
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
今秋9/18に、菊池桃子「Eternal Best」という2枚組CDが発売されます。30曲収録で6,600円と発表されました。
2ヶ月前からの予約も始まりました。驚いたのは、この時点で収録曲が確定していないことでした。それで予約開始なの? という驚きがありました。桃子さんが悪いのではありません。これは、制作側の責任です。
一方で、肯定的な見方もしています。桃子さんがご自身のラジオ番組で、「未発表曲の収録も考えている」と明かしたのです。
私が知っている未発表曲は1つあり、それは、今から10年前の30周年記念コンサートで、桃子さんが披露した即興に近い曲でした。タイトルは、「ありがとう」だったと記憶しています。口頭でしたので、もしかすると、「ARIGATO」や「有難う」なのかもしれません。
あのときが、生涯で一番狼狽した数分間になりました。現世の崖から転落し、谷底の地獄へ向かって落下していく感覚が続きました。当然、記憶にない曲でしたので、手拍子や掛け声のタイミングが分かりません。桃子さんと目が合わないようにするのに必死でした。このときの私は、ラッキーボーイで、最前列中央のSS席にいたのです。心中で、「ゴメンね、桃ちゃん、この曲知らないよ」と謝り続けていました。
曲が終わると、「今日のために、即席で作った曲なんです」という種明かしがありました。
思えば、曲中で、「みんなが私に会うのを楽しみしていると知って、私も嬉しくなって、普段のままの感覚で家を飛び出してきました」というような歌詞が続いていました。
桃子さんは、10年前のこの時点で、アイドル時代のパフォーマンスは出せないことを悟っていました。そういう懊悩や葛藤はあるけれど、みんなが喜んでくれるのなら、感謝の気持ちで歌い続けたいという趣旨の歌詞とMCになっていたのです。
号泣しているファンもいました。不覚にも、斜め後ろのオッサンのすすり泣きでもらい泣きしてしまいました。当の桃子さんだけは、実に晴れやかな笑顔で、「私のファンになってくれて有難う」というメッセージを送り続けていました。
今年に入って、イベント参加抽選券付きの最新作を5枚買いました。今度の「Eternal Best」は、「ありがとう」が収録されているなら文句なしで即決します。でも、おそらく、収録なしでも1枚は買うことになると思います。ベスト盤だけで通算4枚目です。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、俺の意見を訊いてから収録曲を確定させるつもりで、桃子が連絡を待っているんじゃないの~。
再び、どぶろっく師匠です。
――もしかしてだけど、あの「ありがとう」という曲は、俺のために作曲したんじゃないの~。
実は、かなり多くのファンがそう思っています。観客席に思いきり視線を送りながらの熱唱でした。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2024/07/21 08:56:02