
弐号機購入以来、1度も交換していなかったバッテリー。
実は1年前くらいに一度上がってしまい、にもかかわらず、充電してダマシダマシ使っていました。
しかし最近、とうとう根性もなくなってきたのか、朝の始動時に「え?大丈夫?」という音でセルモーターが回るまでになっていました。
コレはイカン・・・
悩んでいると神の声。
あ、父です。お父さま。
「バッテリー代出したるわ。その代わり、エエもん安く買いや。」
さすがは河内の商売人の息子。己が息子に求めるのも賢い金の遣い方のようです。
というわけでアレコレ探し、
量販店で3万くらいのバッテリーを半値以下で買ってきたボク。
晴れて支援金を受け取れたワケです。
でね。
このバッテリー、オーディオの音が良くなったとか、ライトが明るくなったとか、いろんなこと書いてあるんですよアチコチ。
でもボクが変化を感じ取れる所で一番よく分かるところは、ルームランプのLEDが安定してつくようになった点ですね。HIDよりもポジ球LEDの変化の方が著明でした。
そして確かに音は変わりました。
しかし良くなったかというと、そうではありません。
詳しく言えば低音域よりも中音域のハリが強くなったというのが最初の感想。
ウーハーいらん位低音も出てますが、中音域ほどの変化では無いです。
音の明瞭間は上がっていますが、コレはスピーカーの限界値のせいでどこまで上がっているか明確には言えません。
ただ所詮は旧式カロナビと純正アンプ。スピーカーも純正部品がまだ残ってます。
結論から言えば、電源が強化された結果、現状オーディオの脆弱性が色々露見して涙出そうです。
特に高音域が・・・尖り過ぎて結構耳障り。
DVDの音なんかはそもそもソースの情報量が多いので、それがさらに増幅され粒も際立ち、厚みのある音でイイ感じなんですが。それも所詮は現状オーディオの範囲内です。
結論から言えば
「音が良くなるのは、ちゃんとオーディオをイジった車だ」
ということになります。
まぁ、だからと言ってボクは車のオーディオを本気でイジったりはしないですが。
セルシオやレクサスLSの様な遮音性重視の車かアルヴェルクラスの箱車、しかも日本車でないと絶対やらないでしょうね。
しかも本気で大金持ちにならないと。フロアカーペットはがして遮音材敷く所から始めるでしょう。
もちろん弐号機は、車のカラーが違うわマフラーは変わってるわハードトップだわ鉄板薄いわ車内に遮音材詰めるところが無いわ、そもそもそんな資金無いわ・・・というわけで、換えてもスピーカー、ヘッドユニット程度でしょう。アンプも「金ありゃやるか?」程度。
ちなみにボクの中の音の基準は、1に音の情報量、2に明瞭さ、そこに音のハリと囲まれ感が続きます。
またボクの耳は、中低~中音域重視バランスの耳です。
もう、ボクがカーオーディオにこだわらない理由が分かると思います。
囲まれ感と言うのはイコライザーやバーチャライザーで作ることができます。
しかし、クオリティの低いサラウンドは違和感を感じます。
そして本当にすごい囲まれ感と言うのは、そんなもの使わなくてもDAPとヘッドフォンアンプとイヤホンで作れます。
というか、そこが基準なので、並のオーディオセット、ましてやカーオーディオに大金を注ぎ込む事に興味が湧かないのでしょう。
以下、ちょっと専門的なこと書きます。
分からない人は読み飛ばすか、「なんか書いてある」程度でお読み流しください。
ボクの後輩が自作しているヘッドフォンアンプがあります。
まず彼のポータブルオーディオ仕様ですが・・・
DAP本体:KENWOOD MG-F516
Headfone:SONY CD900ST
Innner earphone:AKG IP2(+低反撥ウレタンパッド)
です。
そしてヘッドフォンアンプの中身ですが、
OPアンプ:LME49710(シングルOPアンプ仕様)
OSコン:耐圧6.3V・1500μF×8基(型番忘れ)
導線:0.9mm純銀線(基板上)
オヤイデ製4N純銀0.8mmテフロン皮膜 (各部接続)
抵抗:DALE無誘導巻線抵抗
内部電源:SANYO製リチウムイオン
外部電源:SANYO製eneloop(切離可)
トランジスタはhFEまで計測してコンプリメンタリ誤差5未満。
OSコンの超低ESRでセパレーションの差を吸収する様に配線。
線材およびハンダはすべて純銀。
この仕様を書いて驚かれる方は、おそらくハイエンドオーディオの中身に詳しい方でしょう。ええ、そこらへんのフルサイズハイクラスアンプすら、ココまでしているものがあるのかと。
あ、同時に、コレ分からない人はその時点で「お前の耳の程度なんぞ・・・」とか批判する資格がすでに無いと個人的には思います。批判する前に勉強してきて下さい。
いや実際、6.3Vの絶対定格を為しているモノを量産するのか?市販するのか?って話はありますがw
しかもこのアンプ、安全装置ついてないです。だからスピーカーを鳴らすアンプではなかなか実現できない質なのですよ。飛んだときの金額が2ケタ違いますから。
まぁこのアンプ、慣らしが終わるまでは硬すぎて聞き辛い音だったのですが、終わった後の情報量と音場の形成と言ったら、いろんなものちびりそうでした。
ちなみに分かりやすく解説すると・・・
普通人間がイヤホンで聞くと、音場は平面に聞こえるのが普通です。
そこからオーディオの質を上げたり耳を鍛えたりすると部屋の中でオーディオを聞いているような感覚に発展します。奥行きが出てくるんですね。
オーディオ仕様を変えるとその部屋の大きさが変わったり形が変わったり、部屋の端っこがハッキリしたりします。反響の仕方が変わり、それぞれの介在の仕方も変わります。
また耳を鍛えると、聞き取れる音の情報量が変わります。
後輩自作のアンプを使いCD900ST(もっとも音作りスタジオでのシェアが高いヘッドフォン)を使うと・・・ボクは音の中に囲まれたような感覚になります。
あ、ココで勘違いしないでください。
上に書きましたが音に囲まれる感覚は簡単に作れます。それは事実です。
しかし、音に囲まれた状態にいながら、音の反響する場所、つまりボクを囲む楽器のさらに外側の部屋の輪郭を明確に感じ取れる音を作るのは難しいです。
あいまいな部分がひとつも無い、それでいながら楽器の音に囲まれる。
ボクの経験では、音作りの上手なバンドの中で歌う感じでしょうか。
学生時代に歌ったりPAやったことを思い出します。
中高と放送部に在籍し、音にこだわる先輩・後輩の存在もあり、普通の人よりは耳に自信はあります。線材ひとつ変わっても違いが分かるくらいにはチューニングされてます。
そしてそこまで行くと、ノイズを常に拾いながら走る(自分の)車のオーディオに金を掛ける気にはさらさらなれないと、そういうことです。
「このブログで敵を作りそうだなぁ」なんて思いましたが、自分のブログなので思ったことを書きました。
気を悪くされた方、申し訳ありません。
しかしコレがボクの弐号機オーディオのスタンスであること。
またバッテリーの向上に伴い自分なりの対策・向上を図っていくスタートラインであることを、このブログで記すことにしました。
ご理解くださいm(_ _)m
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2010/12/19 22:04:16