エアコン吹き出し口切り替えユニット製作の続きです。作ったユニットを少し加工して取り付け、吹き出し口を切り替えられるようになりました!!
まずは、取り付ける車側の確認と準備です。
助手席の足下から覗きこんだここの
まん中の□穴には、
こういう感じで、一辺に溝が切ってあります。
壊れたアクチュエータ側を見ると、
こちらにも溝があり、Ferrarichatによるとこれらを合わせて挿し込むとのこと。吹き出し口を指定するスイッチ位置に合わせて、アクチュエータは角度制御するようになっているので、その基準ですね。
作ったユニットにはそんな機能はありませんので刺せればいいのですが、□軸の一つの角が落としてあるのでそこは合わせます。
軸に溝を切ってはいませんが、ここを穴側の溝に合わせるということです。
なんとか挿し込んでみると、
ここが当ってちゃんと挿し込めないので、まずはここを切り落としました。
それで挿してみると、そこは当たらなくなり奥まで挿し込めるようになりましたが、
穴位置が合わせられません。反対側を見ると、
ここが当たっていました。なお、このあたりの様子は直接は見えないので、スマホで撮影しては写真を見るというのを繰り返して作業しています。
ということで、両方とも耳を削りました。
これでユニットは完成です。動いている様子がこちら。
このユニットを元々使われていたネジ(タッピングビス)で固定するのですが、固定部の耳の厚みが違うので合わせる必要があります。
しかも、元のアクチュエータの穴にはゴムブッシュが入れてあって、ネジを締めても多少柔軟に動くようになっています。
車側の軸を手で回してみるとわかるのですが、物理的に風路を変える切り替え機構は芯がきちんと出ていないようで、アクチュエータ側がそちらに倣って程よく動くようになっているのだと思います。
(順番前後しますが、板素材に柔らかい軟質塩ビ板を選んだ理由もこれです。)
そこで、程よいサイズのグロメット
を見繕って、これをカットして使うことにしました。
板にこれを合わせると、
ほぼほぼ同じ厚みになるので、柔らかいこれを挟んで締めればOKでしょう。
よくよく車側を診てみると、ネジ穴が割れているのですよね。
ゴムブッシュがあってもかなり力がかかってしまっているようです。
それもあるので、あまり締めこまずに固定することにしました。
で、取り付けた姿がこちら。
もうちょっと締めてもいいかもしれませんが、ひとまずこれくらいで様子を見てみましょう。
これでまずは外部電源を繋いで動作確認をしました。
サイドシルが広いのでものが置けます。
で、動かした様子がこちら。
ちゃんと回っていますね。思った以上にウネウネ動きますが、もうちょっと締め込もうかな。
動くことが確認できたので、配線をします。安全のためヒューズを入れます。近所のオートバックスで安売していたこれを使って、
こんな感じで既存のギボシ配線に割り込ませることにしました。ヒューズは0.5Aのものを使いました。
操作スイッチ(
もはや作ったのは1ヶ月前なのか)はここに置くことにしました。
穴開け加工などは一切していないので、ケーブルが見えるところを跨ぎますが、まあ良しとします。無加工でいつでも元に戻せることを優先します。
あっと、操作ラベルを貼るのを忘れていました。安物ラベルプリンタで印刷したこれを
ナイフで切り出して貼りました。
本当は透明地に白印刷でラベルを作りたいところですが、安物ラベルプリンターでそれはできないので、白地に黒印刷のラベルで作りました。このラベル作りは別途書きましょうか。
最後にエンジンをかけて動作チェックです。
おぉ~、ちゃんと吹き出し口が切り替えられますね。モーターの止めどころは実際の風を手で感じながら正転反転させていい所を探るシステムです。まあそんなにいじらないところなので十分でしょう。スピードも速すぎず遅すぎず、自然に操作できます。想像以上に上手くいったかも。
アクチュエータを新品に交換してちゃんと本来の機能を回復修理した方が気持ち良いと思いますが、とても安く直せたと思います。全額で2千円くらいかな。
でも、これで吹き出し口を切り替えられるようになって気が付いたこと。
吹き出し口を真ん中だけにしても、デフロスターからちょっと風が漏れて来ますね〜。これは電気系とは関係なく、中の風路そのものにそもそも隙間がかなりあるようです。
風量はそんなでもないので、これで夏場にフロントガラスの外側を曇らせないといいのですが‥‥‥。
そうなったらそうなったでまた考えますか。
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Posted at
2023/10/21 22:00:43