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イイね!
2023年08月15日

定位と定位補正

定位について、どうも人によって、言っていることが違うのではということに気がつき、改めて考えさせていただきました。

私の理解は大まか以下のようでした。
オーディオ協会 用語解説
定位、音源の位置。音を知覚するときに、その音源の方向が特定できるときに音の方向 が定位されたという。ステレオ再生やサラウンドサウンド再生においては、音源の位置すなわち楽器音や人の声がやってくる方向や距離感が定まること。
音像と定位の違いは何?
目の前にある歌手の口や奏者の指使いなど、あかたも音が発せられている原音源がそこにあるようなイメージを、オーディオでは『音像』といい、その音像のできる位置が明瞭に定まった状態を、『音像の定位がいい』と表現する。

他の説明
再生音の音場で、音源の方向、音の聴こえてくる方向を指す。モノラル再生では、音はスピーカーの方向(および多少の上下感を伴う場合もある)から聴こえ、定位方向はひとつである。ステレオ再生では左右スピーカーの音が空間で合成され、通常、左右スピーカー間のどこかに定位する。ステレオ再生で、音がある位置に定位する条件としては、左右スピーカーからの音量差、時間差、位相差などがある。これらを意図的に操作することで、左右スピーカー間以外の場所に定位させることもある程度可能であり、小型ステレオやテレビ音声の臨場感拡大装置に応用されている。アンビエンスもこの一種である。サラウンドなどで、リスナーの背後にもスピーカーを置いた場合、理論的には音は背後にも定位することになるが、人間の耳は前面の定位感については敏感でも、背後についてはそれほどではないため、あまり明確な定位は得にくい。
定位には音の到来方向(角度)ばかりでなく、距離感も含まれる。しかし、そもそも「人間はどうやって距離感を感じとっているか」が理論的に解析しつくされていないため、再生音場への応用は未だ研究段階である。
距離感を感じとっているか」が理論的に解析しつくされていないため、再生音場への応用は未だ研究段階である。

wikiの説明:長く難しすぎて理解不能(笑

さて、ここで主題なんですが、一方、特にカーオディオにおいて、スピーカーのセンターの位置にリスナーのポジションが無いという問題があります。
これを補正するために、リスナーのポジションの補正という意味で、「定位(自分の座る位置?本当は坐位と言うべき))」という言葉を使われている人がいるのではないかと言ういうことです。いやむしろこれがカーオーデイオの世界では一般的なのかも知れない。
これを解決するために登場したのがTA(タイムアライメント)なのでしょう。
また、そのためにTAを使うならば、否定はしません。
ただし、ここで、話しがゴッチャ(混乱)になったような気がします。

私から言わせてもらうと本来の定位の意味は、上の説明のもので、リスナーのポジションの補正のための「定位」と言うのは、正しくは「定位(ポジション)補正」、もっと誤解無く言うためには「坐位補正」と言うべきではないかと思う訳です。

上の説明の最後に
「人間はどうやって距離感を感じとっているか」が理論的に解析しつくされていないため、再生音場への応用は未だ研究段階である。」
とありますが、これについては、前ブログで私の説明「両耳聴差*(音量と方向角度)」で、大まかな理論はほぼ解析されていると思います。
*目の場合は「両眼視差(りょうがんしさ)」といいますが、簡単な実験でわかります。例えばタレ下がるひも状のものを、片目ずつ見るとわかります。微妙に違って見えます。
この差が視界における遠近感、立体感を生み出している訳ですよね。
耳の場合もこれと同じような「両耳聴差(りょうじちょうさ)」というのがあり、それが音の遠近感、、立体感を生み出しているという理屈です。
また、ここで、反響、位相、時間差など持ち出してくる人がいるから、話しがますます混乱、複雑化するのではないでしょうか。

8月17日追記
「両耳聴差」という言葉をwikiで調べたら、ありませんでした。
その代わり「両耳効果」と言うのがあり、その中では遠近の判定は音量と時間差となっていました。本当にそうなのだろうか。
この説明の中に、耳たぶによる(片)耳でも持つ指向性能力については、何の説明もありませんでした。
大体、常識的に考えて、右耳と左耳の到着する時間差でその距離を判定しているなんて考えられますか。遠い音源ならまだしも、近い音源だとその差は僅差なものとなり、それを人間の耳が判定しているとは考えられません。
それから、自分の位置からまっ正面にある音源について考えてみると、遠近に関わらず左右音の到着時間は同じですよね。これでは判定不能ですよね。
ですから、そうではなく右耳と左耳の指向(角度)差であるという訳です。
角度差であるから、近い音源は差が大きくなるし、遠いものは差が小さくなる、これで距離を判定している訳ですよね。これなら納得できます。
つまり音量、耳の持つ指向性角度の差の「両耳聴差」であるという訳です。
その差を、脳が合成して、方向、距離を判定している訳です。
到着時間の差ではないと全面否定するものではありません、その影響も少しはあると思います。

タイムアライメントの効果
元々の発想は「坐位補正」のためのものであるから、それがうまく行ったからと言っても特別なものではなく、単に自分がスピーカーの真ん中に陣取って聴くのと変わりはないはずである。
それが、定位がどうのこうの、音場がどうのという話しになるから、これも混乱の元になる。
確かに右側寄りで聴いていた音が真ん中から聴こえれば、音場が広がり、定位も決まったような感じを受けるが、プレセボ効果の一種ではないだろうか。
本来の意味からする、定位、音場は基本的には変っていないし、関係の無い話の筈であるから。
(と辛辣な言葉を投げかけてみる)

以上














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Posted at 2023/08/15 09:45:00

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この記事へのコメント

2023年8月15日 18:56
まぁ、センターで聞くよりもオフセットで聞いたほうが差が分かりやすいですよ~。😅
コメントへの返答
2023年8月15日 19:15
差って?
TAの話しですか。
TAの有り無しの比較。
TA無しでセンター聴く?、それとオフセット(TA無し)で運転席で聴く?
ですかね?
それとも、いずれも運転席で、TA有り無しの比較をするということですかね。
ちょっと意味不明です。

文章、色々にとれるので、なるべく、分りやすいように御願いします。

2023年8月15日 19:23
いや、別に運転席や助手席でもよいし後ろの座席やボンネットの前でも聞いてみてくださいな~。
観察してみてどう聞こえるのか考えて見てくださいな~。🤔
コメントへの返答
2023年8月15日 19:33
うん?
言いたいことは、リスニングポジションに関わらず、TAをセットすれば、どこでも良く聴こえるということですかね。
今度、その差を聴かせてください。
あいにく、私のカーオデにはそういうセットがないもので。
2023年8月15日 20:28
「プレセボ効果」って何のことですか?初めて聞く言葉なんで。
「定位」、所詮ステレオ再生の場合、180°の直線状の音源の位置ってことですから、そんなに深く考えながら音聴いても楽しくないのでは?
音楽制作上(レコーディングも含め)、定位を決めるのはエンジニアで、コンソール上の「Pan-Pot」機能を使って決めて行くわけだけど、Pan機能は左右の位置決定だけなので、そこでエフェクター(リヴァーブ系、フェーズ系、ディレイ系)を使って、奥行き感や広がり感を持たせて、音楽全体に臨場感を与える。これらを考えても、「定位」は簡単には説明できるものではありません。物凄く奥深いものです。
エイトスターさんが、何を言いたいのか、何をしたいのか今一つ判らないのですが、「定位が良い・悪い」と言うのも、個々の聴き方、感性の違いですから、結論を出す必要も全くない訳で、個々のリスナーが感じるままに音楽を聴く!これに尽きると思いませんか?
コメントへの返答
2023年8月16日 9:26
>個々のリスナーが感じるままに音楽を聴く!これに尽きると思いませんか?
→まったくその通りで同感です。
>エイトスターさんが、何を言いたいのか、何をしたいのか今一つ判らない。
→3つあります。
①定位という言葉が人によって違うのではということで、ここを整理したかった。
②音の立体感というのは、眼が2つ、耳が2つあるように、「両耳聴差」と言う感覚で成り立っているということ。その「両耳聴差」と言うのは、左右耳の指向方向の角度の違いから認識しているということ。加えて音量も、しかし時間差と言うのは大きなファクターではない、ということ。
③これはおまけで、TAと言うのは本来、座位(リスナーポジション)補正の事ですよと。それ以上のものは基本的にないのではということ。

「プラセボ効果」(間違いでした):直訳すれば偽薬効果ですが、オーディオの世界ではよくある話で、何かいじったときに、それが原因ですごく良くなった気がする。しかし、時間をおいて聴いてみるとたいしたことはないし、下手をするとやらない方が良かったのではという効果のことです。皆さん経験していると思います(笑
よろしく御願いします。
2023年8月16日 10:27
ここで色々やり取りしても、私も「音響工学」の専門家ではないので・・・・
但し、「定位」と「立体音響」は別次元の話かと思います。
定位はモノラル再生でも存在しますよね。所謂「センター定位」。「単体音源の位置関係」だと思っておりますが・・・。
しかし、「立体音響」になると、ステレオ(2チャンネル)以上の出口が無いと存在しない。つまり両耳効果によって立体感を認識できる。ステレオ音源を作る側としては、センター定位の音源は3dB上昇する事も考慮に入れ、定位をプランニングしてミックスする(Sound Choiceで、たまに課題曲のSoundイメージとして図解している)。
話せば奥が深すぎて、簡単には済みません。
TAは大規模コンサートのPAでの使用が本来の技術かと(ディレイ・タワー)・・・。理屈は似ていますが、必要不可欠な技術ですよね。
個人的には、カーオーディオにハマって「TA技術が応用」されている事に一番感動しました。素晴らしい応用だと思います。

「プラセボ効果」ですよね。
確かに、多くのマニアが勘違いしてることが多々見受けられる。こういうのは無視するに限ります(笑)
コメントへの返答
2023年8月16日 11:01
人それぞれ、とらえ方が同じようでも、微妙に異なるというのがありますね。
まあ、こうやって話し合っていくうちに、相互理解し合って、その違いの差がすこしづつ埋まっていことに期待します。
ステレオについては、製作(録音)側と、再生(含むリスナー)側があり、成り立っているということは、一致していますね。さらにそのカギを握るものは、すでに製作側で決まってしまっているという点についてもですね。
それなのに、再生側で定位だの、音像だの、大騒ぎすることに疑問を感じたわけです。
TAについても、その技術はカーオーディオ以前のものであるかも知れませんが、少なくともカーオーディオの世界では、リスニング位置(座位)補正を目的にして出てきたものでは無いかと想像する訳です。
いや、そうではない、それ以上の効果を発するものだという人が居れば、それはもう人それぞれの世界になるのではないかと思う次第です。
まあ、すべては聴いてみての話しですね。ご協力お願いします。
追加
今、考えたのですが、大規模コンサートなどでは、必要な技術かと思いました。
なぜって、一つの広い会場で、なるべく会場全体同期させて、音を鳴らしたい筈ですよね。でないと常にやまびこが反って来るような音になってしまうと思います。
これが先行応用例だったのかもしれませんね。






2023年8月16日 13:09
ほぼおっしゃる通りだと思います。終了!
コメントへの返答
2023年8月16日 13:38
了解しました。
2023年8月30日 9:29
カーオーディオで定位・・・人は欲張りなので突き詰めたくなるんでしょうが、定位だけなら助手席でイヤホンに敵うシステムは無いんじゃないでしょうか😅


コメントへの返答
2023年8月30日 9:55
>定位だけなら助手席でイヤホンに敵うシステムは無いんじゃないでしょうか😅
→それは最強です(笑
ヘッドフォンなら尚可。
まあそれでは満足でないところが、つらいところですね。

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彼らの多くは米を食っているでしょう。
悪いと言っている訳ではありません。
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