天皇皇后両陛下 11年前の集中豪雨で被害 広島市安佐南区を視察
2025年6月20日 12時16分
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19日から広島県を訪問している天皇皇后両陛下は、11年前に集中豪雨による土砂災害で大きな被害を受けた広島市安佐南区を訪ねて、復興状況を視察されました。
広島市では、平成26年8月の集中豪雨で、166か所で土石流や崖崩れが発生して山すそにある住宅地を襲い、災害関連死を含め77人が亡くなっていて、両陛下は、午前10時半すぎに犠牲者が集中した安佐南区の八木地区を訪ねられました。
この場所には、災害発生のおよそ4か月後に上皇ご夫妻も訪問されています。
両陛下は、住宅などが跡形もなく押し流された現場に被災の2年後に整備された砂防えん堤などについて、国土交通省の担当者から説明を受けたあと、23人が亡くなった現場のほうに向かって黙礼されました。
続いて、おととし近くに開館した豪雨災害伝承館を訪ねて、被災して生き残った人たちの証言や災害の教訓をいかしたまちづくりなどに関する展示をご覧になりました。
皇后さまは、みずからも被災者の館長に「おうちは全壊ですか」と尋ねられ、天皇陛下は「語りはどのようにして集められたのですか」と質問されていました。
このあとおふたりは、豪雨災害で被災した人などと懇談されました。
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Posted at
2025/06/20 12:33:41