
停車中にサブバッテリーで使用できるFFヒーターは、キャンピングカーのオプションのなかでも値が張る品の一つですですが、付けてよかったオプションの上位でもあります。
25年前に乗っていたバンコンにも現在とほぼ同じベバスト社製ヒーターが付いていました。基本的な構造は変わっていないので、完成された技術ですね。おかげで外は真冬の寒さでも車内はポカポカです。
ポカポカくらいならいいのですが、何せ狭いハイエースの車内。すぐに「暑い」レベルに達してしまいます。同じタイプのFFヒーターは軽キャンから中型のキャブコンまでカバーしていますが、軽キャンなんて一瞬で室内の温度が上昇すると思います。
FFヒーターのスイッチは基本ダイヤル式で風量の調整のみ可能となっています。これは25年前の写真ですが、今も変わってないと思います。
車内を快適に保つにはこまめにオン・オフをするしかなく、就寝中は調整できないので寝るときに仕方なくスイッチを切るわけですが、今回うちの「ナロー銀河」はタイマーや温度設定が可能なマルチコントローラーなるものを奢っており、これなら室内を一定の気温に保てて寝ている間も快適!とタカをくくっていたところでした。
ところがある日のこと。今日は寒いけどFFヒータあるから完璧だぜとばかりに早速スイッチオン。車内の気温は5度以下。コントローラーの設定気温は20度。ヒーターの吹き出し口からは熱風が出ています。・・・車内に設置した温度計が30度(これもまあテキトーですが)を過ぎてもヒーターは止まることはありません。なぜ?
いろいろ調べたところ、FFヒーターの温度センサーは本体の空気取り込み口のあたりにあるとのこと。「ナロー銀河」のFFヒーターは、後部ベッド内部の機械室に整然と設置されています。ベッド下なので完全密閉とはいわないまでも室内の暖気は入り込まない場所です。ということは、室内が暑くなってもベッド下は寒いままなので温度センサーは感知せずヒーターはガンガン稼動すると。
これは困りました。マルチコントローラーにはプログラムタイマーがあり、時間を設定して4回までオン・オフ時間を設定できまので、対策としてはその日の気温を加味して就寝中にこまめにオン・オフするよう設定を行うことである程度安眠を確保できるかもです。特に明け方は冷えるのでその時間にオンになるようにすればいいと思います。
しかし、せっかく(高価だった)コントローラーで温度設定ができるのだから何か手だてはないかと更に調べた結果、同じことを考える人もいたようで、ベバスト純正の
リモート温度センサーなる部品が存在することが判明。これを室内に設置すればよいのでは?と、いつものようにネットで更に調べたものの、実際にこの部品を使ってらっしゃる方はお一人しか見つかりませんでした。
仕方ない、私が人柱になろうと決めました。長くなりましたので【後編】に続きます。
Posted at 2022/02/06 09:56:59 | |
トラックバック(0) |
キャンピングカー | 日記