将棋「叡王戦」第4局 藤井八冠が勝利 決着は最終局へ
2024年5月31日 19時32分
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将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦(えいおうせん)」五番勝負の第4局が千葉県で行われ、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)が挑戦者の伊藤匠七段(21)に勝って、決着は6月20日の最終局に持ち込まれました。
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目次
藤井八冠が勝利 対戦成績を2勝2敗に
藤井八冠「最終局に持ち込めたのはよかった」
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藤井八冠が勝利 対戦成績を2勝2敗に
藤井八冠「最終局に持ち込めたのはよかった」
伊藤七段「本局はあまり熱戦にできず残念な内容」
==第4局 時系列で==
15:30
藤井八冠の地元喫茶店“赤字覚悟の応援メニュー”
15:00
注目
“3時のおやつ” 今度は何を?
注目
昼食は何を注文したの?
10:00
注目
早くも“おやつ”2人は何を?
【振り返り】「叡王戦」藤井八冠1勝 伊藤七段2勝
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藤井八冠が勝利 対戦成績を2勝2敗に
「叡王戦」五番勝負は、ここまで伊藤七段が2勝、藤井八冠が1勝で、伊藤七段がタイトル奪取に王手をかけています。
第4局は31日、千葉県柏市で行われ、序盤に大駒の「角」を交換すると、互いにテンポく指し進めていきます。
先手の伊藤七段が守りを固めて攻めの機会をうかがう一方、後手の藤井八冠は持ち駒の「角」を起点に盤面を広く使って攻撃を仕掛け、徐々に形勢を有利にします。
伊藤七段は持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」に入っても粘りを見せますが、藤井八冠は手を緩めずに攻めきり午後6時2分、伊藤七段が132手までで投了しました。
この結果、ともに2勝2敗となり、決着は最終局の第5局に持ち込まれました。
去年、史上初めて八大タイトルを独占した藤井八冠は、ことしに入って「王将」、「棋王」、「名人」を相次いで防衛し、6月6日に開幕する「棋聖戦」五番勝負でも山崎隆之八段(43)との防衛戦に臨みます。
一方、伊藤七段は、去年の「竜王戦」、ことしの「棋王戦」で藤井八冠に挑戦しましたが、いずれも敗れていて、3度目の挑戦で初めてのタイトル獲得を目指します。
「叡王戦」第5局は6月20日に甲府市で行われます。
藤井八冠「最終局に持ち込めたのはよかった」
対局のあと、勝利した藤井聡太八冠は「常に距離感が難しい将棋と思っていて、何がよかったかはまだ分からないところだ。ひとまず最終局に持ち込めたのはよかったが、次も大事な1局になるので、しっかり状態を整えていければと思う。最終局は振り駒で先手後手を決めるので幅広く考えていきたい」と話していました。
伊藤七段「本局はあまり熱戦にできず残念な内容」
敗れた伊藤匠七段は「しっかり盤上に集中して臨めればと思っていたが、本局はあまり熱戦にできずに残念な内容だった。次の対局も注目される舞台だと思うので、よい内容の将棋を指せるよう全力を尽くしたい」と話していました。
藤井八冠の地元(愛知 瀬戸)ファンは安ど
藤井八冠の地元、愛知県瀬戸市の「せと銀座通り商店街」では、叡王戦第4局をリアルタイムで再現する“シャッター大盤”が用意され、午後になると地元のファンが次の一手を予想しながら勝負の行方を見守っていました。
そして、午後6時すぎに藤井八冠の勝利が決まると、拍手が上がり、ファンは安どの表情を浮かべていました。
商店街で乾物店を営む女性は「うれしいです。これまで勝つことが当たり前だったので心配になりましたが、商店街でTシャツを作って、いつもより気合を入れました。次も信じて応援します」と話していました。
瀬戸市の60代の男性は「応援する側も角番を経験したことがないのでハラハラしていましたが、勝ててよかったです。ただ、まだ防衛はしていないので安心できません。これで流れが変わったと思って、次はきょうよりもっと力を入れて応援します」と話していました。
Posted at 2024/05/31 20:17:16 | |
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