
トミーカイラZZ(EV)は未だ車検中です。明日手元に戻って来る予定ですが、車検費用は総額で7万5千円以内に収まりそうです。
電気自動車は1回目の車検までは重量税が免除されるということで、ZZ(EV)の場合は車重が1トン未満なので、エコカー外の場合であれば16000円超(継続検査時の2年分)掛かるはずと思いますが、その費用が免除になるのはありがたいことです。
さて、先日クルマレビューにも書いたのですが、このクルマは電池を最小限(18kWh)しか積んでいないので航続距離は短いのですが、その分、車重が軽いおかげなのか、条件が良ければメーター読みで1kWhあたり10kmくらい走ることがあります。
ただし、気温、勾配、アクセル開度、渋滞状況等の条件で相当変動することと、電池残量計の精度に不安があること等に鑑み、ひとまず3割ほど割り引いて1kWhあたり7km程度走るものとした場合、家庭での普通充電で1kWhが20〜30円、最近のガソリン高騰でハイオクがリッター170円ほどすること等に基づくと、ガソリン車換算でリッター40km近く(7×(170÷30)=39.7)走るのと同等のコストということになります。
ZZは、実はライトウェイトスポーツとしてはかなりの高性能車で、トルクウェイトレシオは21.99(車検証重量930kg/トルク42.3kgm)と、Wikipediaの情報に基づく限り、フェラーリF40の数値(車重1250kg/トルク58.5kgm=21.37)にも迫るくらいなので、この動力性能を持ちつつ上記の様な低い走行コストを示すって、実はかなりスゴイことなのでは?と思っていました。
しかし改めて考えてみると、もし年間5000km走るとして、電気代は5000km÷7km/kWh×30円=21430円程度、一方、例えば現行アルピーヌA110の燃費が穏やかに走ってリッター15kmくらいとすると、ハイオクガソリン代は5000km÷15km/L×170円=56667円程度となり、その金額の差は今の高騰しているガソリン価格が今後も継続するとした場合でも、年間35000円程度なんですよね。
上記は家庭での普通充電しか計算に入れていないため、これに加えて、ZZの出先での充電のために、例えば日産ZESP3のシンプルプラン(月額500円)を契約しておくとすると、それだけで年額6000円掛かるので上記の金額差は29000円程度に縮まり、さらにもし月1回、実際に出先で30分の充電を行うすると月1500円(←500円/10分)×12ヶ月の年額18000円が別途掛かり、金額差は11000円程度に縮まってしまいます。
そう考えると、ZZ (EV)の電費のアドバンテージというのは、残念ながらさほど大きくはないんだな・・・と思い直しました。
ちょうど自分が考えていたことと同じような内容で、カービューに「ガソリン高騰! EVにするとどれくらいお得?…電気代との損得分岐点」という記事が掲載されているので、こちらも大いに参考になりそうです(上記内容との細かな答え合わせはまだしていません)。
このブログの内容と関係ありませんが、写真が何も無いのも寂しいので、今日乗ったセブンとミニの写真を載せておきます・・・。
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2021/11/14 00:02:13