映画 「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」

11月14日(金)のブログ

映画 「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」
を観て来ました。



https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen




ブルース・スプリングスティーンを初めて知ったのは
当時放送されていたTVでの
Dancing In The Darkのミュージック・ビデオです。

この曲はどちらかというと
リズムやメロディーがポップ・ロック調な感じだったので、
こう言うのを歌う人なんだと思っていたら、
後年Born in the U.S.A.が発表されて
またボスと呼ばれる程のバリバリの
ロック・ミュージシャンだと言う事を
改めて知りました。


映像は夫婦の激しい言い合いの喧嘩と
その声に部屋で１人怯えている少年で始まる。

この少年がブルースで
バイオレンスシーンそのものは
映し出される事は無かったが
少年時代から家庭内での
父親のDVがあったのではと
想像させられる。

嫌がるブルース少年に対して
ボクシングのスパーリングを強要したり、
母親と言い合っている父の背中を
バットで叩いたり。


プロデビューしたブルースが
家を借りて
6枚目のアルバム『ネブラスカ (Nebraska)』
を作成していく過程に
本編のスポットが当てられており、
作品を作りながら
所どころで上記の映像が挟まれ
苦悩しながら作品を作っていた事が
分かる。

マネージャー等の関係者は
その異変を感じ取っていて、
心理カウンセラーを紹介、
カウンセリングを受ける事で
破綻しそうな心が壊れずに済んだみたいだった。

映像の最後には
父親との分かり合う様なシーンもあり、
心救われた感じだ。

そもそもこの映画を観るまで
鬱病を患っていた事を全く知らなくて。
（ウイキペディアによると
公表したのが2012年)
自分がDancing In The Darkを聴く前というか
少年時代から苦しんでいたんだと
知る事が出来た映画でした。

現在は76歳で
まだ元気に活動されている事は
ファンとしては非常に嬉しいです。