
とある動画サイトで、3年のメーカー保証期間内に車両に不具合が生じたが、あるカスタムがされている箇所の問題でメーカー保証が打ち切られたというものが投稿されていました。
カスタムされていた内容は、同じ車種の上位グレードの純正パーツを装着し、コンピューターのプログラミングを変更するコーディングを行って、上位グレードと同じ内容を下位グレードで機能させるものでした。
今回不具合がおきたのは、このコーディング及び新たに取り付けたパーツ以外の箇所だったのですが、上記のカスタムが理由でメーカー保証が打ち切られ、修理の場合は全額自己負担になりそうといったものでした。
昨今ディーラーは、社外品の装着車やコーディング施工車に対して厳しめの対応を行う場合が多い様に思えますが、私が所有しているメルセデスではメーカー保証の案内の中でカスタマイズについて、包括的ではありますがメーカー保証が打ち切られる場合の記載がありました。
また以前所有していたBMWは、そこまで厳しくはありませんでしたが、できればホイールは純正戻しで入庫依頼をされていました。
(勿論コーディングは全て初期設定に戻して入庫していました)
メルセデスの場合は、当然コーディングNG、コンプライアンスの問題+ナビ等の不具合が相次いだ事から、テレビキャンセラーNGや、サブコン装着のままでの入庫、社外ブレーキパッドへの交換、さらにはブレーキキャリパーへの塗装(ブレーキキャリパーの塗装は基本的にブレーキキャリパーを分解して施工する為というのが理由のようです)をしただけで入庫拒否及びメーカー保証打切りというケースもディーラーによってはある様です。
(メルセデスのディーラーもシュテルン系、ヤナセ系などあるので対応が一律ではないかもしれませんが。)
また定かではありませんが、ポルシェの場合は社外ホイールですらNGなどと言った噂もあるとか・・・。(ドイツ車ではおそらくポルシェが1番厳しいのでは・・・などと言われたり言われなかったり?)
確かに一昔前までの車両と異なり、最近の車はコンピューターや電子部品だらけで、勝手にコンピューター内のパラメーターやパーツを変更すると不具合が生じる場合がある事は予想に難くありません。
自動ブレーキの性能、駆動系の制御等、メーカー純正パーツ及び各車両のパフォーマンスに適したプログラミングでコンピューターを設定しているのでしょうから、例え故障箇所とコーディングや装着パーツに直接的な因果関係が無かったとしても、耐久性や品質が不明な社外パーツで何かしらのエラーが発生した場合は原因追求も難しく、入庫拒否やメーカー保証打切りをされても文句は言えない様な気もしますね。
(純正パーツでさえ様々なメーカーからリコールが出ていますもんね)
カスタマイズは色々と楽しいものではありますが、私は「俺はメーカー保証なんて関係ない!!」と突っ走れない小者なので、引っかからない範囲でこれからもチマチマ楽しんで行きたいと思います。(当然小者なのでディーラー入庫の際は引っかかるかな?と思う箇所は(今の所ありませんが)原状回復して入庫です。 笑)

