
かねてから、個人的に問題視していた件。どの添加剤とどの化学合成油の相性が…という指摘はしませんが(そんなのいちいち調べられないし、それはメーカーもおなじでしょうから)、用心するに越したことはありません。また、個人の感想によるものなので、調査を綿密にしたわけでもありません。
が、スクショに貼ったような警告をアフタマーケットで潤滑系の老舗と言えるメーカが掲載しているわけです。
私は特にPAOがベースオイルとなっているものに「シール部侵食」を予感したので、メーカー推奨ラインのオイルは使用をやめ、鉱物油ベースの全合成油に切り替えました。グレードは落ちます。が、出費も落ちました(カストロールの10W-50一缶3000円よ?)。
現に、愛車が私の手元に渡るまでは、化学合成油オイル、しかも高性能を謳うものが入れ続けられてました。が、たかだか6万キロ走行のクルマではありえないと個人的には思える程度のシール部からのオイル漏れ、同じくオイル交換時の劣化度合いの酷さ(55000kmで高級品のF社〜輸入品〜のオイルが入れられていました。その前もディーラーでE社あたりの相当品が入れられていたことでしょう)を目の当たりにしていました。
オイルのグレードダウンで交換頻度が増すことは承知の上。もともとがセミ旧車乗ってるわけですから、ボンネットあける回数の増加は厭ってはいけませんし。
化学合成油の懸念は、ベースオイルに何が使われているかがわからない点にあります。いくつか公表されているものはあるものの、大抵は企業秘密です。添加物同士の相性は更にわかりません。
個人的には、モリブデンがスラッジ発生する報告をネットで見て(潤滑剤メーカの技術報告書)、添加物にこれを使っているオイルは避けています。
添加剤の投入も、これまでダメージを受けたシールの内部からの補修を期待する目的の、オイル硬度を硬めに調整するもののみでしたが、今回別な添加剤をオイルに追加するにあたっては、添加剤なしで全合成油を交換したあとにしてます。フラッシングもやるつもりはないので(フラッシングも余計な副作用の可能性があります)。
今のオイルに切り替えてから3回目の交換を経たところ。交換は大体5000km手前。今のところ問題はありません。
今入れている添加剤は問題は今のところでていません。基剤はオイルより粘度の低いもののようですが、元が硬いオイルなので。謳われている効能については実感には至ってませんが…まあ、これはもともとのケアが良かったと言うことにしておこう。
ただ、全くノーリスクとも思えないので用心はしていきます。
Posted at 2022/08/12 10:45:56 | |
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