでノーマルで乗る方はいないだろうし、ちょこっと弄ればすぐ18点ぐらいまで行けるでしょう。
リアウィングはレスオプションだけでなく、控えめちっちゃいウィングもオプション設定されているんです。
BBS、ナビ、ビルシュタイン、レザーインテリア、9スピーカーシステムなど豊富な組み合わせ自由のオプションに、
具全部乗せのGSR-Premium 505万円から具なしRS 315万円まで豊富なバリエーション。
芸が細かくて感心しました。



三菱自動車はかつてGTOやFTO、エクリプス、ディアマンテ、レグナム、ギャランなど魅力的な車種をたくさん生産していたメーカーでしたが
今やスポーツタイプ&普通乗用車セダンは驚いたことにこのランサーしかありません。

「三菱自動車リコール隠蔽不祥事事件」はもう既に風化してしまった感がありますが、メーカーとしての発展や成長に大きな歯止めとなってしまったのでしょう。

そんな三菱自動車ではありますが、今回最も感心したのはこのランエボⅩのカタログです。
どこのメーカーのどの車種も、経費削減で薄っぺらくて夢がない抽象的なカタログばかりですが、
ランエボⅩカタログは、ものすごく厚くて上質な紙を用いて、細かな仕様の差異をカラー写真や比較表を満載して分かり易く解説しています。
メーカー純正のアクセサリーカタログもすごい力の入れようで、フロアマット、ナビ、マフラー、サス、ペダルカバー、室内灯、ナットなどありとあらゆる細かい部品まで詳しく掲載されています。
しかも販売価格も掲載されていてとても分かり易い。



そんなの別に珍しくないと言う人がいるかもしれませんが逆です!

大変珍しくて感動しました。

車を買うことに夢を持てる素晴らしいカタログだと思いました。
私が免許を持たない高校生の頃、ソアラやセリカXXのカタログを毎日穴があくほど見つめていました。
いつかはこの車にこれとあれとそれを付けて新車で買ってやるんだと夢見ていた甘い日々を思い出しました。
これは国産車メーカーの多くが忘れ去っている、とても大切なことだと思います。

実際にセールスも好調な様子でオーナーズインプレも否定的なコメントが少ないようです。
この成功の原因をよく分析して、これからの車作りに役立てて欲しいものです。

頑張れ、三菱自動車!頑張れ、国産車メーカ!!

販売不振・業績不振はマーケットが原因じゃないぞ!!


今回も長文ですんませんでした。
Posted at 2009/02/22 10:57:35 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2009年02月21日 イイね!

M3 2000Km点検完了!

既に3000Km回ってますが、M3が2000Km点検から返ってきました。
ブレーキ鳴きを診てもらうようお願いしたところ、すべてのBパッドを交換して頂いたのですが、逆にさらに鳴くようになりました(;´Д`)
止まる寸前にキィッと鳴くのでわりと目立ちます。
まぁブレーキ鳴きしない車が欲しかったわけではないのでそれほど気にしませんが2000Kmぐらい走らないと音は消えないかもしれません。
5000Kmぐらい走ると面が削れて鳴かなくなると思いますのでそれまで神経質にならず我慢しましょう。



2009年モデルから2000Km点検でミッションオイル交換は削除されたらしく交換したのはエンジンオイルとデフオイルのみ。
走りが変わったかどうか昨晩、試しに首都高を走ってみました。


エンジン吹け上がりが新車の頃より明らかに軽くなりますた。
あっという間にレブまでストレスなく回ります。
知らぬ間にふわわ超えてしまうのでスピードメーターは常に意識しておかないと怖いっす。
スピード出していても強力なブレーキがあるので安心して走れますね。

EDCは相変わらずスポーツモードで跳ねますが、ノーマルモードでスポーツ走行する分には問題ないかな。
気持ち重心が下がってロールが抑えられてきた気がします。(ただ慣れただけという説もありますが。)
まだそれほど車高は落ちてませんが、しばらく乗っているとブッシュやスプリングが縮んで落ちてくることに期待してます。
COXボディダンパー装着でだいぶ良くなるかもしれません。
春になったら付けようと思います。



M-DCTは3~5速でパドル操作するのが最高に面白いですよ。
高速コーナーで3速に落とすとボォンッと控えめにブリッピングするのは心地良いです。
6MTのような操る征服感や達成感の悦びはないのですが、軽快なハンドリングと無駄のないシフト操作の一体感が速さを実感させてくれて痺れます。

とか言いながら最近やはり3ペダルMTの良さや面白さを改めて認識してきました。
1台しか車を所有できない環境であればM3 M-DCTはベストチョイスだと思いますが、趣味とレジャーだけで車を使う方であれば3ペダルもありですね。


Posted at 2009/02/21 13:09:18 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2009年02月15日 イイね!

Audi★RS6試乗採点

Audi★RS6試乗採点580馬力・650Nm!!
V型10気筒、5リッターの直噴DOHCツインターボ!

新車価格1680万円!
おーっ、なんか数え役満みたいだ!!
こんなスゴイ車マヂですか???

そうAudi RS6試乗してしまいました。
ちょっと採点対象のスポーツカーと呼べるかどうか微妙な車ですがチャンスがあったので試乗させて頂きました。
Audi RS4がS-Tronicを搭載して新発売でもされればズバリ採点ターゲットなんですがRS6だとサイズが大き過ぎますね。

全長4928mm×全幅1889mm×全高1460mm×WB2846mm×車重2025Kgです。
580hpを超える市販車なんて馬様599と牛様ムルシLP640とAMG65シリーズぐらいでしょう。
まさに最速ワゴンです。どんな乗り味になるのか興味津々です。
しかも今回も第三京浜試乗が実現しました。



まずエクステリアですが、悪そうな顔してますね~。
鉄仮面みたいに無表情で大きな口が半開きになっているみたい。
そしてのっぺりと流麗なワゴンボディは只者ではない雰囲気がします。
私個人的にはこのマスクもスタイリングもイイと思いました。

しかし悲しいかな、Audiに興味がない一般人にはA3ワゴンと見分けがつきません。
暗いところで、或いは高速でルームミラーに写ったフロントマスクでRS6とA3を見分けられる一般人がいるでしょうか?
実際に下記写真を比較してみてください。一般人じゃ全然分からないでしょ?

A3スポーツバッグ

RS6


もちろんA3とRS6を並べて比較すれば、誰でも間違いなくRS6の方がカッコイイと言うでしょうが
RS6独特な明確なアイデンティティがエクステリアに足りない気がします。

そりゃM3だってBMWに興味がない人から見れば320iとの明確な差がわかりません。
しかしM3は4本出しマフラーとブリスターフェンダーとボンネットとカーボンルーフ、M3専用ミラーと18(19)インチ専用アルミが、ベーシックモデルと差別化を図っていますのでMのオーラーは漂ってきます。

RS6は20インチアルミと、控えめなブリスターフェンダー、色違いのミラー、そしてエンブレムぐらいしか外観上の差別化が図られていません。
厳密に言えば内装もキャリパーも差別化されているのですが、そこまでガン見しないと分からないようじゃ意味ありませんね。
RSのオーラーをもっと強く打ち出さないともったいない。

M3の1013万円が320クーペ434万円と見間違えられる仮想損失は579万円ですが、

RS6の1680万円がA3ワゴン299万円に見間違えられる仮想損失は1381万円と余りに大き過ぎますね。
そこがAudiのいいところなんだと言われるとそうかもしれませんが日本人独特なステイタス観念上、決して許されることではないでしょうね。
せっかく100万円出して買ったROLEXデイトナを、「それELGINでしょ?よく出来てるね」なんて言われた日にはもう気絶するしかないでしょ。
(飽くまでモノの例えであってA3がELGINだという意味ではありませんので、念の為申し添えます。)



あ、また脱線して話が長くなりそうなのでインプレに移りましょう。

すごく太いトルクでどっしりと安定感がある乗り心地。
さすがに重量級であることを感じさせ、さすがに敏捷な動きは難しそうだと印象を持ちました。
第三京浜で前が空いた瞬間にパドル-を2度引いてアクセルを踏んでみて驚きましたよ。
スゲー加速だ!重たいボディをモノともせず、ツインターボがフル回転する。
0-100Km/h 4.6秒は眉唾だが、5.2秒ぐらいは楽勝だと思う。
しかしM3やC63より速いとは感じなかったです。



法定速度厳守を何度も注意されたのに、一瞬のうちに70Kmもオーバーしてしまった。
営業マンが引きつる。当たり前か、ごめんよ。とブレーキを踏むと強力なストッピングパワーを持つ実力にも驚くばかり。
これは相当効きがよさそうだ。このエンジンにプアなブレーキなど有り得ないがポルシェと合同開発カーボンコンポジットブレーキが搭載されているらしい。

それにしても感心させられるのはその乗り心地です。

乗り心地は相当いい。今まで乗った車の中でもトップレベルじゃないか?

抜群の接地感と安定感と重厚感は高級車そのものだと思う。
ハンドリングもフロントヘビーな感じはなく、適切な電子制御で重量配分されている安定感がイイ感じだ。
おそらく乗れば誰でも感じ取れることでしょう。
フロント40:リア60に設定されたトルク配分が路面状況に応じて可変するらしい。
これ以上はカタログに詳しく書いてあるのでそれ以上は割愛します。

サスペンションの硬さをSportにしてみたらガチガチに硬くなった。
こりゃ初期設定のComfortにしておいた方が全然乗り心地が良い。
そもそもSportsを選択する場面が思い浮かばないですね。

高速コーナーもタイトコーナーも走ってないので正確なインプレとは言えないですが、
やはり高速クルーザーとして快適な車ではあるがサーキットや峠で面白く乗り回せる車とは思えませんね。




さて採点です。

スタイリング(20点)・・・17点 悪そうで無表情な魅力的なエクステリアです。
動力性能  (20点)・・・18点 速さの質が違います。しかし物理的な速さは相当なもの。
ミッション (10点)・・・7点  普通のパドル付トルコン6速ATのせいかもっさりした印象。
足廻り   (10点)・・・10点 とても優秀な電子制御。コーナー試してませんので暫定評価です。
ブレーキ  (10点)・・・9点 こりゃ相当優秀だと思いますが、もう少し乗ってみないと正確な評価はできません。
インテリア (5点)・・・ 5点  BMWより高品質です。レーシーな雰囲気も相当いい。
燃費    (5点)・・・ 1点  V10ツインターボで街乗り5Km/L前後と意外にも高燃費。 
排気音   (5点)・・・ 3点  結構勇ましくて好感が持てる。V10サウンドは独特ですよ。
実用性   (5点)・・  5点  ビックサイズのステーションワゴンですからね。
色艶度   (5点)・・・ 3点  色気も艶もそこそこ。大人の魅力を持っています。
高揚感   (5点)・・・ 2点  ドラマも刺激もなく高揚感を感じさせるイメージではないです。
                しかしそれは実際オーナーになってみないと分かりませんね。

80点です!
でもゴメンナサイ!今回の評価は全然自信ありません。
一瞬だけ飛ばしましたが、コーナーやブレーキなどきっちり試せてません。
それに魅力の片鱗もまだ把握できない状態ですから単なる参考と捉えてください。

スポーツカーだと言えない車を無理やり評価するのもどうかと思うし、
比較対象にする車も底を尽きてきたのので、評価採点シリーズもそろそろネタ切れです。
まぁ個人のブログなので好き勝手なこと書いてもいいんじゃないかと思ってたのですが、
結構不愉快に思う方も居るようなので一刀両断的な評価は控えるようにしてました。

カーマニアは偏見と偏執の世界なので、みんカラ全土で共感される評価など出来るはずがありません。
出来るだけオーナーの方に気を使って評価しようと配慮したつもりですが、少しは毒がないと旨味もありません。
このままでは「みんなイイ車で世界は一家、人類は皆兄弟」的な評価が増えそうなので、評価採点シリーズは終わります。

たまに気まぐれに試乗インプレを行いますので、また今後ともヨロシクお願いします。
Posted at 2009/02/15 18:26:41 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記

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