S15 O2センサー交換 リベンジ
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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色々試行錯誤しまして、結局これで外しました。
写真下側のミニガストーチで、O2センサーのエキマニ側ボス部(雌ネジ側)をあぶって熱膨張させ、
写真上側のフリーズルブスプレーをO2センサー六角部(雄ネジ側)にかけて冷やして収縮させました。
こうすると、雌ネジが膨張して雄ネジが収縮するので、ネジ山のすき間が広がって一時的に緩むようになります。
一時的に緩んでいる間に、写真中央の工具で大急ぎで緩めてO2センサーを外しました。
写真中央の工具は、ストレートの22mm12角クローフットレンチにスピンナーハンドルを付けたものです。
車上でO2センサーを緩めようとすると工具を振るスペースが少なく、6角ではいけない。色々やってこの組み合わせにたどり着きました。
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写真は最初のころ使っていた、アストロプロダクツのO2センサーレンチです。
諸先輩方の情報から、S15オーテックはこれでないとセンサー脱着できないということでした。
確かにこれであればオーテックでも工具が入りますが、3/8角を突っ込むところが星型の穴になっており、スピンナーハンドルが保持できず、作業中に脱落してやりにくいのです。
普通ならこのアストロ工具で良いが、ネジ山にトラブル抱えている状態だと苦しく、前述のストレートクローフットレンチにしました。
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外れた純正O2センサーです。
ネジ山がギタギタ。
何故こうなった・・・
六角部の傷みっぷりから、ここまでの苦闘が伺えます。
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エキマニの雌ネジ側も無事ではいられないので、アストロプロダクツのO2センサー用タップでネジ山を修正しました。
このタップは「ネジ山修正・清掃用」と謳っていて、ゼロからネジ山を切るようなタップではありません。
今回の雌ネジ修正はこのタップにはやや荷が重く、どうにかこうにかO2センサーがねじ込まれる5山分くらいは修正しきりましたが、タップ側も山が負けて潰れかけています。
今回一発でこのタップは終了かな。
あと、このタップはなぜか六角部二面幅が21mm。
O2センサーが22mmなんだから、22mmにそろえてくれたらよかったのに・・・
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S15配線図より、O2センサーの配線は、中央がセンサー線で、両脇がヒーター用電源線です。
BOSCHのセンサーの配線は、BOSCH取説より、
白2本がヒーター
黒線がセンサー
だったので、コネクターに付ける配線は、中央が黒、両脇が白の、白黒白の並びになります。
偶然の一致か、純正O2センサーの配線も白黒白の並びでしたね。
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純正センサーに付けていた7mmのコルゲートチューブを移植しようとしましたが、BOSCHのセンサーは配線のビニールカバーが太くてコルゲートチューブがきつかったので、8mmのスパイラルチューブで配線をカバーしました。
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BOSCHの新品O2センサー先端部です。
ネジ山には焼き付き防止剤?が盛られています。
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BOSCHの新品O2センサーを取り付けたの図です。
ネジ山を修正したので、取り付けは特に問題なく、ネジ締めてコネクター挿すだけ。
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オーテックバージョンはO2センサーの配線が長いので、エキマニに配線が当たらないように途中でブローバイホースにタイラップで固定しました。
オーテックバージョンのサービスマニュアルにこのような指示があるのです。
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取り付け後、NissanDataScanでO2センサーの出力を確認しました。
もちろんちゃんと動作しているんですが、新品O2センサーは純正旧品と比べてレスポンスが全然ちがう。
純正旧品O2センサーの出力をリアルタイムで見てると、
濃いですよ~、薄いですよ~
くらいの感じでまったり数値が変動してましたが、
BOSCH新品センサーは、
濃い薄い濃い薄い濃薄濃薄濃い薄い
くらいの勢いで、小刻みかつ俊敏に数値が変動します。センサーにすすが付いていない今の内だけかもしれませんが、えらいハイレスポンスです。
純正旧品でも車検は通ってたからダメではなかったはず。
でも新品BOSCHにしたら、心なしかアイドリングと低速街乗りで、エンジンがスムーズになったようなプラシーボ効果を感じます。
結構苦労しましたが、前回断念したO2センサーを交換出来て、ちょっとエンジンが調子よくなった(気がする)ので、個人的には大満足です。
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備忘録 参考情報
オーテックバージョン純正O2センサーの配線の長さ感です。
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