
富士山で初冠雪を観測 平年より21日遅く 気象台が発表
2025年10月23日午前8時25分
(2025年10月23日午前11時01分更新)
気象
富士山で23日朝、初冠雪が観測されました。平年より21日遅く、統計を取り始めて以降最も遅かった去年と比べると15日早い観測となりました。
富士山の初冠雪は、山頂からおよそ40キロ離れた甲府市にある甲府地方気象台から職員が目視で積雪の状況を確認し、発表しています。
気象台によりますと、23日午前6時ごろ、富士山の山頂付近に雪が積もっているのを確認し、気象台は初冠雪が観測されたと発表しました。
ことしの初冠雪は平年より21日遅く、およそ130年前に統計を取り始めて以降最も遅かった去年より15日早い観測となりました。
気象台によりますと、富士山の山頂付近には22日から雨雲がかかっていて、23日にかけて氷点下の冷え込みとなり、標高の高いところで雪になったとみられるということです。
ふもとの富士吉田市「初雪化粧宣言」
富士山は23日朝、山頂付近で雪が積もっていることが確認され、ふもとの山梨県富士吉田市は「初雪化粧宣言」を発表しました。
富士山の「初雪化粧宣言」は気象台が発表する「初冠雪」とは別に、ふもとの富士吉田市が観光PRなどを目的に、2006年から独自に発表しています。
甲府地方気象台はけさ、富士山で「初冠雪」を観測したことを発表し、ふもとの富士吉田市でも山頂付近に雪が積もっているのが確認され、市は午前8時40分に「初雪化粧宣言」を発表しました。
ことしの「初雪化粧宣言」は去年より14日早く、去年までの平均の10月5日より18日遅いということです。
富士山はこれから本格的な雪化粧の時期を迎えます。
Posted at 2025/10/23 18:44:10 | |
トラックバック(0) | 日記