
学生時代、化学系の実験では、いつも器具の3回洗いを励行していました。教職員に厳しくそう指導されていたのです。試験管であれば、3回水道水で洗い、仕上げとなる4回目は、精製水ですすいで乾燥へ移ります。水道水ではスケール汚れが発生します。だからといって、精製水だけで洗っていたら膨大な実験費になってしまうでしょう。苦肉の策なのだと思います。
ディテイリングの世界でも純水洗浄があり、初期投資が高すぎて手が出ませんが、効果は想像できます。
農薬散布用の噴霧器使用後も、やはりタンク内を3回入念に洗い、最後は水道水を充填して1Lくらい噴霧させてから収納します。農薬は、水難溶性の成分が多く、フロアブル剤などは、微粒子を水中に分散懸濁させただけなので、洗浄が不十分だと目詰まりの問題が生じてしまうのです。
ディテイリングに用いるスプレーヤーは、さほど神経質になる必要はないと思うのですが、習慣ですから仕方ありません。農薬噴霧器と同じ仕上げかたをしています。
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2022/02/27 01:00:10