「津田沼パルコ」今夜9時に閉店へ 最後の日にぎやかに 千葉
2023年2月28日 18時29分 千葉県
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千葉県の津田沼駅前に昭和52年に開業し、長年、街のシンボルとして親しまれてきた「津田沼パルコ」が28日閉店します。多くの人が買い物や写真撮影に訪れ、にぎやかな最後の日を迎えています。
昭和52年に開業したファッションビル「津田沼パルコ」は、船橋市と習志野市にまたがる流通激戦区の津田沼駅前で、街のシンボルとして親しまれてきました。
しかし、郊外の商業施設の進出やネット通販の普及などで、直近の売上高はピーク時の半分にまで落ち込んでいました。
開業から45年。
文化や流行を発信し続けてきた歴史に28日幕を下ろします。
最終日の28日は、限定で配付されるオリジナルのてぬぐいを目当てに、朝10時の開店前から長い列ができました。
駅と店をつなぐ歩道や店内のフォトスポットでは記念撮影をしたり、「津田沼のシンボルとしてよくがんばった」などのメッセージを掲示板に寄せる人たちもいました。
「パル爺」として知られるアクセサリーショップの店主は、「こんな小さなテナントも大事にしてくれて長年続けることができました。常連客が泣きながら握手をしに来たりお礼を言いに来たりしてくれて感無量です」と話していました。
最寄りのJR津田沼駅の総武線快速のホームでは、28日夕方まで、駅名の表示板の1つが「つだぬまパルコ駅」に変更されました。
「ありがとう」の文字も添えられていて、ホームは写真におさめる人たちが列を作っていました。
20代の夫婦は「デートはいつもパルコでした。日常の一部がなくなりポカンとしてしまいますが、最後にいい思い出になりました」と話していました。
津田沼パルコは、閉店する午後9時には、建物の壁面にレーザー光線で地域への感謝のメッセージが映し出されることになっていて、45年の歴史に幕を下ろすことになっています。
Posted at 2023/02/28 21:33:43 | |
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