新型ハスラーMR52Sの、メーカーオプション(MOP)9インチ・ナビについて、備忘録を兼ねていろいろ書いてみたいと思います。
……ところでハスラーの情報をネット検索していても、初代の情報なのか、二代目の情報なのかがぱっと見わかりづらくて困ったりしませんか?
と思って「新型ハスラーMR52S」と書いてみたのですが、新型ってのもいつまで新型なのか、モデルチェンジして三代目が出たら確実に違いますしね。
閑話休題。
車内で好きな音楽を聴く方法として、とりあえず検討したのが以下の3パターン。
1. スマホで再生してBluetoothでナビに飛ばす
2. スマホとナビを有線接続してAndroid Autoを使う
3. USBメモリをさしてナビで再生
結論から言うと、3が一番利便性が高いです。
音質については、ぶっちゃけすぐに馴れてしまうので、比較しながら聞き比べないかぎり、特別どれかが音が悪くて聞くにたえない、ということはありません。
大きく違うのはアートワークの表示で、1ではいっさい表示されません。
(小指が立ってるのは気にしない方向で)
Bluetooth接続でアートワークを表示するためには、送受信双方の機器で、AVRCP 1.6というプロファイルに対応している必要があるようです。
いまどきのナビ、スマホであれば、AVRCP自体にはまず対応しているでしょうが、問題はそのバージョン。
取説を見ても、ハスラーのMOPナビがAVRCPのどのバージョンに対応しているかわからなかったのですが、たぶん1.6には対応していないのではないかと。
下位バージョンには対応しているので、曲目やアーティスト名などは表示されるのですが、アートワークがないのはやっぱりものたりないですよね。
つぎに、2のAndroid Autoですが、こちらはアートワークもちゃんと表示されます。
ただし表示サイズは、後述する3と比べるとやや小さく、表示位置も画面左側。なにより有線接続が必須。
このあたりは、Android Autoの今後のバージョンアップで変わる可能性もありますが、現時点では、個人的にはいまひとつ。
さて本命の3ですが、アートワークもそこそこ大きく表示されますし(表示位置は画面右側)、基本的にUSBメモリさしっぱでいいので、ケーブルの取り回しやスマホの置き場に頭を悩ませなくていいという利点があります。
(いつのまにか曲が変わっているのも気にしない方向で)
ただ難点がひとつ。
レジュームにはもちろん対応しているので、帰宅して、翌日またエンジンをかけると、ちゃんと前日の続きから再生されます。
ソースを切り替えた場合も同様で、他のソースを再生した後USBメモリに戻ると、前回中断したところから再生が始まります。
ただし困ったことに、同じUSBメモリ内でフォルダを移動すると、各フォルダの1曲目に戻されてしまうのです。
これまで乗っていたクルマは古かったので、カーオーディオはCDとラジオしかついていませんでした。
そこで、スマホで再生した音楽をBluetooth接続したFMトランスミッターに飛ばし、カーラジオで受信するという使い方をしていました。
スマホに、たとえばジャズ、ロック、JPopの3フォルダをつくり、それぞれ300曲ずつ入れておいて、頭から適当に流しながら、気分によってフォルダを切り替えて再生するというようなやりかたです。
スマホの音楽プレーヤーはPowerampを使っていて、フォルダを切り替えても、前回再生していた曲や位置はフォルダごとにレジュームされるので、これで問題ありませんでした。
全フォルダの全曲を再生し終わったら、フォルダの中身を全削除して新しい曲に入れ換えていたのです。
ところがハスラーのMOPナビでは、前述のようにフォルダを変更すると曲の再生位置が1曲目にリセットされてしまいます。
そのため、これまでのようにUSBメモリに複数のフォルダをつくって、適宜そのフォルダを変更しながら再生しようとすると、なかなか面倒なことになります。
たとえばジャズからロックに切り替えた後、またジャズに戻って、前回の続きから再生したいとします。
それには、まず前回何曲目を再生していたのか、おぼえておく必要があります。さらにフォルダ内リストをスクロールして、目当ての曲を直接再生しなくてはなりません。
これではまったく実用的とはいえません。
もちろんこれは、私の使い方が流し聞きに特化しているからで、そうでなければあまり問題にはならないのだとは思います。
ただ、私の聴き方にはあっていない。
というわけで、現実的な対応策として、USBメモリを複数用意することにしました。
大容量のメモリをフォルダ分けするのではなく、1メモリ1フォルダで使う。ジャズが聴きたければジャズのメモリ、ロックが聴きたくなったらロックのメモリにさし替えて使う、という運用方法です。
これでアートワークも表示され、ジャンル(ひとによってはアーティストなど)を変更してもリスト内の位置がレジュームされる、ということになります。
大容量のUSBメモリ1個のほうが経済的だしスマートなのですが、いたしかたないですね。
Posted at 2022/03/12 22:50:45 | |
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