PIRELLI P ZERO NERO 205/55R16 + 日産純正OP BBS 7J 鍛造ホイール  

※2009年当時のインプレですが参考になればと投稿

購入時に装着されていたタイヤが古くヒビ割れなどのゴム劣化による性能低下
そして右後輪で釘を踏んでしまうという失態
修理コストを考慮しても新品交換した方が得策と判断した上で
履いてみたいという欲望からの装着

偶々イタリア製造同一ロットで4本揃うとの購入先説明があったために
これも決め手となりました

グリップ性能絶対的グリップだけを追求してしまうと
国産のハイグリップ系タイヤには勝てませんが
縦方向に関しては普通に公道を走らせるには必要充分の性能
カナリ粘っこいというとわかりやすいかと思います
むしろ横方向の剛性感がシッカリしているというか
そちらの方が強いかなという感じもしました
しかも一気に限界が訪れて気がついたときには
修正不可能な世界ということはなく
限界が近づいていることを段階的に
スキール音や滑り出しのコントロール性で教えてくれました

センター付近の反応は少しダルイけれど切り始めたら極めてリニアな感覚
積極的な荷重移動を行ってのコーナリングならば
自分が想像していたラインよりもより中に入っていく
乗り心地寄りに振ったスポーツタイヤとしては非常に優秀
ギャップ通過時のショックや突き上げは
それなりにあるものの角の尖ったものではなく
一度タイヤで衝撃を吸収してという感じですので不快感はなかったです

ヘビーウェットの高速を走る機会で
意図的に大きな水溜りを踏んでみたら
ハイドロプレ－ニングどころか通常とかわらない状態で難なく通過
カナリ高いウェット性能を持っていました

当社が最も注目していたのはタイヤ単体の重量
他メーカーに比較して16インチサイズで1㎏前後軽いという話を聞いてましたので…
タイヤが配送されてきた時に持ち上げたら
明らかに他メーカーのよりも『軽い！』
これを実感できて思わずニヤリ

さらに組み合わせたホイールは本来Y33シーマにOP設定されていたBBS鍛造ホイール
純正アルミに比べると大幅に軽量化ですので
1本あたりで2㎏以上のバネ下重量の軽量化が実現する見込が大正解
サスが今まで以上にハッキリとそしてしなやかに動くようになったのを実感
バネ下重量の軽減効果というものが
ここまでハッキリと体感できたのは初めての経験でありました

ただ…コンパウンドそのものは柔らかめでしょうね
2シーズン20,000㎞走行時に4本中2本のIN側が片摩耗により
スリップライン到達で他銘柄に交換
それでも今まで組み合わせたタイヤ+ホイールセットで
これが一番ベストだったと言い切れます
コスパとパフォーマンスを充分に堪能できましたから…