
「ナロー銀河」のウリでもある、眠くなったらすぐに寝れる常設二段ベッドですが、実際のサイズ感覚は写真や動画で見るよりもミニマムです。ベッド幅は下段70cm、上段65cmとなっており、上段はボディ上部の絞り込みがあるので5cmの差が大きく感じます。往年の寝台特急のベッド幅(B寝台)は新型車で70cm、旧型車で52cmだったようですが、さすがに52cmは狭かったでしょうね。
ウェブの紹介やカタログでは生活感が無いですが、実際に寝具を載せてみるとこんな感じです。寝心地と衛生面を考えてシュラフの下にはセミシングルサイズのベッドパッドを敷いていますが効果はよくわかりません。冬はシュラフの下に電気毛布も仕込んであります。
常設二段ベッドの利点として「二人のうち一人が起きてても構わずに寝られる」というのがありますが、これは起きている人がダイネットに座っていることが前提で、ベッドの上に座ってウダウダするのは天地方向に余裕がないため難しいです。まあ、購入前からわかっていたことですが。
そこで考えたのは、二人ともベッドの上に座れるように、上段ベッドは展開せず、FASPシートに上段ベッドパネルを載せてツインルーム風にしてしまうのはどうだろうと考えて試してみました。
50cm幅のFASPシートに65cm幅のパネルを載せるだけではグラグラしますので、頭のほうはシンク下扉を開いて衝立とし、扉が下がらないよう床のあいだに木片を挟むことで台座としました。
また、足元のダイネット部には以前ご紹介したスツールがいい仕事をしてくれています。
さらに段差解消のために、思い切って65cm幅のごろ寝マットをニッセンでゲットしました。
枕とシュラフで完成です。天地方向に余裕があるのでベッド幅は同じでも解放感は段違いです。もちろんベッド上で座ることもできますし、すぐ横にFFヒーターのスイッチやテーブルがあるのも便利です。足元はトイレルームのドアが開くだけのスペースもあります。
欠点としてはベッドメイクに手間がかかるのと、スライドドアの冷気対策が必要なことですね。しっかり睡眠をとりたい時はこのスタイル、道中にちよっと寝て休みたいような時は二段ベッドという感じでフレキシブルに使うのがいいかなと思いました。
寝具は上段ベッドの奥に収まったので、横向きソファーの使用に支障はありません。最近はシュラフを袋に入れるのも面倒なので、布団のように二つ折りするだけです。
ハイエースナローベースのバンコンで、全面ベッドになる車種は豊富にありますので、このスタイルでの就寝は「ナロー銀河」のコンセプトを無駄にしている感はあります。しかし、スライドドア真横にベッドがあるということは夜中に出入りすることは難しいわけで、そう考えるとトイレルームがある「ナロー銀河」ならではのスタイルといえなくもありません。
早く車中泊ドライブで寝心地を試してみたいものです。長文お読みいただき、ありがとうございました。
Posted at 2021/12/18 20:50:44 | |
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