
今日もギターの話。
こちらも先日のエレキギターと同様、人生の節目で購入した1本で、今でも手元に残しています。
このギターは、1997年に当時新品で購入した、Martin 000-28です。エレキギターも含め、人生において初めて手にした高額なギターです。(それまでは2万円もしないエレキギターを使用していました)
当時発売されていたエリック・クラプトンのUnpluggedのCDで、クラプトンがこの000というギターサイズを使用していた為、自分も購入しました。
中学3年生の定期テスト5教科 合計450点以上+第一志望高校への入学試験合格を条件として強請ってしまったものです。(両親もバンド活動をしていた経験があり、機材購入への理解はありました)
結果は第一志望高校への入学試験合格、しかし定期テスト5教科 合計440点弱だったのですが、数学の点数が100点満点だったため、大おまけで特別にOKになったと記憶しています。
都内の石橋楽器で当時の売価 19.8万円ほどだったと思います。今現在の売価は為替や木材やコストの増加により、税込み 48万円なので、2.4倍以上になっているようです。
こちらは私が完全に弾きこんでいるため、ボディーやネックも含め、かなり打痕やスクラッチ傷などが散在しています。
また無知というのは非常に怖いもので、恐れ多くも早くトップ板(表板)をビンテージと呼ばれているギターのような飴色や濃い茶色の様な外観にしたいが為、湿度や木材の割れなど何も考えず、わざと日に当てて保管したり、弾く際にサウンドホール(表板の穴の開いている箇所)の周りを金属製のピックで少し当てて弾き、削るようなスクラッチ傷を付けていました。(大反省・・・)
奇跡的に木材のクラックやネックの反りも全くなく、内部のブレーシング剝がれも通常の使用時に起こる程度で特別なものはありませんでした。
以前は新品時から取り付けられていたミタルカから、タスク(人工象牙)のブリッジサドルを取り付けていたので、音がキンキンして使いづらかったのですが、今は牛骨に交換してある為、非常に使いやすく、ギターのサイズも取り廻しが良い為、アコースティックギターを弾きたくなった時に直ぐに手を伸ばす1本です。
またかなり弾きこんでいる為、非常に鳴りがよく、ウッディーな音色を奏でてくれます。
あの時の日へ当てた効果なのか、年式から考えるとかなり貫禄のある外観へと変貌しております。(苦笑い)

94年頃〜07頃までにスタンダードモデルで使用されていた Martinのロゴ(Gold Foil)。実は個人的にはこのGold Foilロゴはあまり好きではないのです・・・。

L.R.Baggs Lyricのピックアップを搭載しており、ライブもバッチリです。マイクで拾うピックアップなので、ピエゾタイプとは異なり、自然な音が出てきます。

ジャックはストラップピン穴を拡張するのに抵抗があった為、ストラップエンドピンにミニジャックを移植し、ギター本体は無加工仕様にしています。
Posted at 2024/03/25 13:23:05 | |
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