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写真は「諫早湾干拓堤防道路」です。

長崎県諫早市高来町と雲仙市吾妻町とを結ぶ広域農道で、2007年（平成19年）12月に開通しました。

長さは8.5km、ほぼ直線の道路です。


先日、行く機会があったので、撮ってみましたが（笑）、、、有明海側（写真左側）と締め切られた干拓側（写真右側）では明らかに水の色が違います。。。



まあ、干拓事業に伴う潮受け堤防の締切りと、有明海での漁業被害や環境破壊の因果関係については色々な意見と賛否両論があるので、危ない事は書きませんが、よく考えるとこの潮受け堤防が閉められてもう１５年も経つんですね。。。



最近になって知ったのですが、この諫早湾の干満の差が大きく、通常６mもあるらしいです（日本一らしい）。
東京湾は２m前後らしいので、やっぱここは干満の差が激しいんですね（＾＾；；）


諫早は干拓の必要性もさることながら、1957年には５８６人の死者と行方不明者を出す諫早大水害が起こっているので、（完全に堤防を締め切るかどうかの）方法論はともかく、大規模な潮受け堤防の建設は不可欠だったとの事情等もあり、諫早の干拓事業推進派と有明海の漁業関係者では双方の意見や主張が相容れないのは当然でしょう。


立場が違えば主張が違う。。。。。

突き詰めて考えても、双方の主張に正当性と科学的見地からの妥当性もある以上、解決の糸口は見いだせそうにありません。


うーーん、、、


まあ、政治力と利権が絡みまくった公共事業でもあった訳で、その見地からの検証も必要でしょう。





私は正直、長崎に住んでいながら、諫早湾の干拓事業には反対の考えでした。
（※理由としては、環境影響調査が不十分、明らかな環境破壊、赤潮発生の原因、漁業や海苔等への養殖業被害、公共事業への不信感等々）



しかし、昨年起こった、東日本大震災と大津波の映像や被害状況を見て、物の考え方や立ち位置が少し変わった気がします。


特にあの大津波。。。。



もちろん、大震災と干拓事業自体は関係ありません。


しかし変わったモノ。。。。


自分の立ち位置。　　立ち位置の変化に伴って変わる世の中の見え方。　　そして自分の考え方。

今まで『当然』だと思っていたことや、自らの根の部分で持っていたはずの価値観が揺らぎ、変わりゆく様。


やっぱ人間、色々な事を知る事によって学び、全然関係ないことに対しても色々な影響を受け・与えるモンなんですね。








とりあえず、堤防（自体）は大事だ！！
（・∀・）/