石川県に大雨特別警報 再び激しい雨 最大級の警戒継続を
2024年9月22日 8時00分
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大雨の特別警報が発表されている石川県能登地方には台風から変わった低気圧が近づき、再び激しい雨が降って浸水や土砂災害の危険度が高まっています。最大級の警戒を続け、無理な移動は避けるようにしてください。
西日本から東北にかけてのそのほかの地域でも雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに警戒してください。
目次
【専門家に聞く】能登半島地震の影響や今後の警戒点
整備計画超えるような豪雨
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【専門家に聞く】能登半島地震の影響や今後の警戒点
整備計画超えるような豪雨
“急激に増水しやすい”特性
地震の影響残る河川も
避難先の災害リスク把握を
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放送同時提供
石川県 少しの雨で災害リスクさらに高まるおそれ
気象庁によりますと、前線や低気圧の影響で石川県の能登地方では21日、線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となり、気象庁は石川県輪島市と珠洲市、能登町に大雨の特別警報を発表し、最大級の警戒を続けるよう呼びかけています。
能登地方では再び雨が強まっていて22日午前7時までの1時間には石川県が輪島市の上大沢町に設置した雨量計で41ミリ、門前町に設置した雨量計で32ミリのいずれも激しい雨を観測しました。
また、九州北部でもこの数時間雨が強まっていて、午前7時までの1時間には熊本県が人吉市に設置した雨量計で56ミリの非常に激しい雨を観測しました。
22日午前7時までの72時間に降った雨の量は、石川県の輪島市で501.5ミリ、珠洲市で345ミリ、新潟県村上市の三面で299ミリといずれも気象庁が統計を取り始めてから最も多くなりました。
氾濫が相次いだ石川県では、再び強い雨雲がかかっているため川の水位が上がっていて、新たな浸水被害や土砂災害が発生するおそれが高まっています。
石川県と山形県、新潟県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
今後の見通しです。台風14号から変わった温帯低気圧は今夜にかけて本州付近にある前線上を東へ進み、能登地方では昼前にかけて雨の強い状態が続く見込みです。
西日本から東北でも雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
23日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽北陸では150ミリと予想されています。
また、
▽四国と近畿で200ミリ、
▽九州南部で180ミリ、
▽九州北部と東海で150ミリ、
▽関東甲信と東北で120ミリの雨が降る見込みです。
さらに、24日朝までの24時間には
▽九州南部で100ミリの雨が見込まれています。
石川県では地盤が緩み、堤防などが壊れている川が相次いでいて、少しの雨でも災害のリスクがさらに高まるおそれがあります。
気象庁は低い土地の浸水や川の氾濫、それに土砂災害に最大級の警戒を続けるとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも十分注意するよう呼びかけています。
最新の気象情報や自治体が出す避難情報に注意して安全を確保するようにしてください。
Posted at 2024/09/22 08:35:14 | |
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