
今日7月12日はラジオ本放送の日らしいが…
別にそれに合わせたわけじゃないんだよ~(笑)
ふと思ったつーか気が付いたんだよな
クルマではワイドFM
家ではradikoになってるわけで…
電波伝搬からいうと室内…特に鉄筋コンクリートとか木材を使用しないマンション
↑なところだろやはりAMが聴きづらいということで↓のヘビーユーザーも多いかと?
はい…radiko=ラジコですよ
ネットを介在させるためバッファによるリアルタイムとの時差が30 - 90秒程ある
↑が弱点だけどネット接続環境が維持されているなら雑音なしで聴けるので
ノイズ混じりのAMよりもはるかに聴きやすくデメリットを感じないですねえ
当社も家では専らこれですが… クルマではどうかというと↓です

MAZDA2のCar RadioですがFMはワイドFM対応です
確かDEMIO時代は非対応だったそうですがMAZDA2になってからのOSは
ワイドFM対応になったというとなのでDEMIOでも最新OSにVersion Upさせれば
周波数帯域を拡大させることが可能なわけです
ワイドFM=FM補完放送
AM放送局の放送区域においてFM帯周波数を使いAMラジオと同時に放送する方式で
雑音/電波障害/自然災害に強いと言ったメリットがあることから地上波テレビが
2011年のアナログ→デジタル移行によるUHF帯への周波数変更後に伴い
従来1 - 3chとなっていた90 - 94.9MHzで再割当てを行った

図にすると↑なメリット・デメリットなんだけど地上設備に関わるコスト
それに海外からの混信や雑音の影響を受けやすいことから
国内ではこの先AM放送をやめFM放送に転換する予定が決まっているんですよ

ちなみに47局中↑を宣言していない3局は北海道のSTVラジオとHBC
それに秋田県をエリアとするABS(秋田放送)なんですが
この3局ともFM補完放送は既にやってたりします
STVラジオとHBCは札幌エリアのみ(手稲山送信所)
ABSは秋田市内のみ(大森山送信所)
まあ本局エリアのみなんですけど…
尤も北海道の場合はあれだけ広大なエリアをカバーしているわけで
100を超える中継サテライトをFM化となるととんでもない金がかかるんですよ
でも…余程の地方にでも行かない限りまず率先して地元ラジオって聴かない
そういう人も多いかもしれません
また宮古島や八重山諸島のように沖縄本島から中波=AM放送の電波は届かないため
島内にFMサテライト局を設置しているケースもありますが
そもそもAM局では結構なまでのスピルオーバー=放送地域対象外にまで送出
↑が存在しているのもまたありましていい例が↓です

静岡県内のトンネル再送信を行っている案内板ですが
NHK第1東京とニッポン放送もラインナップ
埼玉県久喜市(東北道からも見える)から300kwで力任せのバラマキをする
某国営放送はとにかくとしてニッポン放送は木更津送信所から100kw
そのため東京西部や埼玉以北ではFM補完がなければ結構な難聴エリアなんだけど
東京湾→太平洋→駿河湾と電波が伝搬するので
静岡県内でもよく聴こえる

実際のところ当社は愛知県豊橋市で真昼間にニッポン放送をクリアに聴いた
そんな経験もあるんですが…在京局(関東エリア)を再送信とは恐れ入ったぜ
在京局つまり同じ首都圏100kw局でもTBSラジオだとエリアは↓

送信所が埼玉県戸田市にあるからなのですがニッポン放送が苦手な北関東や信越
↑なところでも比較的聴きやすいという結果になっているのですよ
この辺は同じ100kwで川口市に送信所がある文化放送も似たような話です
そこで見方つーか考え方を変えてというかMAZDA2のAMラジオで
東京多摩エリアでのエリア登録を確認すると面白いんですよ
山梨放送とNHK第1甲府が…
関東でもない中部地方で受信も殆どできないのになぜなんだろう?
U字工事が出てきそうな栃木放送も…(笑)
これも殆ど雑音しか聴こえてきませんよ
で…これを今度はFMエリア登録を確認するとアレッ?となるんですよ
なんであのステーションがないの?
はい…あのステーションとは↓です
78.6MHz FM FUJI
山梨県を放送対象地域として超短波放送(FM放送)を行う特定地上基幹放送事業者
送信所が都留市/南都留郡西桂町・富士河口湖町の境界線上の標高1,785mにある
三つ峠山にあるため東京都23区・多摩地域・東京都区部/神奈川県/千葉県/埼玉県
さらには茨城県/長野県/静岡県でも聴取が可能であることから山梨県のFM局では
本来ありえない広範囲からのリスナー獲得とそれに伴う高収益を生み出す
いやいや…一応FM FUJIの親局は83.0MHzの甲府局そして80.5MHzの身延局という
如何にも地元密着系に寄り添うように見せかけて実は関東エリアの独立局との
差別化まで意識した編成をしているというFM界の風雲児つーか革命児でもある

なんとかと煙は高い所に昇りたがるじゃありませんが
VHF帯を使うFM放送ではロケーションのいい山の上から送信すれば
それなりに広域での受信が可能になるのですよ
同時にAM放送で広域エリアに万遍なく電波を届けるなら高出力が必要だけど
FM放送では好ロケーション=低出力で可能になるんです
たとえば…J-WAVEが東京タワー🗼→スカイツリーへ送信所移転した際に
ロケーション改善という理由から送信出力を12.5kw→7kwへ減力させられたし
FM FUJI三つ峠送信所はわずか300w
↑だけで東京都をほぼフルカバーしてしまうわけで
開局当初500wで申請して却下されたというのも納得の理由ですよ
なので…MAZDA2のFMを受信chモードに切り替えてみると…
78.6MHzで確認できます
東京西部だとその代りに78.0MHz bayFM(千葉)がダメになりますけどねw
それともうひとつ東京西部にいると気になる周波数が受信できます
86.6MHz なんじゃこれ?
ええ…なんですかと言われると何ですが流れてくるのはTOKYO FMでして
調べてみると↓ですた
TOKYO FM檜原中継局
東京都西多摩郡檜原村大字下元郷5211-1に所在するTOKYO FMのサテライト局
多摩・武蔵野地区ならびに埼玉南西部の難聴状態解消を目的に2015年12月開局
送信出力300wであるがアンテナ高813mのため広範囲で聴取が可能である
TOKYO FMなのにアンテナ高がJ-WAVEしているのは皮肉なんだけど…(笑)
こういう対策をしてくると益々FMばかり聴いてしまうんだろうなあ
その昔ノイズやフェージングと闘ってでも聴いていたBCL小僧も
多いとは思いますがこうなると短波帯を含めてAM放送も今は昔かと?

まあ近い将来AMっていうラジオがあったんだという話になるんだろうな