
粉ミルクは一般的な水道水(沸騰後70℃以上に冷ましたお湯)で調乳することを想定しています。ミネラルウォーターの中には、カルシウムやマグネシウムなどを多く含みミネラル分が高い、いわゆる「硬水」に区分されるものもあり、これを使用した場合、ミネラル過多となり赤ちゃんの体に負荷をかけてしまいますので、ミネラルウォーターの使用はおすすめしません。
ミネラルウォーターを調乳に用いてよいかどうかは「硬度」が目安。多くの国産ミネラルウォーターは東京都の水道水と同程度の硬度(10~100mg/L=軟水)で問題なし。ただ、外国産などの中に硬度が高く(=硬水)調乳に適さないものがあります。
ミネラルを多く含んだ硬度が高い水を「硬水」低い水を「軟水」と言います。
硬度100以上が硬水、100未満が軟水と呼ばれています。
硬水は、ミネラルが豊富なため少し飲みづらいです。
あまりに硬度が高いと下痢になることもあり、中には便秘解消のために飲む人もいます。
ただ、肌荒れになることもあり、体質に合っているかが問題になってきます。
赤ちゃんのミルクの調乳には硬度が0mg/Lが適しています。
※硬水の良い点
・洋食の肉料理に合う
→肉のタンパク質と硬水中のカルシウムが結びつきアクとなるため肉の臭みが取れる・苦を強調したい場合、コーヒーに適している
・運動後、発汗により失ったミネラルを補給するのに適している
・便秘解消になる
※軟水の良い点
・鉱物が少ないのでミルク作りに適している
・まろやかで飲みやすい
・緑茶、紅茶、コーヒーの香りと味を引き出す
・炊飯時に使うとふっくら炊ける
・うまみ成分が抽出され易く、昆布、鰹などから出汁をとるのに適している
・繊細な味が求められる和食に合う
・サプリメントや薬を飲むのに適している
・日本で取れるミネラルウォーターはほとんどが軟水のため日本人の体に合う

Posted at 2011/03/25 22:27:32 | |
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