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2022年10月28日 イイね!

車載バッテリーの電圧測定方法についての考察 《車載バッテリーをチェックする場合の落し穴》

 このブログ、色々な経緯があって辿り着いた結論を知って頂きたくて記すことにしました。
皆さんにお知らせしたい結論とは、BMWのコンフォートアクセス系に車載バッテリーから電力が供給されている状態で車載バッテリーの端子間電圧を計測すべきではない、車載バッテリーの電圧値を車上で(車に接続された状態のまま)測定するにはコンフォートアクセス系への電力供給が断たれるのを待ってから測定すべきです。(賢明な先輩諸兄からは、当たり前だとお叱りを頂くかも知れませんが、この類の説明があって然るべきと思われる車の取扱説明書にも、WEBにも見つけることが出来なかったので、ここに敢えてアップすることにしました。)これは、BMWに限った話ではなく、最近のリモートアクセスキーでドアをロック、アンロックできる車全般に言えることだと思っています。

 結論から先に記したのは、色々な経緯があって辿り着いた結論なので、最初から説明していくと どうしても長文に成らざるを得ないと判断したからです。


 【経緯】
 2022年9月の車検の前から、車載バッテリーのことが気になり始め、バッテリー端子(正確には、BMW E90なので、ブースターケーブル接続用端子)にサーキットテスターを当てて電圧値を測ると12.4V位でした。ちょっと弱っているのかな〜?って感じ、でも、エンジンの始動はとてもスムーズで問題無いレベル、なので、スターターが長く回る又は元気がない等、バッテリーがヘタリ始めた兆候が出るまでは様子見で良いかな〜?って思っていました。
 そして、車検の際、整備士の方からのご指摘も、バッテリーテストレポート(上の写真)をもとに『走行中にバッテリーが充分に充電されていない状態で、補充電が必要です。それか、早めにバッテリーを交換することをお薦めします。』でした。

 上の写真、バッテリーテストレポートを見ると、CCA規格値は640CCA、その測定値は1026CCAでCCA値としては健全そのもの。従って(?)、健全性(SOH)は、100%で問題無し。しかし、バッテリー電圧値が12.399V とチョット低め、この為に充電量(SOC)が53%という結果でした。



 補充電したら良いのは、百も承知。しかし、愛車の保管場所がマンションの機械式駐車場では、AC電源を利用する充電器は使えません。そこで、リチウムイオンバッテリー(14.8V/12800ah)に目を付け、これで補充電が可能か試してみることにしました。
 結果、リチウムイオンバッテリー(14.8V/12800ah)による補充電は可能なようです。下の写真は、満充電のリチウムイオンバッテリーを車載バッテリーに繋いだ直後のもので、電圧値も13.29V でした。ただし、リチウムイオンバッテリーは9.8Vくらいまでは放電してしまうので車載バッテリーに接続したまま長時間に亘って放置してしまうと却って車載バッテリーの電力を奪うことになり兼ねないので、適切な接続(補充電)時間を見極め、補充電終了後は可及的に速やかに取り外すのが好ましいと言えます。

 
 そんなこんなで、バッテリー電圧値を計測する機会が増え、【いちいち運転席側ドアを開けてエンジンフードリリースのレバーを引いて】の作業が面倒くさくなり、前述のレバーを引いてエンジンフードのロックを解除した状態で車から離れることに…。こうすると、補充電をしよう、或いは、バッテリー電圧値を計測しようと思ったときに、車まで行ってエンジンフードを持ち上げるだけでブースターケーブル接続用端子にアクセス出来ます(ここ、重要です。)。



 上の写真は、最近(2022年10月30日)の車載バッテリー電圧値計測の様子です。計測値は、12.68Vとまずまずの値でした。

 さて、この計測値、実は、 車のコンフォートアクセスがスリープ状態(どう表現したら適切なのかよく分かりません。)のままで計測したものなのです。上述のようにエンジンフードのロックを解除した状態で車から離れ、約80時間経過した状態で計測したものです。
 最後の補充電をしたのが10月18日で、それから、この時まで片道5分〜15分程度のチョイ乗りを4回。最後のチョイ乗りが10月26日の午後6時過ぎでした。なので、最後のチョイ乗り後、3日と約16時間後の車載バッテリーの電圧値が上の写真の12.68V ということです。
 この電圧値であれば、充電量は85%位になっているものと思われます。これなら、補充電する必要は無いくらいだと思うのは、自分だけでしょうか??


https://youtube.com/channel/UCc0R6vt6IIOW3ZtRmYsBudA
 上の動画(動画をみんカラにアップするのは、今回が初めてなので、アップ出来ていなかったら、後で編集でやり直します。)は、10月27日午前11時頃に撮影したものです。最初、コンフォートアクセスがスリープ状態でテスターを当てると車載バッテリーの電圧値は12.80V でした。そして、リモートキーでドアロックを解除すると、当然ですがバッテリーからコンフォートアクセス系の回路に電力が供給され、バッテリー電圧値は一旦11.79Vまで低下します。その後12.38V で落ち着きました。
 この事から、コンフォートアクセス系が起動していると、電圧値にして約0.4V 程度低い計測値となります。車検の際もコンフォートアクセス系が起動した状態のままバッテリーテスターが当てられたものと推測されます。なにせ、車を持ち込んで90分で車検終了というスピード重視の整備工場でしたので。
 
 そして、テスターは、バッテリー単体で(負荷なしの状態で)の使用が前提で製造されている筈ですよね。車種やグレード(装備品の違い)など個別の事情を考慮して使用する事が出来るテスターなんて聞いたことがありません。

 《結論》
 結論として、車載バッテリーにテスターを当てるときは、ターミナルを外してバッテリー負荷を解放した状態にしてやらないと正確な判定はできない。
 テスター当てる為だけに、ターミナルを外すとなると、面倒くさいですよね。なんやかんやでターミナルの着脱に30分位掛かりますものね。
 では、どうするか?テスターを当てる前にコンフォートアクセス機能をオフにする方法を知らないので、車を離れる際にエンジンフードのロックを解除して置き、暫く(私の場合は1時間以上放置しています。 どのくらいでコンフォートアクセス機能がオートオフされるか 知っている方がいたらコメント頂けると幸いです。)経ってから、若しくは次回車に乗る際に少し早めに車に行ってテスターを当ててみるしかないのかなって、言うところです。
 コンフォートアクセス機能がオフでもクロック等への電力はバッテリーから供給されている筈なので、本当に精確に計測したいならターミナルを外す必要があるのでしょうが、今の愛車の場合は、コンフォートアクセス機能がオフ状態なら電圧値測定に問題ないレベルと考えています。

 メカニックからバッテリーが弱っていると云われた場合は、テスター当てたときの状況を確認する必要がありそうです。前車(E46)のときも車検の度に毎回のようにDのメカニックから『バッテリーが弱っているから、早めの交換を!』と言われていたのを思い出します。










Posted at 2022/11/03 11:45:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年10月04日 イイね!

DIY 蓄電式バッテリーチャージャー(??)


 以前からバッテリーが気になっていました。2022年9月、車検の際に整備士から『バッテリーが弱っているので、補充電するか 早めの交換をお薦めします。』と言われてしまいました。
 充電したくても、車の保管場所がマンションの機械式駐車場で常時地下2段目という状況ではAC電源を必要とする充電器を使用することが出来ません。

 エンジン始動前のバッテリー電圧を計測すると12.42V、エンジン始動後は15.24V、エンジン停止直後は12.91V でした。補充電さえ出来れば、交換しなくても もう暫くは大丈夫そうです。
 そこで、色々調べ定格電圧14.8Vのリチウムイオンバッテリーから車載バッテリーに充電できるのではないか? ひょっとしたら、そんな製品が既に発売されているのではないか? そんな事が頭をよぎったので、ネットでその様な製品が販売されていないか探しまくりました。しかし、私の探し方が悪いのか、はたまた その様な製品は発売されていないのか(何か電気的若しくは電子的に問題があって実用化されていないのかもとも思いました。) ネットで見つけることは出来ませんでした。

 あれこれ調べ、以下のことが分かりました。
 ①リチウムイオンバッテリーには、バッテリー保護回路がセットされた状態で流通していること。
 ②保護回路は、最大充電電圧や最小放電電圧、最大出力電流を制限してリチウムイオンバッテリーを保護していること。

 保護回路が最大出力電流を制限しているのは、好都合だと思いました。問題無くリチウムイオンバッテリーから車載バッテリーへの充電は出来そうに思いました。

 となれば、善は急げ。早速、AliExpressを物色、使えそうなリチウムイオンバッテリー(掃除機ロボットの交換用バッテリーでした。定格電圧14.8V 容量12800mah)、その充電器及びリチウムイオンバッテリーと手持ちのブースタークリップを接続するためのコネクターを注文しました。


 アリエクで注文したアイテムは、2週間程で届きました。あと必要なのは、ブースタークリップに繋げる電線です。注文したアイテムが届く前は、ブースターケーブルをちょんぎって再利用するつもりでいました。しかし、注文したコネクターとサイズが合いませんでした。コネクターが小さく、ブースターケーブルのコードが太過ぎました。


 仕方なく、最寄のコーナンProまでチャリを飛ばして電線を購入してきました。


 半田付けやらカシメやらして完成。後は、リチウムイオンバッテリーをフル充電して車載バッテリーに接続するだけです。どんな結果になることやら?


 リチウムイオンバッテリーは、フル充電すると初期電圧が16.26Vありました。市販の充電器の充電電圧に匹敵する電圧です。これは嬉しい誤算でした。


 フル充電したリチウムイオンバッテリーを車載バッテリーに接続してみました。接続直後の電圧は13.29V。テスターの数値を見ていると電圧値が徐々に上がっていきます。なんかとてもうまく補充電が出来そうです。
 購入したリチウムイオンバッテリーのアイテム ディスクリプションには、許容最大出力電流の記載が無かったため、似たリチウムイオンバッテリーのディスクリプションに記載されていた2Aと同程度と推測し、6時間で補充電が完了すると予想、6時間後にリチウムイオンバッテリーを外しに行き、車載バッテリーの電圧値を計測すると12.51Vと予想より低い値だったので、念の為リチウムイオンバッテリーの販売業者に許容最大出力電流について尋ねると、私が購入したリチウムイオンバッテリーの場合は、4Aとのこと。とすると、このリチウムイオンバッテリーの場合は、約3時間で補充電か完了すると考えたほうが良さそうです。



 ということで、リチウムイオンバッテリーを充電し直し、再度の補充電をしました。今回は、車載バッテリーに接続後約2時間半でリチウムイオンバッテリーを外してみることにして車に行きリチウムイオンバッテリーを外す前に電圧値を計測すると、12.93Vでした。この電圧値は、リチウムイオンバッテリーを外した直後も変わりませんでした。



 補充電後のリチウムイオンバッテリーの電圧値を計測すると、9.09V。ということは、既に補充電は、完了していて(リチウムイオンバッテリーは、放電し尽くしていて)車載バッテリーからリチウムイオンバッテリーへ電流が流れる状態になっていたということのようです。


 前回の補充電から約44時間後、車載バッテリーの電圧値を測ると12.58Vありました。なので、リチウムイオンバッテリーで車載バッテリーの補充電は可能と考えて良いようです。
 今回、掛かった費用は、アリエクに¥4,224、電線に¥74、合計金額¥4,298でした。

【注意】真似をされる場合は、自己責任でお願い致します。リチウムイオンバッテリーが発火して車に損傷を負った等、苦情を申し立てられても責任は負いかねますのでご了承下さい。リチウムイオンバッテリーの最大出力電流は、必ずご確認下さい。さもないと、補充電したつもりが、接続時間が長過ぎて却って車載バッテリーの電力を浪費しバッテリー寿命を縮めることになってしまうかも知れません。

 









Posted at 2022/10/06 18:50:04 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「メタセコイア並木」
何シテル?   09/19 10:05
Ambitious3939です。(以前はBMW3939でした。)よろしくお願いします。 1999年3月に新車で購入したE46 323i から、約22年4か月...
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