2007年12月18日
PATEK PHILIPPE REF「3710/1A」5/5
そして3710にも後日談があります。しかるべくその日はやってきました。アンティークウオッチフェアは銀座の松屋でやってるのだけど、パテックでは有名なお店が出展しています。そこでの話。
店員「ノーチラスのジャンボはオリジナルが価値があるんですよ。」私「オリジナルじゃないけど3710を持ってます」店員「あ~~パワーリザーブ付きね。あれね、問題があるんですよ。だからあのパワーリザーブは他のモデルに無いのです。」私「え?問題?」店員「そう、設計上の欠陥があり、パワリザディスクと文字盤の隙間(写真左上)から油が染みでるっていう。染みでるのはわずかなんだけど注意してみるとよくわかるんです。」店員「パテックはそれを欠陥とは認めず直してもくれない、そういう問題があったんですよ。」
欠陥とみとめない、なんてまことしやかな話しではあるまいか。そこで一気にこのモデルへの熱が冷めてしまったのです。冷静に考えるとオリジナルと少し違う形のベゼルや文字盤の平滑な感じ、単調なブラックマット、ローマンアプライドもパテックのロゴの位置(写真左下)も気に入ってなかった。手放す事に決定しました。
当時からレアな時計であったので、この時計は買った値段より高く売れました。しかし、ノーチラスは本当に不思議な時計で手放した直後からノーチラスが欲しくなったのです。良い時計ってそんなものなんでしょう。
Posted at 2007/12/18 18:08:45 | |
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PATEK | 日記