
ご立腹のぷじょ子。
何かと評判の悪いAL4ですが、乗ったこともないのに悪評価する人が割といて時々悲しくなります。ぷじょ子…オレは味方だよ…😭
私の206SWは、整備簿から読み取るに50000KM走行あたりでギアボックスが全交換されております。納車時の距離が60000KM位でしたので、いい整備工場に作業してもらったものだとしたら超お得ということになります。ATFの交換を自前でやるのにどうしようかと悩んでたのですが、これで多分2万キロくらいは気にしなくて良くなりました👍
AL4は3速ロックなどの現象が知られてますが、自分のものではそういう現象は出ていません。ギアボックス自体が新しい上に、ATFも替えて間がないので当たり前といえば当たり前。206SWに乗る前はiCVTのスバル車に乗ってましたが全然違和感なし。加速もスムースだし。
同じ型とはいえ、206SWとしては最終型で、さらにその終息後かなり経った時点での全交換ですので、搭載しているものはオリジナルとは違う可能性もありますが、全く問題は感じません。
ただ、発進時加速については1→2速のシフトアップ時にカクつきが時々あります。ここはシフト制御のデッドポイント的なものがあり、他のAL4や、提携により製造されているルノーのDP0でも聞こえてくる話なのでこのギアボックスの癖なのだと思います。
ティプトロニックマニュアルモードで走らせていても、このあたりのシフトアップ・ダウンはどんくささを感じることもあり(マニュアルモードとはいえ、ECUの制御を外れるというわけではないので)、まあそんなものでしょう。
ただ、問題はないとはやはり言えないと思います。ネットでの報告をいくつか見ても熱に弱く、スラッジが溜まりやすいということはやはりあるように思います。
報告されている多くの不具合については大抵ATF交換で直っているようですが、日頃から引っ張り気味の運転をする人はやはりギアボックスの負荷は高いと思います。日本の道路だと低いギアで引っ張る傾向は高くなると思うので、早くATFが劣化することはあるでしょう。
ギアチェンジの効率については、数分間隔でドライバーの癖を学習してシフトパターンを6つのプリセットから選択するという話もありますが、だいたいにおいてエコノミーな運転をする私のパターンは学習された感じは206SWではありません。
それでは…ということで、マニュアルモードオンリーで走ってみたらどうなるか。道路の特徴は神戸市郊外の平地中心の国道と県道。信号少なめ、深夜なので車も少なめ。走行はだいたい60KM/Hのペースです。
オートマチックモードで200KMくらい走ったところの平均燃費(車載のドラコンから報告された値)は11.4L/100KM(日本の慣習で表現すると8.8KM/L)。ここからマニュアルモードで30KMくらい走ったあとでドラコンの表示は10.4L/100KM。日本的には9.6KM/Lになりました。もっと走れば差が更に出ると思います。
平地の信号停止状態からの発進で、シフトアップはタコメーターチラ見しながら2000〜2500RPMで実施。停止時は電子制御任せでコントロール。
時速60KM定速走行くらいだと4速で回転数は1500RPMくらいでほぼ一定。これが機械的に負荷がどうなのか、はまた考えるとしても、まあ負荷は少ないと思います(アイドリングが回転数700RPMくらいなので)…オートマチックモードでは2000RPMくらいだったことを考えると、それだけでもかなり燃費に貢献しそうに思います。減速時の燃料カットもマニュアルモードのほうがきっちり実行されていたように思います。
100キロ走って1Lの節約はちょっとデカイですよ。
私としての結論は、206SWではエコノミーなモードへの学習によるシフトはしてなさげ、です。人間が意識してコントロールするほうがはるかに効率良い。
ガソリン節約して走るならマニュアルモードで…ということになります。オートマチックモードの出番は?というとこの燃料費高騰の時期としては少なくなるでしょう。あと、多分マニュアルモード中心に使い、エコノミーな運転にするほうがギアボックスの寿命も長い。
燃費の問題はユーザが考えなきゃいけないにせよ、考えてなんとかできる余地があるのは良いことです。
私としてはAL4は及第点。うまく乗りこなしたいところ。
参考
https://ameblo.jp/wrongnet/entry-12491973329.html
Posted at 2022/03/29 01:30:49 | |
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