帯電防止コート剤を自作したうえで効果を検証しておられるコスワスさんのやり方を参考にさせていただいて、モータウン(MOTOWN)のクイックシャイン(QUICK SHINE)に帯電防止効果があるのか実験してみました。
発泡スチロールのビーズをペットボトルに入れて、ドライヤーの熱風を送ることで、乾燥と摩擦により静電気を発生させました。
発泡スチロールがペットボトルの側面に張り付き、浮いているように見えます。
3本のペットボトルをフタをしたまま普段の洗車と同じように洗いました。
一気に除電されて張り付きは減っていますが、まだ帯電していることが分かります。
ちなみに使ったシャンプーはカー用品ではなく液体の洗濯洗剤です。
洗浄したうち2本のペットボトルの外側表面にクイックシャインをそれぞれ1回と2回施工しました。
施工直後の様子は、写真のとおり洗浄しただけの状態とほとんど変わりません。
どうやらクイックシャインに即効性の除電効果はないのかもしれません。
そのまま1時間後。特に変化なし。
クルマへの施工と同様、クイックシャインを塗布後は、マイクロファイバークロスで磨き上げたのですが、特に1回施工のボトルは、クロスの摩擦で若干静電気が増加した感があります。
そのまま6時間後。
何もしないものはしっかり帯電していますが、あとの3つはやはり大差なしの状態です。
1日後。特に変化なし。
2週間後。特に変化がなかったので、試しにペットボトルをひっくり返してみると写真のような結果になりました。
「何もしない」と「洗車」が同じくらいに、「1回施工」と「2回施工」が同じくらいになっています。なぜ?
実験の結果と、しばらく車にクイックシャインを使ってみた感想により、総合的に判断すると、クイックシャインに帯電防止剤としての効果はないと思います。
しかし、陽イオン界面活性剤が使われているということは洗濯用柔軟剤を混ぜても打ち消し合ったりしないと思うので、今度はクイックシャインに少量の柔軟剤を混ぜたもので同じように実験してみたらどうだろうと思っています。
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