2022年05月29日
レビューの投稿フォーマットでも書いたのだが、やっぱり自由に文章を書く方が性に合っている。
本日友人に連れて行ってもらったのは、南青山のDSショップ。ブルーノートの隣の建物だ。自動車を売るのに駐車場がないというのは如何なものか。車で行ったら1時間300円のパーキングメーターか、1時間千円以上のコインパーキングを利用するしかない。
店舗の雰囲気は普通のディーラーとはちょっと違う。シックな内装で、ソファの革の手触りも良い。応対をしてくれた営業マンのファッションや髪形もそこいらのサラリーマン的営業と違ってファッショナブル。お金持ちのマダムに好まれそうだ。
余談はこれくらいにして本題に入ろう。
DS9はプジョー508のプラットフォームを利用しているという。だが、全長は約5mと大柄。ホイールベースも延長しているようだ。重量は508より100kgほど重いか。エンジンは508と共通の1.6ターボということなので、これだけで508とのキャラクターの違いは明確になっていると思う。508がきびきびとスポーティーに走るのに比べ、ゆったりとした性格であることが予想できる。
実車を見ると、なるほど、顔つきはいかにもDS。エンジンフードのセンターにクロームのモールが入るというのも今どき珍しい。リヤはシンプルで美しい造形。写真で見るより実車の方がカッコいい。
タイヤは19インチ。今どきの高級車は軒並み大径ホイールを履く。
ドアノブはポップアップ式で走行時はフラッシュサーフェイス。細かいこだわりを感じる。
まずは後席に乗り込む。上質なレザーシートが迎えてくれる。営業マンに言われて中央の肘掛けを出してみると、側面にマッサージ機の操作ボタンが。早速いじってみる。おぉ、気持ちいい。でも、こんなギミックが車に必要かなぁ。
シックな内装で目を引くのが、フォーカルのスピーカー。営業マンによれば、同じフォーカルでもプジョーより音が良いそうな。実際に音を出してもらった。曲目は分からないが、クラシックらしい。MP3音源だというが、信じられないくらい澄んだ音だ。これなら高い金を出してスピーカーを入れ替える必要はない。
乗り心地はと言えば、至極快適。高級車の乗り心地とは、こういうものか。とても19インチのタイヤを履いているとは思えない。・・・ん?そういえば、シビック・セダン後席の乗り心地も高級感あったよな。700万出さなくても、乗り心地を求めるなら俺はシビックでいいや。ただ内装や静粛性などトータルで考えれば、DS9は価値があると思うけど。
途中で運転を代わってもらう。ダッシュボードやインパネのデザイン、いいなぁ。アバンギャルドかつ上品。ファッションに疎い俺が言うのも変だけど、高級ブランドの服やバッグに通じるものを感じる。
操作系のデザインには機能美を感じる。無駄のない美しさ。
さぁ、走り出してみよう。ステアリングはとても軽い。が、不安を感じるようなスカスカな感じではない。街乗りではとても安楽で扱いやすい。ハンドリングは素直。508ほどきびきびした感じではないが、とても快適に運転できる。
後席で感じた乗り心地の良さは前席でも変わらない。モードをコンフォートからスポーツに変更しても、乗り心地は損なわれない。というか、変化が分からなかった。A/Tの変速タイミングが変わって、積極的に低いギヤを選んでいるのでスポーツモードであることが分かる。
普通に走っている分にはエンジンの力不足は感じない。ただ、少し踏み込み加減の時は思ったほどトルクが乗ってこない気がした。508より重量がある為と思われるが、車の性格的にこれでいいのだろう。
DS9は全ての乗員が快適にゆったり寛いだ移動時間を過ごす為の車だと思う。508の走りを楽しむのとは違う。個人的には運転の楽しさを取って508を選びたいが、上質なセダンを欲しい人にとってDS9はとてもいい車だと思う。
追記
後日カーグラTVを観たら、松任谷さんが俺と全く逆の感想を述べていた。試乗コースに青山と箱根の違いがあるから?
Posted at 2022/05/29 23:14:36 | |
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2022年05月29日
試乗したグレードは後席にシートヒーターやマッサージ機を搭載していることからも分かるように、すべての乗員が快適に移動できることに主眼を置いているようだ。内装も上質なら乗り心地も上質。
外観も他のどの車にも似ておらず、輸入される台数も少ないようなので他人と被らず、個性を主張できる。所有する満足感があるのではないか。
Posted at 2022/05/29 22:15:41 | | クルマレビュー
2022年01月09日
mixiから「みんカラ」に移ってきて、記念すべき初書き込み。
友人Mr.Pに誘われてアウディA3に試乗した感想を書こう。
カーグラTVでCIVICと比較されているのを見て興味は持っていた。デザインはかっこいいが、エンジンは1リッターのターボ。ちょっと非力ではないかと疑いながらディーラーに向かった。
ディーラーが試乗コースに設定している道まで営業マンが運転してくれた(私は助手席)が、この時点で乗り心地が良いのがよくわかった。ファミリーカーなのでコツコツした感触は伝えてこない。タイヤは205/55-16"だから、現代の感覚では乗り心地重視と言えるだろう。だがさすがドイツ車、ボディも足回りもしっかり感がある。
試乗コースに到着し、友人が運転席に着く。発進加速は助手席でも十分な力強さを感じた。路面に砂でもあったのか、一瞬ホイールスピンするほどだ。アイドリングから過給が効いているわけではないのだが、1リッターとは思えないトルク感。1速の減速比が極端に大きいわけでもないと思うが、いったいどんな魔法を使っているのだろうか。
コースを1周して運転を代わってもらい、まずはじわっとスタート。うん、普通に加速してくれる。後方から車が来ていないのを確認して一時停止からちょっと踏み込み気味に加速。おぉ、十分な加速力。上り坂や高速道路の追い越しでは分からないが、平坦な一般道では不満のない性能だろう。
ハンドリングも申し分ない。車が思い通りに向きを変えてくれる。もちろんスポーツカーのそれとは違うのだが、とても素直な動きをしてくれる。
インテリアは直線基調でモビルスーツっぽい。プラスチックの素材感は誤魔化せないが、デザインがそれを補っている。シンプルで飽きのこない室内だ。シートは大柄なドイツ人が座るせいか、少し緩めに感じる。普段レカロに座っているからか、少し気になる。
価格は300ちょっとだが、その価格に十分見合う出来上がりだと思った。
mixiに書いた先代のA3を乗った時の日記を読み返してみると、路面の凹凸をコツコツ拾っていたという記述がある。タイヤサイズは変更されていないので、チューンが変わっているのかも知れない。ボディ剛性が上がっていることも効いている可能性がある。
先代はおとなしい性格がつまらないような印象を文章から感じるが、今回は最初からファミリーカーであることを理解した上で乗っているので、ネガな印象が無かったのだろう。
Posted at 2022/01/16 21:57:12 | |
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