日本製鉄 USスチール買収完了で会見 “合理的な判断”強調
2025年6月19日 12時23分
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日本製鉄はアメリカの鉄鋼大手、USスチールの買収完了を受けて会見を開き、橋本英二会長はアメリカ市場の成長性を挙げて、巨額買収は合理的な判断だったことを強調しました。
目次
≪会見での発言を詳しく≫
≪これまでの経緯は≫
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日本製鉄はおよそ2兆円を投じてUSスチールを完全子会社化し、買収を完了したことを受けて19日、本社で記者会見を開きました。
この中で橋本会長はアメリカ市場について「大きな魅力を持っていて今後も伸びていく。中国の安値輸出で世界中が困っているが、この影響も最小化できる極めて大きな有望市場だ」と述べ、巨額買収は合理的な判断だったことを強調しました。
一方、買収にあたっては、アメリカ政府が拒否権を発動できる「黄金株」を保有するなど経営に一定の影響力を持つことになります。
これについて橋本会長は、大統領の同意が必要な設備投資の削減や生産拠点の国外への移転などは考えていないとしたうえで「コミットしたことをさらに追加で拡大していくつもりなので全く支障はない」と述べるとともに経営の自由度は確保できると説明しました。
買収の狙いどおり、日本製鉄が経営の自由度を確保しながらUSスチールの経営の立て直しを実行し、巨額投資に見合う収益を生み出していけるかが今後の課題となります。
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Posted at
2025/06/19 12:30:00